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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2020/06/05
  • 出版社: KADOKAWA
  • レーベル: 角川文庫
  • ISBN:978-4-04-379102-6

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つきのふね

著者 著者:森 絵都 , イラスト:国分 チエミ

親友との喧嘩や不良グループとの確執。中学二年のさくらの毎日は憂鬱。ある日人類を救う宇宙船を開発中の不思議な男性、智さんと出会い事件に巻き込まれる。揺れる少女の想いを描く、...

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つきのふね

税込 572 5pt

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商品説明

親友との喧嘩や不良グループとの確執。中学二年のさくらの毎日は憂鬱。ある日人類を救う宇宙船を開発中の不思議な男性、智さんと出会い事件に巻き込まれる。揺れる少女の想いを描く、直球青春ストーリー!

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みんなのレビュー411件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

心が壊れやすい人にはそれでも生きていけるだけの力もある、そう言い切れる人からの手紙とは…多くの人に読んで貰いたい作品です。

2006/11/05 02:35

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:TYANA - この投稿者のレビュー一覧を見る

直木賞を受賞して話題になっている森絵都、これが良かったという記憶があったので、再読してみました。
2000年を前にノストラダムスの大予言で世界が終わるかも知れないなんていう話をしている時期の物語。
そ、そういえば…98年頃というのはけっこう話題になっていたものです。
中学生のさくらは進路調査に「不明」と書いて、担任に呼び出しを食らう。
大親友だった梨利と口をきかなくなって40日以上過ぎ、クラスでも浮いてしまったさくらは、今日も智さんのアパートに寄っていく。
大人の男性の部屋にいたのを梨利のおっかけを自称する勝田君に見つかってしまうが、勝田もすぐ智さんに懐いて顔を出すようになる。
スーパーで万引きをして、さくらだけが捕まったあの日、出会ったのが智さん。
24歳の智さんは穏やかで、傍にいると居心地が良いのだが、全人類を救うノアの箱舟のような宇宙船のデザインを一人で考え出すと止まらず、しだいに壊れていく…
さくらと勝田は必死で智さんを何とかこちら側へ引き留めようとあれこれ頑張るのです。
梨利を裏切ったと苦しむさくら、万引きのグループに残っている梨利も違う風に苦しんでいたのでした。あの年頃では友達と気まずくなるのは確かに世界が終わるほどのことですよね…
万引きそのものが悪いとは最後まで自覚していないらしい少女達や、ここまで色々なことが起きているのにいっこうに気づいていない主人公の家族など、ありそうで苦笑いさせられます。
中学生でもわかりやすい書き方で、大人でも読める内容です。
かなり痛い部分まで入り込みながら、人間の生命力への信頼を漂わせ、弾力のある展開のあちこちにセーフティネットが張られている、暖かみのある物語。
良い本ですよ。

