- 販売開始日: 2020/05/25
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: キャラ文庫
- ISBN:978-4-19-900673-9
ふかい森のなかで
定職に就かず人目を避け、外出はたまのコンビニだけ――引きこもりの稔明(としあき)の元へ、父の差し金で三歳年下の大学生・晃二(こうじ)が世話係としてやってくる。追い返そうと...
ふかい森のなかで
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商品説明
定職に就かず人目を避け、外出はたまのコンビニだけ――引きこもりの稔明(としあき)の元へ、父の差し金で三歳年下の大学生・晃二(こうじ)が世話係としてやってくる。追い返そうと嫌がらせを重ねる稔明だけど、「あんたを見てるとイライラする」と、むりやり犯されてしまった!! ところが初めて知ったセックスの快楽に、稔明は次第に溺れてゆき!? 閉ざされた部屋の二人だけの遊戯――ダーク・センシティブラブ!! ※口絵・イラスト収録あり
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森は檻
2021/09/01 05:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
これは稔明の解放の物語
家庭環境(父は浮気・母は浮気相手と駆け落ち)
学校での虐めの末に
森の中のようなマンションの一室で引きこもる。
事業に成功している父のおかげで、
お金に困ることもなく、
実家の家政婦も通ってくれるので生活のあれこれも問題ない。
(ただし、父の企業がブラックなのでそれもいじめの原因いなっていた)
多分、かなうならばこの森の中に永遠に閉じ込められていたいのだ。
一人では出て行けないから。
読み始めてすぐにこの森が檻だとわかる。
その稔明のところに
父の依頼により世話係として晃二がやってくる。
静かだった森を嵐のように晃二が荒らす。
コミュニケーション能力が低く俊明の態度の悪さも相まって
レイプされるという・・・
でも、それがまた森の中の不思議な関係を作り出してしまい・・・。
とにかく稔明の動転ぶりや耽溺ぶりが色鮮やか
稔明視点が固定で揺るぎないので、
晃二の心の揺らぎ具合は見えにくい。
でも言葉の切れ端や態度の端々から読み解けるものはある。
しかし、稔明には全然わからないし伝わってない。
とはいえ、晃二のやり方等々は言動も乱暴すぎる。
言い分は間違ってはいないけれど、少しひとり
稔明が逆に転んでも仕方ない状態だったかと思う。よがり的にも聞こえるし。
バックボーンを知らずに(考えずに)、
常識や正当を武器にした言動なので。
とはいえ、晃二もまだ大人になってない年齢だしなぁって考えると
仕方ないとは思います。
うまくいったのは奇跡案件かと。
森が檻でなく森となり稔明の場所となる。
荒療治ではありましたが、解放の物語だったです。
☆3.5
ひねくれお坊ちゃま受け
2012/09/14 13:34
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
定職に就かず人目を避け、外出はたまのコンビニだけ。
引きこもりの稔明(受け)の元へ父の差し金で三歳年下の大学生、晃二(攻め)が世話係としてやってくることに。
追い返そうと嫌がらせを重ねる稔明ですが、晃二に強引に体を奪われて・・・と続きます。
森が出てくるお話かと思ったら、あー、比喩だったのですねぇ。
このお話は親のすねかじりで性格はひねくれまくりのボンボンの稔明に
共感が出来るか出来ないか、で、評価は全く違ってくると思います。
ひねくれた理由がいじめって言うのもちょっと安直すぎて、うーん。
晃二もちょっとキャラ的に薄いかなぁ。もうひとつ何かが足りない。
最後は親とも和解して、めでたしめでたし、なのですが、本当に全体的に何かが足りない!
稔明の性格に抵抗がなければ大きな事件などもありませんのでさらさらっと読めるお話だと思います。
受けの脱引きこもりの話
2016/07/27 19:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語半ばまで、攻めの人格がひまひとつ掴めませんでした。
でも思いの外、爽やかな結末に落ち着いたので良かったです。
なんかもうBL関係なく普通に良かったね!と思いました。
受けが半引きこもりを脱却する話だけど、片方だけの成長物語というより二人が互いに歩み寄る感じが良かったです。