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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
見てなかったけれど、昨年公開した映画は見に行った。その時、BLブームのファンに感じる違和感がわかってスッキリした。変に過激そうな人々が多いから、あえてご本人らに指摘はしたくないが、この「わかってないのにわかっている感」可愛い~と言いたいだけなのに、自分は理解している顔して騒いでいる。たぶん当人の気持ちは本当はわかってない。それに気づかせてくれてありがとう!
リアリティには欠けるが……
2022/03/10 22:45
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投稿者:小豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者自信もホモということだが、読んでいて多少リアリティに欠けるシーンはあるように感じた。とはいえそれらすべて物語として面白く、またうまくまとめるための工夫といわれればそうだし、私の知っているリアルと違うリアルもどこかにはあるだろうから一概にはいえない。三浦さんを好きになれない主人公の苦悩やそれぞれの登場人物の思いのすれ違いがとても丁寧に描かれている。誰かを好きになったことがある人も、なったことがない人も、ぜひ一度読んでみてほしい一冊だ。
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し前に話題になったらしい小説でドラマ化、映画化もされた。文章が軽めで台詞もなりもすべて今風というのだろう。ちょっと冗長に感じたけれども、決して下らない内容ではない。
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図書館で見かけて、『おや。あのドラマの原作かしら』と思ってみてみたら、やはりそうでした。ドラマは見逃してしまったので読んでみたら、今年ベスト3に入るくらいよかった。
少年少女の成長物語ですね。
眩しいぜ10代。キラキラして、傷ついて、ぶつかって。でも前を向いて大人になっていく。みんな素敵です。
あとはね、うーん。
私はBL読んだことはあるし、私が好きなアーティストにいわゆるLGBTの人もいるから、知識が全く無いわけでは無いかもしれない。でも自分含め周囲にはいないから、圧倒的にわかってない部類の人間。
わかってないって怖い。だって知らないうちに誰かを傷つけてるかもしれない。だからこそ、誰かと出会うときにはできるだけフラットでいたいなぁと思います。全てにおいて。色眼鏡は、好意のフィルターだけかけるように。
あと、タイトルの「ホモ」の呼び方引っかかってたんだけど、最後に純くんがちゃんと言及してたねww
それにしても、青春だったなー。
あと、Queenは名曲しか無いなぁー。またボラプのDVDみたくなりました。
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知り合いにゲイのカップルがいたり、普段からLGBTの記事を読むようにしていたので、サラッと読める小説かなあ?と迂闊に手を出しました。
読み初め、想像を超える生々しさに動揺。最後まで読めるかしら?なんて心配したり。でもそんな心配なんて無用だった。
2020年に読んだ本の中で1番面白い!とまでは行かなくても(たくさん面白い本を読んだので、どの本も甲乙つけがたい…)、ゲイ等のマイノリティな立場の人への考え方がすごく変わった。ほとんどの同性愛者は同性婚をしたいのではないかという勝手なイメージが崩れた。
そりゃそうだよね、たくさんの子供や孫に囲まれて幸せな老後過ごしたいよね。なんでそんな当たり前なことになぜ気付かなかったんだろう…
2020年読んで良かった本No.1です!
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同性愛や性の問題について関心があったため見聞を深めようと購入。大変社会派の小説であり、現代社会のジェンダーの問題を糾弾し…
……嘘です。三浦さんとのセックスシーンが妙に生々しかったので仕事帰りにエンタメ小説が読みたくなり購入しました。
ともあれ青春群像の中に社会派小説の側面もあわせ持った作品で、冒頭に書いたような事もあながち間違っていないように思います。
本書で、最も私の心を打ったのは、ミスター・ファーレンハイトです。
彼とのチャットでのやり取りの数々はこの作品で最も印象深いシーンだったと思います。HIVキャリアとして純に様々な言葉を投げかけるお洒落なイメージのファーレンハイトとのディスプレイ上でのやり取りは、ちょっと忘れがたい本作のメインイメージを作っていたと思います(QUEENの曲も根底をなしているので、造詣が深ければもっと楽しめたのかと…作者が好きなのかな?)
それにしても、「ちんぽこが勃つ『好き』と、勃たない『好き』がある」は名言だったなぁ。
物語の終盤でミスター・ファーレンハイトの自宅を訪れ、彼が中学生だったことを知るわけです。年齢は幼かったとしても、HIVキャリアになった彼は、恋人との関係を通じて様々な思索を結び、思い悩んで、その結果として純に言葉をかけることができたと考えると序盤のシーンも感慨深いですね。
純くんのブログのハンネはやっぱりファーレンハイトなのかな?
