商品説明
【対象:小学上級以上】
児童文学のトップランナー5人による夢の競作、みたび!
このたびの物語で、あなたの前に、とつぜん現れるのは、移動図書館「ミネルヴァ号」でございます。ひげをはやしていて、ピシッとスーツを着こなしているおじいさんが館長、そして金ボタンの黒い制服に身を包み、長い黒髪がよく似合う若い女性が運転手。もちろんドアの向こうの車内には、さまざまな本がぎっしり詰まっています。でも、もしも、あなたが本に夢中になって、本の世界にひきこまれているうちに、車が出発してしまったら……! 気がついたときに、あなたが立っているのは、過去の世界? まだ見ぬ未来? それともいま暮らしているのとは別の世界かもしれないのですーー。
『ぐるぐるの図書室』『ぎりぎりの本屋さん』を描いた児童文学作家5人が、それぞれの作品に不思議なブックカーを登場させ、本にまつわる5色の物語をつむぎます。
目次
- プロローグ
- 本の続きは霧の向こう 廣嶋玲子
- ヤンメを探せ、伝説を救え まはら三桃
- スケッチブックは残された 濱野京子
- AIユートピア 工藤純子
- サイレンが鳴っても 菅野雪虫
- エピローグ
- スペシャル付録 児童文学作家5人の◯△◯△な子ども時代と☆□☆□な今!
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紙の本
『じりじりの移動図書館』
2020/09/14 21:26
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
じりじりじり!
じりじりじり!
正面に金色のふくろうのエンブレム、てっぺんには赤い目覚まし時計のついた「移動図書館ミネルヴァ号」が子どもたちのところにやってきた
……という設定で5人の“2006年組”実力派児童書作家が競演
本を読んでいるうちに移動図書館の車が走り出し、別世界に来てしまった健太
──廣嶋玲子「本の続きは霧の向こう」
移動図書館の館長を案内して、島の失われそうな伝説を探す手伝いをする広青
──まはら三桃「ヤンメを探せ、伝説を救え」
移動図書館に乗ってタイムスリップした時代で、画家のたまごに会った文香
──濱野京子「スケッチブックは残された」
移動図書館でシンギュラリティの実現した百年後のユートピアに行った博人
──工藤純子「AIユートピア」
追われている不思議な二人組に出会い、移動図書館に逃げ込んだ愛優
──菅野雪虫「サイレンが鳴っても」
おしゃれな紳士の館長さんと、運転手で司書の長い黒髪のお姉さん
魅力的なコンビが読者をナビゲートするリレー小説
『ぐるぐるの図書室』(2016年)、『ぎりぎりの本屋さん』(2018年)に続く第3弾、2020年7月刊