- 販売開始日: 2020/06/12
- 出版社: 彩図社
- ISBN:978-4-8013-0420-8
売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ
著者 高木瑞穂
【ベストセラーノンフィクションの文庫化】文庫化に際して、渡鹿野島を凋落に導いた重要人物「Y藤」の消息を追記。渡鹿野島の歴史のすべてが明らかになる!“売春島”。三重県志摩市...
売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ
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商品説明
【ベストセラーノンフィクションの文庫化】文庫化に際して、渡鹿野島を凋落に導いた重要人物「Y藤」の消息を追記。渡鹿野島の歴史のすべてが明らかになる!
“売春島”。三重県志摩市東部の入り組んだ的矢湾に浮かぶ、人口わずか200人ほどの離島、周囲約7キロの小さな渡鹿野島を、人はそう呼ぶ。島内のあちこちに置屋が立ち並び、島民全ての生活が売春で成り立っているとされる、現代ニッポンの桃源郷だ。
この島にはまことしやかに囁かれるさまざまな噂がある。
「警察や取材者を遠ざけるため客は、みな監視されている」「写真を取ることも許されない」「島から泳いで逃げようとした売春婦がいる」「内偵調査に訪れた警察官が、懐柔されて置屋のマスターになった」「売春の実態を調べていた女性ライターが失踪した」……
しかし、時代の流れに取り残されたこの島は現在疲弊し、凋落の一途を辿っている。
本書ではルポライターの著者が、島の歴史から売春産業の成り立ち、隆盛、そして衰退までを執念の取材によって解き明かしていく。伝説の売春島はどのようにして生まれ、どのような歴史を歩んできたのか?
人身売買ブローカー、置屋経営者、売春婦、行政関係者などの当事者から伝説の真実が明かされる!
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面白さ◎
2020/04/27 07:12
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井端隕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやはや・・・かねてから噂があった渡鹿野島の詳細なルポルタージュ。地元民でなければわからない話が満載で興味深く読ませていただきました。
ワンス・アポン・ア・タイム…
2020/10/23 23:58
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yura - この投稿者のレビュー一覧を見る
衝撃的なタイトルと都市伝説的なオビの文句に好奇心をあおられ、読んでみました。男性目線での女性を性的快楽の対象の商品として見るような記述は一切なく、「売春」で一時栄えた一つの島の歴史や背景、興亡などを、さまざまな立場の関係者をねばり強く訪ねて回り、少しずつ解き明かしていく、「島」が主役のルポルタージュでした。
桃源郷、というタイトルは、男性の夢、憧れであり、結局はまぼろしなのだなあと思いました。
文庫化
2020/01/31 05:44
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて売春産業で隆盛を極めた三重県・渡鹿野島。売春ビジネスの裏側を徹底取材をしたベストセラーのノンフィクション、待望の文庫化です。
日本文として失格
2021/09/24 01:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Eternal Kaoru - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が熱意を持って取材したことはよく伝わってきますし、予想以上の取材成果が挙がって高揚していることもよく伝わってきます。しかし、結局何が起こっていたのかはサッパリわかりません。最後までわからずじまいです。オビに「売春島の実態と人身売買タブーに迫る」とありますが、迫ったのはわかるものの実態は如何なるものか、全然わかりません。何かあったらしい、ということだけはわかりました。何かヤケクソのような評価ですが、何しろ日本語がひどすぎるのです。また、題材の性質上、取材者をイニシャルや仮名にしなければいけないのもわかります。しかし、イニシャルや仮名の付け方が系統立っていないので、誰が何をどうしたのかが全然わかりません。中学でやった5W1Hができていないのです。稀有な題材を稀有な情熱を持って取材し、何が何だかサッパリ伝わらないという稀有な本。稀有が3個重なったので星も3個にしておきます。しかしこれだけの題材なのですから、日本文として理解可能なルポにしなかったのは本当に惜しい話です。それにしても、編集者もこれをスルーしてしまったのでしょうか? せっかくの題材なので、二人三脚で全面改訂したらどうでしょうか?