読書のための場所っていいですね。
2020/09/19 10:10
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
全国津々浦々に読書ための場所が、あるといいですね。
初めて訪れる町で、読書の時間が持てる場所があるなら、旅行も楽しくなりますね。
読書のための場所を作った筆者の熱い思いが語られている本です。
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「フヅクエ」という読書空間を営んでいる著者の本を読む場所論。
経営されてるお店のコンセプトになるのかな?
どの場所も一長一短ですね~。
私が一番集中して本を読むのは電車の中。
公園でもよく読む。
お気に入りの珈琲チェーンの店舗が2つ。
古民家カフェも好き。喫茶店も。
お客さんが、多すぎず少なすぎずがいいかな。
読み始めるとまわりの音は聞こえなくなる。
家はあまり落ち着いて読めない。
本書でも触れられているように生活の空間だからかな。
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まだ読み終わってないんですけど、
書いちゃう。もう書いちゃう。
溢れ出てくるこの想いが止まらないから書いちゃう。
良い本に出会った。
京王線初台にある「fuzukue」という
お店の店主阿久津隆さん著の本。
読書好きの読書好きによる読書好きのための読本。
かのアメリカ大統領エイブラハム・リンカーンも
このようなことを言っていた気がする。
まだ読み進めて数十ページにしか満たないが
共感しすぎて首がもげそうだ。
本を読むぞと意気込んでお店に入ると
周りの話し声が気になってしまったり
店員さんの一挙一動に気を取られてしまう。
挙げ句の果てには読んでる物語の中に
店員さんが出てくることがある。
そうなってくるともう読書どころではない。
……わかる〜〜〜〜〜〜!!!!
いや、そうなんですよ。集中力がふとしたことで
散漫になっちゃう感じ。すごい具体的かつあるある。
だからこそ、読書ができる場所を求めて
彷徨いベストプレイスを探すんですよ。
そう…ベストプレイスをな…良い言葉だ…
今度お邪魔しに行きまする…
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初台・下北沢にある読書するためのカフェを経営する著者による読書する場所にまつわるエッセイ。いつか行きたいと思いつつまだ叶っておらず、著書を読むことでどんな思想に基づいた店舗なのか知れて勉強になった。第1部で本を読む場所、読書という行為について深々と考察したのち、第2・3部でそれを踏まえた上でどのような店舗設計にしているか語られている。これだけ読書に対して自意識全開でひたすら考え続けている人のお店だと思うとめちゃくちゃ行ってみたくなった。読書について語ることは本好きにとって最高にブチ上がるんだよなーというのが文章のテンションから伝わってくるし、著者の意見を参照しつつ自分の今の読書環境を考えるきっかけになった。今までは電車で音楽を聴きながら読書するのが主戦場だったけど、コロナでテレワークとなり外出しなくなった今、家で読むしかない。電車は電車で良さはありつつも静かな環境 a.k.a 家で時間を用意して真剣に読むと本が今まで以上に好きになった。なので著者の主張するとおり読書する環境を整備することは大切だし、世間的におざなりにされ過ぎているという点は大きく頷いた。(特に映画館との対比が一番わかりやすい)あとスマホやPCを見ることが許される空間で読書していると異端扱いされることについて、その先に人がいるかどうかがキーポイントになっているという考察は興味深かった。読書は排他的な行為だと頭の隅に置いておくと生きやすいのかもしれない。
何かが素晴らしいというときに対比することは常套手段であるものの、最終的に著者の店の紹介になる点はマッチポンプ感が否めないのは正直なところ…前半での「ブックカフェ」のメタメタにされっぷりがかわいそうに思えた。「じゃあ読むなや」と言われればそれまでだけど「どうしてふたりの幸福を持ち上げるためにひとりを貶める必要があるんだ!」というエピソードもあったし、純粋にお店のストロングポイントを主張してもらえればそれで十分愉快なのではないかと。(上記エピソードは別の形で終盤回収されていた)とはいえ、まずは祈るように本を読むことが祝福されるその空間に足を運ばないことには何も語れないことは重々理解している。そしてそこへ行けば僕のこんなしょうもない意見はたちまち霧散するのだろう。
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1度しか行ったことがないけど、とにかく居心地良くて、本が気持ちよく読めた「本の読める店」Fusukeできるまで。そしてこれから。
どのような考えの末にあのお店が生まれたのか、どういう考えであの空間が保たれているのか。
面白かった。
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読みやすく面白い文章だった。言葉選びが好き。
