- 販売開始日: 2020/10/16
- 出版社: フレーベル館
- ISBN:978-4-577-02860-5
土のコレクション
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
土って、こんなにきれいだったんだ!
2004/05/21 11:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わくわくどきどき - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤、ピンク、オレンジ、黄、青、紫、緑,白・・・・・。これが足元にあるごく普通の土だなんて・・・。よく見ると、本当に、いろんなたくさんの色があります。
ぬれているうちは濃い色で、かわかすと少しずつ淡い色にかわっていく土。どれも、日本のもので、あるものは田んぼから、あるものは庭や野原や畑から、そしてあるものはがけの斜面から取ってきたものだといいます。中古の軽自動車で寝泊りしながら、著者は日本全国をかけめぐるようになって10年以上になり、集めた土は、1万種類をこえるコレクションがあります。全国の土を日本地図にならべて見ると、自然や気候や地形などの影響により、土の色や土のできかたに特徴があるのがわかります。
黒・白・灰色が多い北海道、土の色が豊かな東北、黒くてボクボクとくだけやすい関東、粘土が多い中部地方、鮮やかな色・虹色の土がそろう北陸、なんと、ひとつの村にたくさんのきれいな色のそろう能登半島の小さな村が紹介されています。
暑くて雨が多い沖縄をはじめとする南西諸島は赤い土、温泉の近くや鉱山の近くで見つけためずらしい、かわった色の土。思わず、自分の住んでいるところの土の色を探してみたくなります。一見、おとな向きの土のコレクションのようですが、手渡し手のおとなのはたらきかけで、子どもたちも、自分の土のコレクションをつくってみたくなることまちがいなしです。土をかわかして、細かいパウダー状にすると、土の色がぐんときれいになることがわかります。いろんなところにでかけて、集めた土を、ガラスのびんに入れたり、小さなビニール袋につめたり、セロハンテープで紙にはりつけたりして、しまっておかないで、いろんな人に見てもらいましょう。土で紙をそめたり、絵の具やパステルやクレヨンをつくって、自分だけの色をつくって、遊んでみましょう。
(わくわくどきどき/図書館の学校・児童書選書委員会)