- 販売開始日: 2020/09/08
- 出版社: 河出書房新社
- ISBN:978-4-309-20800-8
武漢日記
新型コロナウイルス蔓延により、突如強行された1100万人都市の封鎖。親しい人が次々と死んでいく……その渦中で女性作家が克明に記録し、全世界が注目した“真実”のドキュメント...
武漢日記
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商品説明
新型コロナウイルス蔓延により、突如強行された1100万人都市の封鎖。親しい人が次々と死んでいく……その渦中で女性作家が克明に記録し、全世界が注目した“真実”のドキュメント。
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日本では・・・・
2021/02/05 17:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:RGOYAJI - この投稿者のレビュー一覧を見る
新型コロナウイルスに対して、中国ではロックダウンをして、徹底的に人と人の交流を防ぐため、買い物、ごみ捨てを政府の役人がやっている。こうして武漢ではコロナウイルスを抑制できたが、日本では不可能だろう!これ以上コロナが広がらないことを祈るだけです。
中国ロックダウン下における市民生活の実情を描くノンフィクション
2022/12/14 17:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
新型コロナウィルス感染が最初に拡大した武漢では、2020年の1月から約2か月にわたって都市全体をロックダウンする処置が執られました。当時、まだまだ対岸の火事という雰囲気であった日本から見ると、共産党一党独裁の国のやることはとんでもないな、という印象でした。
本書は武漢在住の中国人作家が、ロックダウンされた日常をブログを通じて日記のように毎日記録をアップし続けた内容をまとめたものです。
驚かされるのは、著者が中国政府、武漢の地方政府に対して全く遠慮なく、コロナウィルス感染が発生した当初の初動施策の失敗を指摘し続けていることです。本書にも何度も指摘されていますが、著者のブログはネットに掲載されても翌日には当局に削除され、そのわずかな間に志を同じくする人たちによって残されていったようです。ロックダウン後半には当局寄りのネットメディアが煽った誹謗中傷によってアカウントが炎上寸前まで追い込まれるなど、かなりの圧力を受け続けていた様子が描かれています。
都合の悪い事は隠ぺいするのが当たり前の中国で、ここまで当局の批判を上げ続ける勇気は並大抵ではないと感じました。
武漢のロックダウンは日本の緊急事態宣言と比較すると、個人の生活への制限は全くレベルが違います。それでも現在の日本の状況を連想させる描写が数多く見られました。ロックダウン初期には感染しても入院することもできず、医療処置が受けられずに次々と知人が亡くなる、まさに”医療崩壊”の状態が描かれています。少し間違えば、今の日本もこれと同じぐらいの状況になり得る事を強く感じた読後感でした。
感染症対応
2020/11/19 08:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新型コロナ感染症の発源地と言われる中国・武漢での都市封鎖事態下における市民の生活ぶりを克明に記録している。事情がよくわからないまま封鎖され、情報も不十分。知人の医師や友人達からの正しい情報を集めブログに公表しているが、当局から削除されたり、極左勢力からは激しい非難攻撃の集中砲火を浴びたりしている。新型コロナに関する中国政府の対応、特に初動対応については批判されることも多いが、自国民に対する対応をみても頷けるようだ。
この時期、中国、武漢でも湖北省の人民代表会議や政治協商会議が行われている。この会議の順調な開催を保証するために習慣的にメディアもマイナス情報を報じないそうだ。このコロナ禍でも変わらなかったという。2つの重要な会議のためコロナ対策を犠牲にしたともとれるようだが、感染発生初期の隠蔽には著者は憤りを隠せない。引責辞任するような市や党の幹部はいないことにも強く憤慨している。
世界中でコロナ禍は猛威を振るい、終息しそうもない一方で、力で押さえ込んだ中国の対策が賞賛されることになるのだろうか。
一年以上が過ぎて
2021/06/11 06:40
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投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
一年以上が過ぎて、武漢で何が有ったかを読んだ。
春節の頃のことを読んでいて、多くの人が食事を共にすることに批判をされているのを、オリンピックを目前にして、不安を抱える日本の様子に投影した。
結局武漢から始まった新型コロナウィルスの感染は、世界中へ広がり、今や変異種を生みながら終息とは程遠い状態だ。
いったい昨年中国で、武漢で何が起こっていて、何故こうなったのか、少しでも知ることが出来るのかと思ったが、厳戒下の都市で閉じ込められた人たちがどうだったか、ひたすら個人に関するだけが書かれていた。
一年が過ぎても、原因が何だったかも知れず、終わりの見えない、ウィルスとの戦いは外へ外へと広がっただけだったのだろうか?
ブログを再編集しただけ
2021/09/12 21:41
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投稿者:key - この投稿者のレビュー一覧を見る
武漢の様子や著者の心情は知れた。だが、それ以上の発見や学びがなかったのは残念でした。
中国ロックダウン下における市民生活の実情を描くノンフィクション
2024/11/26 17:23
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投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
新型コロナウィルス感染が最初に拡大した武漢では、2020年の1月から約2か月にわたって都市全体をロックダウンする処置が執られました。当時、まだまだ対岸の火事という雰囲気であった日本から見ると、共産党一党独裁の国のやることはとんでもないな、という印象でした。
本書は武漢在住の中国人作家が、ロックダウンされた日常をブログを通じて日記のように毎日記録をアップし続けた内容をまとめたものです。
驚かされるのは、著者が中国政府、武漢の地方政府に対して全く遠慮なく、コロナウィルス感染が発生した当初の初動施策の失敗を指摘し続けていることです。本書にも何度も指摘されていますが、著者のブログはネットに掲載されても翌日には当局に削除され、そのわずかな間に志を同じくする人たちによって残されていったようです。ロックダウン後半には当局寄りのネットメディアが煽った誹謗中傷によってアカウントが炎上寸前まで追い込まれるなど、かなりの圧力を受け続けていた様子が描かれています。
都合の悪い事は隠ぺいするのが当たり前の中国で、ここまで当局の批判を上げ続ける勇気は並大抵ではないと感じました。
武漢のロックダウンは日本の緊急事態宣言と比較すると、個人の生活への制限は全くレベルが違います。それでも現在の日本の状況を連想させる描写が数多く見られました。ロックダウン初期には感染しても入院することもできず、医療処置が受けられずに次々と知人が亡くなる、まさに”医療崩壊”の状態が描かれています。少し間違えば、今の日本もこれと同じぐらいの状況になり得る事を強く感じた読後感でした。