古都再見(新潮文庫)
著者 葉室麟
幕が下りるその前に見るべきものは、やはり見ておきたい。歴史作家は故郷を離れ、古都・京都に仕事場を構えた――。先斗町のウオッカバーで津田三蔵の幻を追い、西本願寺の〈司馬さん...
古都再見(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
幕が下りるその前に見るべきものは、やはり見ておきたい。歴史作家は故郷を離れ、古都・京都に仕事場を構えた――。先斗町のウオッカバーで津田三蔵の幻を追い、西本願寺の〈司馬さんのソファ〉に新撰組の気配を感じ、四条河原町のレトロな喫茶店で本能寺の変に思いを馳せる。現代人の失くした信念、一途、そして命の尊さを描き続けた著者が遺した、軽妙洒脱、千思万考、珠玉の随筆68篇。(解説・澤田瞳子)
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
古都再見
2020/05/20 19:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
葉室麟氏は2015年2月から京都にも仕事場を設けて暮らしていたとのことで、2017年12月に亡くなられる直前の作品です。
この「古都再見」は終活的な行動として京都を再見し思うままに書き残されたのではないかと感じました。
葉室麟氏は大器晩成で晩年には驚異的なスピードで作品を世に出されましたが、その基礎や見識の高さを、この作品からも窺い知ることが出来ました。
改めて敬愛する次第です。
じっくり
2020/05/24 11:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史人物について洞察力と人間味に溢れる解説を聞きながら、京都の街を訪れたような情緒を味わえる。一気に読み通すには大変だし、勿体ないので、少しずつ読むと余韻も深まる。このような文章を読めるのも、作家の筆力と1200年の歴史がつながる古都のことだからかもしれない。
京都エッセイ
2020/06/01 05:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代小説で著名な著者の京都に関する随筆。歴史人物から著者による雑感などが味わえる。京都出身者ではないがそれなりに溶け込んでもいる。