読割 50
電子書籍
ホワイトラビット(新潮文庫)
著者 伊坂幸太郎
兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止ま...
ホワイトラビット(新潮文庫)
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ホワイトラビット a night (新潮文庫)
商品説明
兎田孝則は焦っていた。新妻が誘拐され、今にも殺されそうで、だから銃を持った。母子は怯えていた。眼前に銃を突き付けられ、自由を奪われ、さらに家族には秘密があった。連鎖は止まらない。ある男は夜空のオリオン座の神秘を語り、警察は特殊部隊SITを突入させる。軽やかに、鮮やかに。「白兎事件」は加速する。誰も知らない結末に向けて。驚きとスリルに満ちた、伊坂マジックの最先端!(解説・小島秀夫)
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紙の本
お、面白い〜〜〜!
2021/06/14 16:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
すっかり伊坂ワールドのファンですが、本作も面白かったです〜!
読者の想像力をも利用した、素晴らしい展開。
いろんな視点から少しずつ事件の見晴らしが良くなるのが快感です。
終盤、泣いてしまいました…!
紙の本
引き込まれる!
2021/02/10 17:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kouno - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも小説を読むとき、途中で飽きてしまうことがあるのですが、この作品は一気に読めました。
視点が切り替わって、お話が進むごとに少しずつ全体像が見えてくるのが、快感です。
紙の本
帯の通り全てを疑え!!
2020/11/08 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進むにつれて「おや?」と思うところから伊坂ワールドにはまり、またまたやられた!!とうなってしまう。実はあのとき…という表現で次は何が出てくるのか楽しみながら読むとつい時間を忘れてしまう。
紙の本
立てこもったのは誰か?
2020/10/29 16:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
仙台で母と息子を人質にとった立てこもり事件が発生する。
そこに、警察や誘拐を生業としているグループ、泥棒を生業としているグループ、何でもオリオン座に結びつけて話をするコンサルタントなどが絡んできて物語は進行する。
途中で作者が読者に語りかけたり、"ぺこぱ"みたいに「ここで時を戻そう」みたいなことを言ったり、伊坂幸太郎氏にしては、かなり”くせ”のある文体。
どうやら『レ・ミゼラブル』を真似しているらしい。
この文体に最初は面食らうも、中盤から怒涛のように解き明かされる事件の真相に、読む手が止まらなくなる。
Aだと思っていた人物がBだったり、Xだと思っていた場所がYだったりと、二重三重に仕掛けられた作者のミスリードが、痛快なややこしさを作り出している。
この構成は、『アヒルと鴨のコインロッカー』に通じるものがある。
多分にご都合主義なストーリー展開も、何故か気にならない。
それどころか却って愉快に感じられるから不思議。
終わってみれば、登場人物は犯罪者だらけだったのに、読後感は爽やか!
これも伊坂マジックか。
紙の本
散りばめた伏線の壮大な回収劇、これぞ伊坂作品!
2020/08/05 12:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:阿々木慎二 - この投稿者のレビュー一覧を見る
逆ソクラテス以来再燃した伊坂熱を満足させてくれる作品でした。
作中でも度々引用されている「レ・ミゼラブル」を彷彿とさせる風変わりの語り口に最初こそ戸惑い、物語に没入することができませんでしたが、半分を超えたあたりから物語が加速し、それこそオセロの盤面がひっくり返るが如く事件が別の顔を見せるのは本当に爽快。
「レ・ミゼラブル」も是非読みたいと思います!
紙の本
ホワイトラビット
2020/07/20 19:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一本の電話から来た突然の誘拐。
そこから様々の複雑な思いを抱きながら立てこもり事件が勃発してしまう。裏に隠されているのはなんなのか?
