棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)
著者 今野敏
鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。社会インフラを揺るがす事態に事件の影を感じた竜崎は、独断で署員を動かした。続いて、非行少年の暴行殺害事件が発生する。二...
棲月―隠蔽捜査7―(新潮文庫)
商品説明
鉄道のシステムがダウン。都市銀行も同様の状況に陥る。社会インフラを揺るがす事態に事件の影を感じた竜崎は、独断で署員を動かした。続いて、非行少年の暴行殺害事件が発生する。二件の解決のために指揮を執る中、同期の伊丹刑事部長から自身の異動の噂があると聞いた彼の心は揺れ動く。見え隠れする謎めいた“敵”。組織内部の軋轢。警視庁第二方面大森署署長、竜崎伸也、最後の事件。(解説・増田俊也)
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棲月
2020/12/12 14:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
竜崎署長は今回で卒業ですか。所轄にやられて終わりましたね。警視庁の反撃が少しは見せてほしかったかな。しかし得意なキャラクターです。面白いです。大森署も刺激になったでしょうが今後は普段の生活に戻るでしょう。神奈川県警が大変です。
食わず嫌いを後悔
2020/11/07 19:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:magoichi - この投稿者のレビュー一覧を見る
今野敏は相当昔に一冊読んだ。
超能力を使える一族の末裔が、陰ながら世の平安を守る的な設定だったか、荒唐無稽な設定に投げ出して以来避けてきた。
本書は現実もそうであろうと思わせる警察内部の描写で進む。
公務員かつ警察と言う特殊な社会において、組織の人間関係に悩みまた家庭人としての足枷もある。
その世界観の中で活躍する主人公は能力は高いが、組織人としては変人。その変わり者っぷりに引き込まれたらもう抜け出せない。
実は人間的成長
2020/08/23 22:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公竜崎伸也の
常識破りの行動が、実は合理的
という状況にだいぶ慣れてきました。
周囲の登場人物も、慣れたみたいですね。
型破りで合理主義のはずの竜崎にもセンチメンタルな面が少し出て、
それが実は人間的成長だというあたりはなかなかおもしろい。
「棲月」って、変わった題名やな、と思ってましたが、
読んでみると、なるほど、そういうことでしたか、
となりました。
面白かったので、またシリーズの最初から読み始めました。
隠ぺい
2024/06/16 10:58
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投稿者:吉村ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズも何点・5といって続いているので、
純粋に七作目とは言わないかもしれません。
竜崎さんのキャリアの履歴が
左遷されてもキャリアハイになっている感がすごいですね。
サクサク読めます。
2020/10/14 19:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもながら、とても読みやすい。
サクサク読める。
令状請求時の裁判官への説明、被疑者宅へのガサに署長が行くとはさすが竜崎署長。
少し物足りなかったのは、生安部長との喧嘩でもっと竜崎節が欲しかった。
ハッキング
2023/07/22 03:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
竜崎最後の事件、とあったので読むと、この署でということでした、ホッ。今回はハッキングにより、鉄道と銀行のシステムダウン、これはリアリティあり。ほぼ同じ頃発生のリンチ殺人事件。その2つが…というお話。一気読みしました
棲月
2020/07/31 10:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
大森署署長の竜崎は鉄道のシステムがダウンし大森署の署員の通勤に影響が出てることを知る。またその後銀行のシステムもダウンしたことが分かり、管轄外ではあるが捜査員を鉄道会社に派遣する。
同じころにリンチを受けたと思われる少年の死体が発見される。被害者には前歴があり、半グレのようなグループのリーダーで警察は怨恨関係、対立組織との抗争やヤクザとのトラブルを原因として考えるが、捜査は進展せず。また仲間も口をつぐむばかりで具体的な証言は得られなかった。話を聞いた捜査員は彼らと接しているうちに彼らが何かに怯えていると感じる。被害者の前歴を捜査するうちに、被害者にいじめられていたという少年を見つけ出す。そこから事件に関する手掛かりが・・・。
システムダウンと殺人事件の繋がりは?
隠蔽捜査シリーズは犯人の捜査・推理だけでなく、竜崎署長や登場人物のキャラクター等で楽しく読めた作品が多かった。しかし、今回の作品については内容がわかりずらかったこともあるが、竜崎署長の転勤先にしか興味が湧かなかった。