- 販売開始日: 2020/08/07
- 出版社: 徳間書店(Chara)
- レーベル: キャラ文庫
- ISBN:978-4-19-900998-3
花降る王子の婚礼【SS付き電子限定版】
【電子限定版】書き下ろし番外編「雷王のしあわせ生活」収録。●武力を持たない代わりに、強大な魔力で大国と渡り合う魔法国――。身体の弱い姉王女の代わりに、隣国のグシオン王に嫁...
花降る王子の婚礼【SS付き電子限定版】
商品説明
【電子限定版】書き下ろし番外編「雷王のしあわせ生活」収録。●武力を持たない代わりに、強大な魔力で大国と渡り合う魔法国――。身体の弱い姉王女の代わりに、隣国のグシオン王に嫁ぐことになった王子リディル。男だとバレて、しかも強い魔力も持たないと知られたらきっと殺される――!! 悲愴な覚悟で婚礼の夜を迎えるけれど、王はリディルが男と知ってもなぜか驚かず…!? 忌まわしい呪いを受けた王と癒しの魔力を持つ王子の、花咲く異世界婚姻譚!!
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読後の余韻に浸っていたい・・・
2020/08/02 07:48
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る
読了後、しばらく余韻に浸っていたいと思わせる良いお話でした。つい二度・三度と読み直しました。
「ロマンティック婚礼ファンタジー」と紹介にありました。確かに最後まで読めばロマンティックですが、冒頭30ページくらいまでで、すでにリディルの覚悟と周りへの気遣いが痛ましく、思わず涙ぐんでしまうくらいでした。ほんとにロマンティックなのか?!ってお話に引き込まれ、相手のグシオン王が良い人で申し訳ないし、いたたまれなくなっていくリディルの気持ちにすっかり同調して、最後まで一気に読んでしましました。
ハラハラする戦闘シーンもあり、最後にはえ~っ、なんですとー?という感じの秘密も明かされ、最後の最後まで楽しませてくれました。色々あって迎えたハッピーエンド、二人には今後幸せになってほしいものです。
「そなたとともに生きていきたい」本文より。
2021/04/09 09:30
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
BL的身代わり婚というとコメディのイメージがあった私ですが、こんな展開は予想出来ませんでした。
ネタバレがあります。
隣国の王で雷使いとしても名を馳せる攻め、姉の身代わりとなって嫁ぐ17歳の王子受け、受け視点。
魔力がある王女を他国に嫁がせ友好関係を築き自国の平和を保つ魔法国と、小さな魔力でも組織的な軍事力と魔法国から嫁いできた王女の魔力で独立を保つ武強国で成り立つ世界が舞台です。
自国の平和のため、受けの国の王女は隣国に嫁がねばなりません。ところが嫁ぐきまりの王女は身体が弱く、かと言って断ると国を滅ぼされてしまいます。そこで弟である王子の受けが身代わりとなり、詫びて国民だけは助けてもらう代償に命を捧げるーーーそんな決意を胸に、受けは攻めがいる隣国へ旅立ちますが・・・
様々な国の思惑や国益がおおいに絡むため、受けの願いや事情がことごとく裏目に出る展開です。また隣国に嫁ぐ旅は死地に赴くのと等しいので、嫁ぐ前日のやりとりや挨拶、側近イドの忠義、悲壮な命のカウントダウンをする受けに泣けます。それでも理解ある攻めのおかげで幸せになりそうと思ったら、更なる困難がふたりの前に(涙)。
自身の存在意義とは何なのか。無力さに絶望しながらも攻めのために戦った受けにもたらされた真実ーーー始めから終わりまで読み応えのある作品でした。ファンタジーが好きな方にはおすすめです!
