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花のきもの
著者 宮尾 登美子
繭から糸となり布に織られ、娘の晴着となり、嫁に贈られ、時を経て蒲団に再生され、はたきとなって命数が尽きる――絹の巡る道が暗示する、女と着物のかかわりの深さと面白さ。折々の...
花のきもの
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花のきもの (講談社文庫)
商品説明
繭から糸となり布に織られ、娘の晴着となり、嫁に贈られ、時を経て蒲団に再生され、はたきとなって命数が尽きる――絹の巡る道が暗示する、女と着物のかかわりの深さと面白さ。折々の悲しみや喜びがしみこんでいる着物たち。数々の花模様の着物とそれに纏わる女たちの姿を鮮やかに描き、着物への愛着と思い出が美しく繰り広げられる、半自伝的エッセイ。
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紙の本
まるで着物をよく知っているような気分に…
2002/05/30 09:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミオメロディ - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸妓娼妓紹介業という父親の下に育ち、満州で暴民から略奪をうけ、質屋通いも度々の貧しい時期もあった波瀾万丈の日々を過ごしてきた著者の、そのたび毎に側にあった着物たち。それら着物にまつわる物語はいきいきと語られ、まったく着物に縁のない生活をしている私の前に、あざやかな姿を見せる。まるで私自身が着物を着てきたかのように。事実は小説より奇なり、とは著者のことだ。
紙の本
着物
2019/10/23 13:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
花模様の着物に纏わる思い出。満州で無くした着物は本当に勿体なくて、お姑さんが悔しがったというのも良くわかります。