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紙の本

児童書であって児童書ではない、これぞ森絵都と思わせる一冊

2006/06/08 18:18

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

私たちはちゃんとした大人になれるのだろうか?
私たちに未来はあるのだろうか?
10代の頃、誰もが一度はこの本の主人公達と似たような心の葛藤があったのではないでしょうか。
大人ですら明日のことすら分からぬ恐怖に怯える今の時代、思春期真っ只中のさくら達は未来を想像できず、かと言って「生きる」意味すら分からず、「死ぬ」意味も分からずにもがいて苦し
んでしまいます。
しかも十代の子にとっては何よりも大事な学校内の友達関係が壊れたとしたら?きっと世界が滅びる方が友情が壊れることよりも幸せだと感じるくらいの比重なのではないでしょうか。
この物語ではさくらと梨利は双子に間違えられるくらいの仲良しで梨利を追いかける勝田と三人、いつも一緒でした、しかしさくらの属するグループのリーダーが変な男に熱を上げ、万引きを組
織的にするようになり、ついにある日の出来事で二人の友情は終わってしまうのです。
裏切ったのは本当は私の方だった。
ずっと「あの日」のことを気にするさくらと次第に暴走していく梨利。
孤独になったさくらが出会ったのが心を病む青年の智さん。歯車が狂うかのように静かに静かに4人は壊れていきます。
大人からすれば、彼女達のいう「裏切り」なんて全く小さなことですし、どちらに非があるわけでもなく、そんなに悩むことなのか?と思うくらいに何でもないこと。
逆に万引きをされていた店長が語るように彼女達の中に万引きなんて悪いことなんかじゃないという意識がある方が私にとっては衝撃的なことでした。
ですからラストの手紙までは児童書としては面白いけれども、大人が読んだらイマイチ納得できない本なのでは・・・と思っていたのに、やはり森絵都は違いました。
ラストの二行がこの本の全ての印象をガラリと変えてしまうのです。
心を病んだ青年が子供時代に送った手紙。
そのラストに書かれた言葉に殴られたような衝撃を受けました。
児童書であって児童書ではない、これぞ森絵都と思わせる一冊。

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紙の本

小さくても尊いもの。

2005/12/12 15:46

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:由季 - この投稿者のレビュー一覧を見る

泣きながら一気に読みました。(柴咲コウふう)
主人公の不器用さがあまりにも今の自分の重なって。
自分がおかしいと思っていたその時に、世の中は複雑すぎるから、人は簡単に狂ってしまう。だから、狂ってしまうことは、ちっともおかしいことじゃないんだ、って。
小さくても、尊いものに助けられて、人は少しずつ歩んでゆくんだ、と。
森絵都の作品の中では初期の作品で、まだ未完成な感じがするこの作品だけど、物語全体から発せられる温かさと、人間の”色”の描き方が、本当にいい。
登場人物たちは、誰も彼もが少しずつ狂っていて臆病だけど、それでも生きていかなければいけない。と、様々なことに奮闘する姿は本当、感動でした。というか、間が良すぎた。
この作品、前にも読んだことがあるんだけど、今回は前回読んだとき以上に染みた。最高。