欠けた欠片を一つずつ拾い上げやがて形になっていく。
ドキドキハラハラさせられた思わぬ展開になって
いて緊張も感じ、隠された真実が明かされていく
どんでん返しに衝撃を受けました。
紙の本
黒澤が大活躍
2021/08/15 13:44
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投稿者:くらひと - この投稿者のレビュー一覧を見る
誘拐グループの兎田が起こす人質立てこもり事件と、その周辺の人々の物語。伊坂作品常連の黒澤が大活躍。
立てこもり側と警察側での時間軸のズレは伊坂幸太郎の得意とするところだが、本作では、メタ視点の語り口が中盤で明かしてしまうのがポイントか。レミゼラブルの形式に倣ったということだろうが、「伊坂幸太郎だからなんかあるだろう」と疑っている読者に対する捻りかな。
兎田、夏之目、立てこもられた母と息子、それぞれがどうなったかがしっかり書いてあり、読後感は良い。
紙の本
黒澤はいつでもクールにしているはずなのに
2021/02/02 18:00
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故かとぼけていて、また関わる人も何故かとぼけちゃう。いつもの事ながら時系列を操るのが本当に上手い伊坂節の嵐ですな。今回は読者目線のツッコミも相まって、しっちゃかめっちゃかに拍車をかけている感じ。人生はいろいろないとな。
紙の本
劇場型犯罪の幕開け
2020/08/27 23:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
誘拐事件から立て籠りの狂言へと、息つく暇もありません。犯罪者でありながら非情になれない兎田と、警察関係者でありながら一線を越えていく夏之目とのコントラストも忘れ難いです。
紙の本
出版社さん、帯の惹句にはもう少し気を使ってくださいよ
2020/08/14 13:14
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
期待どおりの見事な作品でした。
伊坂さんの作品を読んでる人なら予想はしつつも小気味良い結末に大満足。
この作品で初めて伊坂作品を読んだ人なら呆気にとられるだろうなぁ。
読み終わった時には軽い興奮状態というか高揚感が味わえました。
作品に関しては文句など一切ないのですが出版社には少々文句が言いたいです。
文庫版の帯の惹句がひどい
かなり大きめの活字で 「全てを、疑え!」
これは購入時に嫌でも目に入ってしまうので読み手としては
構えてしまいますし、いらない予想をしてしまいます。
何故、出版会社が自ら進んでお金を払った購入者の楽しみを減ずるようなことをするのでしょうか?
映画のCMなんかでも似たようなことが度々行われてはいますが、
私には到底理解できないことの一つです。
紙の本
騙されました。
2020/07/20 16:23
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投稿者:よし - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説だから出来る仕掛けですね。すっかり騙されました。読み終わってすぐ、再度読み返しました。伊坂作品の常連である黒澤のマイペース感が大好きです。
紙の本
久々の伊坂幸太郎作品
2020/07/16 15:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mm - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪者が沢山出てくるけどサラサラ〜〜っと読めた。
何度も「え、そこも?!」となるくらい繋がりが複雑で面白かった。
紙の本
レ・ミゼラブル
2022/03/09 19:15
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
作中に引用されている「レ・ミゼラブル」と同じように、作中に作者 伊坂幸太郎がチョロチョロと登場する。序盤から中盤は登場人物 場面 舞台 時間軸が頻繁に変わるので、要注意である。私は電車の中で細切れに読んだせいか、ストーリー把握が途切れてしまって、理解に苦しんだ。しかし、終盤の追い込みはやはり大したものである。
紙の本
入り組んだ話
2020/07/22 14:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る
「レ・ミゼラブル」を模して
あるいは題材にして書いた今作。
正直、わけが分からなかった。
物語の構成や事件の顛末は
読んでれば理解できるのだが…
元々伊坂さんの書き方には
時間軸を動かしたり
代弁したり…という技法が多い。
だからこそ、
ここでわざわざ言う必要あった?
が率直な意見。
今までの作風にごちゃごちゃ後付けして
更に邪魔くさくしたのが
「ホワイトラビット」かな。
伊坂さんの初心者にはオススメしない
白兎事件も、
例によって入り組んでいる。
淡白な黒澤がよくここまでやったな
という印象