本を読める場所、、フクヅエに行ってみたい。
料金システムの発想や、読書に対する熱い想い、、全編通して新しい発見や共感ができ面白かった♪
こういう考えの人が作った場所を体験してみたい。
そして、自分の中のやる気、新しいことへ挑戦する気持ちも強くさせてくれる本だった。
これからもたくさんの本に出会っていきたい。
コロナ禍でなかなか出掛けられないので、自分の家もより充実した空間にしたくなった。
#自宅フクヅエ
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読みやすいし、表現がおもしろくて思わずニヤッとしてしまう部分もあった。
家に始まり、ブックカフェ、チェーンカフェ、喫茶店、図書館など、本の読めそうな場所について、メリットとデメリットを挙げていってて、細かく分析されてるし共感できるしで、おもしろかった。
そして、自分の理想の「本の読める場所」がどこにもないと感じ、自らこだわりの詰まったお店を開く。案内書がめちゃ長いけど、生きた文章だし、フヅクエを快適な読書空間として保つためだってことが、伝わってくる。
長居できる雰囲気かどうかって、私もとても重視するポイントだから、それについての考察も読んでて共感できた。
フヅクエに行ったことはないけど、京都にも、静かにゆっくり読書できるお店がある。そこには詳しい案内書はないんだけど、入った瞬間、自分がどう振る舞えばいいかわかる。中にいる店主とお客さんが雰囲気をもう作ってくれてる。そこから何となくルールを察する。これって、すごいことだと思う。何も言わなくても伝わるって。これからも続いてほしいし、こんなお店が増えてほしい。
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fuzkue には何度も何度も行っているので、この本に書いてあることはとてもわかるというか、本書にも収録されている、あのメニューに書いてある内容をものすごく丁寧に細かくするとこの本になるんだろうな、という感覚で読んでいた。
前半は同意半分、ブックカフェの人などにちょっと同情しながら読んだのが半分。外で本を読める場所、それも確実に読める場所って基本的にないと思っていて。ブックカフェもそう、本のあるカフェ、という程度で、読める場所だなと思った経験はほとんどない。が、全国探せばきっとあるのだろう、読んでほしくてブックカフェやってる人もいるんだろうきっと、という思いで若干の同情がある。
後半はある種ビジネス本なんじゃないかなと思いながら読んでた。ミッションを決める。そしてそれにフォーカスする。というのは、よくある経営テクではあるけど、これほどにミッションフォーカスした事業ってないんじゃないかというぐらいフォーカスしている。「雑に使うことができないようにする」設計とかなかなかできないと思うんですよね。で、確かに雑に使えなくて、この店は行きたいけど行きにくいという変な矛盾を抱えている。これほどフォーカスするとかなりニッチな店になるんじゃないかとも思うが、それでも成功している(よね?)のが、ビジネス的に見習いたくもなってくるなぁと思うのです。
全体に静かな語り口ではあるけど、その実おそろしく堅い、堅くて熱い、強固な思いでやっているビジネスだなというのがとても伝わってくる本でした。
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フヅクエの存在は、ネットか何かで知ってはいたが、ここまで細かいルールがあるとは。4月に近所に2号店ができたので、いつかのぞいてみたい。この本は電車の中で読了。帰りに立ち寄った書店で、著者の読書の日記を発見。ものすごい厚さにびっくりした。こちらはちびちび読もうと思う。
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『本の読める場所』を提供することを仕事にした方が、読書についていろいろと考えたことを綴った本です。
私なりの解釈で勝手にまとめると、『本の読める場所』とは「おひとりさま」で「気兼ねしない」で「好きなだけいられ」「気を散らせる音がない」場所です。
私は長距離通勤(片道2時間)していた頃は電車が読書するための主要な場所でした。
電車に乗っている時間が少なくなった今はもっぱら自宅が読書する場所です。
どちらも、ほぼ『本の読める場所』の定義と合っていると思います。
図書館はもっぱら借りるのが目的で、本屋には置いていない面白そうな本を眺めたりはしますが、長く居座っての読書はしません。
喫茶店や公園なども本を読むために行ったことはありません。
時々気になる人や、気になる音があり、読書するにはどこか落ち着けない要素があるのだと思います。
著者は、家以外でパソコン作業ができる場所は沢山あると感じていて、パソコン作業と読書の違いは何かを考えたりしています。
これを考えるのに面白い例えが示されていました。
ー 葬儀のとき火葬場の控室で本を読んでいたら、親戚に「あれはないと思うよ」と言われた。
ー その親戚の人もスマホを見ていたが、本とスマホは違うらしい。
ー 本を開いている姿は、周囲との拒絶感を強くかもし出すようだ。