また風景描写や衣装、食事、風土や文化なども詳細に書かれていて、小説ならではの想像する楽しさを味わえました。続編が出るので楽しみです。
お伽話のような物語。挿絵が華を添えている。
2021/07/29 00:03
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えなか - この投稿者のレビュー一覧を見る
お伽話でした。いや、BLなのですが、BLはただ自然の流れの中にある感じで、物語そのものに引き込まれていきました。王女を求める大国に、王子であることを隠して死ぬ覚悟で嫁ぐ(なんちゅーこっちゃ!)リディルと影のある王グシオン。2人は国民を思う姿勢はハッキリしているのに個人的な人に対する思いの扱いには不器用で…。魔法や呪いのある世界で自分に出来ることは何かと、逆境の中で腐らずに生きるリディルの姿がけなげ。良いお話でした。子供に読ませたい。あ、だめ、BLだ。それくらいBLがテーマではなく必然の設定となっているお話でした。とはいえ、初夜に割かれた枚数はなかなかありましたことも追記致しましょう。
王道ひねり付き
2021/03/22 11:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
男と偽って輿入れする話にハッピーエンドはお約束なのはわかってるので安心して読めました。
王道ながらひねり加減も進み具合もちょうどよく、ページを繰る手が止まりませんでした。本作はそれに魔法が加わってファンタジー色が強いのですが、表紙と挿絵に品があって、ついアニメモードで想像しそうなストーリーが、美しい落ち着いた作品に変えているのが素敵だと思いました。
清い心の王子と姫カプは萌えどころ、な向きには読んで損はない一冊です。花畑含めて妄想素材がいっぱいです。
花が咲き零れ雷が降る
2021/02/08 09:07
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:蛍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
性別を隠して嫁いだ王子が、嫁ぎ先の王にかけられた呪いを解き幸せになるお話。全ては呪いの用意した必然だと甘んじて受ける王と、何とかしたいと足掻く王子の切ない心はあまりに辛く読んでいて苦しくなるほど。ハッピーエンドになるだろうとは思いながらも、最後本当にホットしました。
愛おしい2人
2020/09/16 10:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:SA - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったです。
尾上先生のことを知ってまだ3日ですがどの作品を読んでも面白いので今後作家買いしようと決めました。
攻も受も自分のせいでない辛い運命を背負っていますが、それだけに惹かれあっていく展開にたまらなくなりました。
この二人のお話の続き読みたいです。
御伽噺のようなファンタジー
2021/03/22 09:13
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
尾上与一さんと言えば、戦闘ものとか、騎士もの等の流血ロマンスが得意な作家だと思い込んでいましたが、これはとてもロマンチックなファンタジーでした。
魔女と魔法使いの戦闘もので、
愛する夫の為に魔力を使う魔女一族。他国へ嫁いだ娘たちは、実は女性ではなく男性の嫁だった。
続篇が4月に出る予定なので、今から楽しみです。
魔方陣に興味がある人は読むといいよ。
2021/10/24 13:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いし - この投稿者のレビュー一覧を見る
壮大な物語の始まりです。魔方陣って不思議。魔法が使えるっていうのも不思議。夢のように素敵な展開に翻弄されます。登場人物が魅力的で設定もしっかりしているので、尾上先生の作品は安心して読むことができますよ。
ただの王道でなかった
2021/06/24 08:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:生姜と檸檬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔法モノときくとお手軽で安っぽい先入観というか偏見を持ってしまっており、積極的に読んできませんでした。
評価が高いので購入したところ、これまでの自分を反省。
作りこまれた世界観に美しい情景、魔法の概念、すべてが期待以上でした。
yoco先生のイラストがまたなんとも美しく、物語にぴったりでした。
読まないのはもったいない
2021/04/26 21:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美沙紀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
他社で戦争もののシリーズが有る作家さんだと言うことは知っていて、この題材を選ぶ作家は絶対痛い、切ない系…と何となく苦手意識ができて、それ以降はあらすじなど読んで気になっても作者で避けてたんですが、皆さんのレビューを読み今作に挑戦したら大当たりでした。作中の登場人物達の魅力と胸をキュンとさせる読後感に好きだー!と叫びたくなりました。もうすぐ続巻も発売されるのでまた読めると思うと嬉しくて待ち遠しい!
心に幸せの花が降り積もります
2021/04/19 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっと早く読めば良かったと叫びたいくらい幸せな読後感で胸がいっぱいですが、様々な不安の渦巻く今だからこそ余計に、じーんと心に沁みます。
読後は爽やかですが、受け様が死を覚悟して婚礼に赴く序盤は涙なくして読めないですかし、様々な困難が終盤まで二人を揺さぶります。
ストーリー性の奥深さ、読み手の胸にぐいぐい迫る繊細な心理描写、読み手に疑問を残さない筆力。初読み作家さんですが、高く評価されていることに心から納得です。
ファンタジー設定がお話の核ですが、中世ヨーロッパみたいな雰囲気の世界観なので、ファンタジーが苦手な方にもお勧めです。
でも、感情が高ぶると受け様の手のひらから、魔力で花がホロリホロリと溢れ出るシーンなどは、挿し絵も含め眼福でした。
続編も近々出版されるようなので、楽しみに待ちたいと思います。
作家買いしたくなった
2021/03/20 10:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さなにょろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
うっわ、何これ。面白かった!
ファンタジーならではの美味しい要素満載でした。
死や呪いに耐えつつ惹かれ合う二人に魂を持っていかれました。
攻め受けそれぞれに小姑みたいな従者がいて、それにもニンマリ。SSも良かったです。
大団円
2020/08/13 11:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すずき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーとして最高ではないですか!
何やら秘密のある黒髪王と秘密を抱え込んだ金髪王子と言う設定だけで手に取っちゃいますが想像以上でした。
途中リディルに感情移入して泣きながら読んでました。
これはもしやスピンオフあります?
リディルファミリーに物語あり過ぎの予感がするのですが。
武強国と魔法国
2020/08/10 18:29
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
お気に入り。武強国王のグシオン×魔法国第一王子のリディルの物語。リディルは健気で可愛い花嫁。グシオンにかけられた呪いとリディルの不完全の魔法円の真相がうまく絡み合って胸のどきどきが止まらない。