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紙の本

手紙

2021/04/06 19:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

森絵都さんは重いテーマでもユーモアもあって読みやすくて大好きです。最後に出てくる手紙には本当に胸を打たれました。タイトルの意味もとても良かったです。

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紙の本

この方の作品が好きで、読みました。

2014/10/30 22:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る

この方の作品が好きで、読みました。
中学生が体験する心の物語。設定は重いです。ですが、描写がうまく、全く逃げていません。

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紙の本

感性の変らぬ大人が、言いたいことが言えなくなった原因となる柵を取り除いて読める本

2006/04/21 21:16

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひまわりまるこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジュニア小説人気、YA(ヤングアダルト・ムーブメント)は何事うとい私でも耳にする。 『永遠の出口』は書店の目立つ場所に置かれていたし、「とても児童小説とは思えない」と言われる”佐藤多佳子”や”あさのあつこ”も読んでみてうなづいた。 アニメやコミックの影響を色濃く受けた世代の作家と思うが、大人が夢中になるYAとは、、? 確かに、ジャンルを越えていいものはいいだけじゃないが、なぜ今?
生まれてからずっと真っ直ぐに天真爛漫に生きていけたら、どんなによいかと思う。 大人の小説とは甘いも酸いも知った人が読める書物ということらしかった。 で、ここで考えてしまうのが、世間ずれした大人と呼ばれる人達はどれだけ大人なのかということであり、世間をまだそんなに知らぬ若者はどれだけ真っ直ぐかということ。 人はどれだけ変るかというと、例えば、高校大学を卒業して一、二年で一見ガラッと外見が変る(凄く痩せたとか、恋をした、出産経験とか、社会に出たとか)ケースもあって、短期間でも人は成長、変化すると勘違い(?)してしまいがちなのではないか?
中年になってみると、自分がさほど精神的に成長などしていないのが分る。 同窓会などに行ってみればいい。 皆、ほとんど本質的な所は昔のまんまで感激してしまうのが普通らしい。 どう感じるかはそんなに変化してなくとも、言える立場とか状況が変化してるだけかも。 人間、ちょっとやそっとじゃ変らないのだ。 ちょっとやそっとじゃ大人になんかならない。 子供が悩むことと本質的に同じことで大人も悩む。 おなかが空いたと泣く赤ん坊と同じに、欲しい物が手に入るまでいろんなことをする大人はそこかしこに居る。 近所づきあい、世間との折り合いにきゅうきゅうしている大人のように、子供も毎日大変だし。
中年でもジュニア小説を書けるかという問題を考えてみて、熟年の純愛小説が売れているのだから書けるのではと思う。 ジュニア小説を書ける作家が精神的に若く新鮮さを失っていないのではなく、大人と同じ問題をしがらみをとった状態で大人が再思考できるかどうかだけなのではと感じる。 持てる時間も違うかもしれない。 書いている時だけでも、時間を確保して問題を感じ取って対応すればいい。 なんたって、大人は大人になり切っていないわけだから。 ジュニア小説が成熟したというよりも、、大人が本音を口にしたくても口に出せない事を、少し言い方を変えて、ジュニア小説の中で言わせることが出来るだけなんじゃないかって。
『つきのふね』が何を言いたかったのか、その存在の意味は最後の印象的な小学校二年生の手紙に凝縮されている。 驕りつつ、同時に自信喪失した大人には決して書けない文章を森絵都さんが書けたのは、小説を書くという狂気の世界の中で、自分の柵を取り除くことに成功したことに他ならないと思う。

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紙の本

私はナウシカに出てくる巨大飛空艇を思い描きました

2010/10/19 09:33

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 冒頭の主人公の心象が,物語の大事なテーマを語っている。
「このごろあたしは人間ってものにくたびれてしまって・・(略)・・なんだかしみじみと,植物がうらやましい」心に刺さる二行だ。

 前半は,主人公のさくらと,疎遠になった親友梨利との確執が中心だ。理由は後半まで明らかにされない。勝田君という,元仲良し三人組を称するおせっかい屋が,ストーカーまがいの行動で物語の推進役となる。
 さくらには秘密の友達の智さんがいる。元親友からの逃げ道である年上の人は,宇宙船の設計図を書くのに没頭する人だった。

 ここまで,我慢です。仲間外れとか,良くないグループとの諍いとか,私の趣味ではないところ。前半の勝田くんの行動も度を過ぎていて気持ち悪く,私も智さんの宇宙船エピソードに救われながら読み続けておりました。

 後半,さくらと梨利の確執の原因に話が及び,ぐんぐん加速を始める。特に,友情を取り戻していく展開が心を打つ。それぞれの登場人物が,それぞれの必要なものを満たすべく心が揺れ動く。
「つきのふね」は,森さんが心の宝物を見やすくなるようにしてくれた仕掛けのようだ。反動があるだけに,感動もひとしおである。前半,ちょっとやり過ぎ。

 それにしても,心が満たされていくのを見るのはいいものだ。人と人とが寄り添うのに,絶対的な関係なんかない。友情は,いつだって生き物のように息をしている。
 現実感たっぷりの,甘さの控えめな紅茶の味がした。

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紙の本

つきのふねが連れて行ってくれる場所

2009/03/06 12:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きゃべつちょうちょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「あ、いいもの見つけた」という、宝物を探し当てた気分。
物語はしずかに、でも激しく進行していく。
作者の「ほとばしるもの」が感じられる。

ヤングアダルトものは、なかなかその主人公が設定された年齢に
自分を投影しにくいので、私が苦手なジャンルかもしれない。
すっと物語のなかに入っていけないので。

でも、これはいきなり引き込まれる。
とても穏やかな筆のタッチで物語の世界へ連れて行かれる。
「え、つぎはどうなるの」と読み進んでいくうちに
クライマックスへと突入していく。