見られ方としては、次のようなことも言っています。
ー パソコン作業をしている人は生産的なことをしているように見える。コミュニケーションの要素も感じることができる。
ー 読書をしている人からは生産性は感じ取れない。その本とその人だけの閉ざされた世界を作っている。
読書する姿は、人前であまり見せるものではないのかもしれない。
心置きなく読書をするのに最適化された場所があってもいいのでは。
という考えから、心ゆくまで「本の読める」店「fuzkue」を作ったのですね。
この環境を気に入って応援する読書好きな人がいてくれて何よりです。
でも、私にとっては「お金がかからないこと」という重要な要件があるので、おそらくこのような場所で読書することはないです。
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「本の読める店」フヅクエに一度行きたいと思っている。細かなルールがあって、なかなかに敷居が高そうではあるけれど。その店主の本。
わたしにはなかなかに面白くなく、いつになったら面白くなるのだろう?と思いつつ読むのをやめられない不思議な本。ここでレビューを見て高評価なのが意外。
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「趣味はなんですか?」と聞かれると、一瞬躊躇する。
好奇心旺盛な性格のため、いろいろな趣味が思い浮かぶのだが、幼い頃から続く趣味はただひとつ。
「読書」である。
でも、「読書」というと、「高尚な趣味」「妥当な趣味」と、色々な解釈をされるが、それがなんだか嫌なんだよなー。
高尚でも、妥当でもなく、本当に「本を読むことが好き」なだけなんだよなー。。。と。
偶然、この本を本屋で見かけて、タイトルに「そうそう!」と同意した。
中身を読んでますます同意した。
家で読む、カフェで読む、図書館で読む。
それらがしっくりこない時ってあるんだよなー。
「今日はガッツリ読みたい!」という時は、六本木の文喫に行くことが多い。
でも、文喫って、あくまでも「本屋さん」なので、読むだけ読んで買わないことに勝手に罪悪感を持ったりする(時々、買うけど)。
あと、文喫は、「本に出逢う」場なので、自分の本を読むというよりも、今まで接していなかった本に出逢って読む。
なので、買ってそのまま積読し続ける本が家にはわんさかある。
いつか、それを何処かで読みたい!と思いながら、読む場所がないんだよなー。。。
高円寺のアール座読書館の存在は知っていたが、なんとなーく一人で行きづらくて、行っていない。
今回、フヅクエの存在を初めて知って、ここならいけるかも!となっている今。
近いうちに、積読している本たちを持って、行ってみよう!
たぶん。。。4時間では収まらない予感しかないけど(笑)
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買ったことを後悔。
側で長々と、要領の得ないお喋りを聞いているような感じ。小説ではないので個人の思いがどうであれ自由だが、どこか同意を強制させられてるかのような不快感。
私のお気に入りの読書場所は公園、庭、山頂。風を感じる場所だな。
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2020/12/1 家で読書すればいいじゃないか、と私も思うのですが、やはり落ち着いて本を読めるところを探してしまうのです。図書館は案外うるさい。カフェは、運が悪いとそばに傍若無人な客がくる。この著者は読書に特化したお店の店主です。ありがたいけど、提供する側はたいへんだ❗行ってみたいなぁ。
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ブクログの新刊コーナーで見かけて気になっていた本。
私的には本を読む場所を探してウロウロするエッセイやと思っていたので、第一部だけをじっくり読了。
第二部以降は作者が作った店の話なので斜め読み(東京のお店だからまず行けない)
読書に関する考え方はわりと共感できるんだけど、他者?パブリック?に関する考え方にはあまり共感できなかったなぁ。
私は基本的に無音じゃないと本が読めないので(音があると集中できない)読書は自宅一択。やること全部終わらせてから本を開くタイプ。
学生時代は通学電車内でよく読んでたけど(片道1時間半かけて高校に通っていたので。文庫なら1日に一冊は読めた(笑))今は20分以上電車に乗らないからなぁ。
あと、場所を探す時になぜお店が多いのか最初は少し気になった。
まぁ、読み進めたらこの本の目的がご自身のお店、「フヅクエ」の紹介だったので納得だけど、個人的に自宅の次に候補に上がる読書スペースは公園なんだけどな。
気候がいい時期の公園読書、なかなか贅沢でいいんじゃないかな。人が少ない平日昼間狙いで(笑)
あと河原とかね。誰にも気を使わずに思いっきり読めそう。
というか、漫画喫茶は違うのかな?今はあんまりないんかな?あれこそ種類は違えど「本(漫画)を読むためだけの空間」だよね。場所代払うから気を使わないし、みんなひたすら読んでるイメージ。私の知ってる漫画喫茶って20年以上前やから今は違うんかな……