(読後の方に訊いてみたいです)
そして、三浦さんと純くんは「ちんぽこ」が勃たなくても幸せになってほしかったのです。三浦さんはとても「強い女性」なのでそんなところを先回りして察して「自分から振った」のでしょうが…いつか純が自分と向き合えた時、晴れ晴れとした気持ちで再度、三浦さんと結ばれてほしいものです(この辺は意見が分かれそうですが)
物語中盤~終盤の青春群像は純粋に青春小説としても楽しめると思います(私は風呂でひとり泣きました…)
ネタバレに設定しているのでこの感想を読んでいる方は読後の方とは思いますが、再読したい、友人に勧めたい、すてきな小説でした。
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今までふざけたタイトルだなって敬遠してたけど、ぽんさんからおすすめされたので読んでみた。中学、高校の時に読んでたらきっともっと共感できる部分多かっただろうな…時代も私も変わったわ!
純は同性愛者だけど「奥さんと子どもをもって平凡な家庭を築くのが夢」で…それに対して、私はシンパシー(他人と感情を共有すること)はできなくても、エンパシー(他人と自分を同一視することなく他人の心情を汲むこと)は感じていきたいな!
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読み終わりました。
三浦さんと安藤くん、この関係性が好き。
女性を好きになれず、年上の男性しか好きになれない安藤くんを、BL好きの三浦さんが受け入れようとしていく姿がとても良かった。
三浦さんと安藤くん、そして安藤くんの親友の亮平の三角関係も気になるところだ。親友の安藤くんの恋を応援しつつも、自分の恋も諦められない亮平の立場がとても切ない。
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作品名で買ったけど途中鳥肌立つくらい超絶面白かったしタイトルだけでは語れない素晴らしい内容だった
近年特にこう言った話題が取り上げられて自分も含めみんな綺麗事を吐いている。だけどいざ実際に同性愛者がいたら純くんがゲイってバレた最初の月曜日の亮平と同じ普段通りに見えるけどぎこちなくなるんだろうなって思った
だから小野が言ったみたいな同性愛者がコソコソ隠れる世の中なんだろうなとは感じた
口で言うのと行動するのは全然違うって改めて感じた
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人は自分の意識と関係なく性的な相手が同性だったり異性だったりするし、自分は異性が好きでも、見るのは同性同士が好きだったりもする。今の世の中、異性とつきあって結婚するのが当たり前で、そうじゃないと気持ち悪がられてしまうという現実に生きにくさがあるんだなー。内容は生々しく、理解したいと思いつつ個人的には読んでて読みにくかった。
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とてもよかった。出だしから引き込まれて、「次はどうなるんだろう?」と楽しみながら読むことができた。
小説投稿サイトの作中が注目されて書籍化されたみたいだけど、下手なプロ作家が書いたものより断然楽しむことができた。
エンタメ色が強めの作品だとおもう。しかしタイトルから分かるようにジェンダーの問題に焦点を当て、登場人物たちの内面までしっかり書き込まれているから十分な読みごたえだった。
これはどうでもいい話になるが、作中ではシリアスな展開でも「ちんぽこ」というパワーワードが頻出して、思わず吹いた。
ちんぽこが勃たないんじゃ、どうしようもない。
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お気に入りの本。
有識者であれば「え?」と思うタイトルも、後半できちんと説明されています。
自分が卑屈な分、素直な三浦さんはちょっと苦手。
なんとなく続編は読まない方がいい気がして、手が出せない。
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作者のノリとか文章とかが苦手だなって思いつつ、内容はとっても良かった。最悪で破滅的な方向に進み続けるから、「え!?ほんとに大丈夫!?」って感じ。私は意地悪いからずっとにこにこだった。
最後が最高に狂ってて最高……。
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僕の視点からも安藤さんの視点からも納得できる所があって、けれど人の異なる意見をお互いに尊重して終わりではなく、理解するために一歩踏み込む姿は見習わないといけないと思ったし、私の身近にいるゲイの友人にも私は無意識に傷つけるをしていたかもしれないと思った
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腐女子もセクシャルマイノリティも身近な存在(流石に親と同じ年齢の同性と不倫している人はいないものの)なので読んでよかった、と感じた
今までは同性同士の恋愛では片想いか悲恋で終わることが多かったが、この作品は悲恋でも爽やかなエンディングだったと思う