中学生のさくらは、あることをきっかけに
親友の梨利と仲違いをしてしまう。
そしてよく一緒に遊んでいた同級生の勝田くんが、
ふたりを仲直りさせようと頑張るが、なかなかうまくいかない。
大切な梨利を失ったさくらの、唯一の心の拠り所は、
彼女がコンビニで万引きしたときに逃がしてくれた店員の智さん。
しかし、智さんも心に深い傷を抱えており、精神的に追い詰められていく。
そんなとき、町では連続放火事件が起こり、梨利は不良グループに
どんどん染まっていくが・・・。
と、いうふうに話は進んでいく。

「つきのふね」というタイトルがとても秀逸である。
このタイトルの中に、これだけ色々な意味が詰まっているとは
おもわなかった。
そして、エンディングでは本当に心を揺さぶられる。

私はラストに辿りつくまでに、三回、泣いてしまった。
中学生を「とうに」超えた大人のほうが、感動できるのかもしれない。
森絵都という人は、どうしてこんなに温かい物語が書けるのだろう。

蛇足だが「アーモンド入りチョコレートのワルツ」もまた
繊細な感情を温かな目で拾い上げる、素敵な物語集である。

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紙の本

人類を救う宇宙船、4人を繋ぐつきのふね、そしてそれより大切なもの

2006/01/03 00:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:永遠のかけら - この投稿者のレビュー一覧を見る

ある日を境に、最高の親友だったさくらと梨利が口も聞かない日々がはじまり、その日以来、どうしていいのかわからないまま、不安と寂しさを抱えるふたり。そして、そんな梨利とさくらを見守る勝田くん。
さくらの心のよりどころである智さんは、任務にのめり込み、同じ頃、街では放火が続いている。
みんな弱くて、だけど強くて…。
それぞれが、自分以外の誰かを想う気持ちであふている。
『つきのふね』は、大きな愛を信じたいと思ったときに、おすすめです。

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紙の本

自分の足で立った大地の広さが時々怖い。そんな時は、空を見上げる。

2011/04/30 15:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はりゅうみぃ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「つきのふね」 

本編中は「月の船」と表現されているが、この本のタイトルは「つきのふね」

読み終わると初めて分かる、作者からのメッセージだ。

                *

真水過ぎても生物は生きられない。生物には適度なケガレが必要だ。
人の心もしかり、ケガレとは知恵であり、意思であり、感情だと思う。

さくらを始め、ここに出てくる子供達がケガレ始めた純水ならば、智さんはケガレを拒んで純水であろうとする人。
彼らは互いに係わる事で、感化され、浄化され、「人」として生きていく事が出来るようになっていく。
ケガレる事は決して悪い事ではない、ヨゴれる事とは違うのだと、交わることで互いに知るのだ。
人は一人では生きられない、いや、生かされていない。


今はもう、彼らは月に船を探さない。
ケガレという人に許された甘美な足枷で、両足を大地にしかと繋ぎとめ、ただ、ハレた月空を振り仰ぐ。

冴えた月光が大地に映す自分の影は、黒く揺らめきケガレながらも、誰よりも何よりも私の側に在る。
月への船を、ここで探す。誰かと一緒に、創っていく。




炎の浄化による純の結晶、「月の船」
焼け跡にケガレて鈍光(ひか)る、「つきのふね」



どちらの輝きも美しい。



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紙の本

ひとは

2018/11/11 18:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

優しい人ほど誤解されやすくて、こんな風に壊れそうな心を隠して生きているのかもしれません。
彼らのように支え合える人に出会えたらきっと世界はもっとよくなるのでしょうね。

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2004/12/01 00:00

投稿元:ブクログ

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2005/11/26 20:32

投稿元:ブクログ

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2005/12/17 01:24

投稿元:ブクログ

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2006/01/14 00:00

投稿元:ブクログ

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