小説を投稿したい人の入門書としておすすめ
2021/02/25 16:33
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投稿者:JBOOK - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、ハイローに詳しくないので脱線しているところは、かなり長かったので、読んでいる時とてもしんどかったです。しかし、小説の書き方の入門書としては、小説を書きたい人、特に新人賞に投稿しようとしている人には参考になると思いました。
参考になります。
2021/01/16 17:01
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろな小説家が小説の書き方を本にしている。その中の一つ。自作を例に取りながら描写や構成を語る時の微妙な照れが可笑しい。
脱線があるのはご愛敬。文章を書く上での注意点、何を表現したいか、そしてそれが読み手に伝わるような出来になっているか。基本が丁寧に説明されている。
三浦流小説の書き方
2021/01/01 12:40
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
脱線しまくっているの、超面白かった。先生のオタクぶりもいかんなく発揮されております。これは布教活動も兼ねておられるのか。
あっ、ちゃんと書き方・表現の仕方、組み立て方なんかも書いてありますよ。
小説新人賞に応募してくる作品に下らないのが多くてイラついておられるのが、ちらちら感じられる(笑)
書き方のレクチャーだけど、書けない人間にとっては小説の読みどころが分かって、これが結構タメになる。「作者はココ掘り下げてんのか・・・」とか「ここの表現はこんな意味があるのかも・・・」とか、これ知っていたら小中学校の頃の読書感想文、もっと核心突いたモノが書けたかも、とか思っちゃう。
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容を知らないで読み始めてしまいました。小説の書き方の入門書として、小説を書きたい人には参考になると思いました。私は普通の作品のほうがいいかなと思いました。
三浦流小説のマナー
2021/01/20 21:37
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルを鵜呑みにしてはいけない、しをん先生流に小説の書き方のススメ。
人に読んでもらうための最低限のマナーの本だと思います。
適度に脱線しつつ、それらを丁寧に教えてくれる良い本です。
しをんさん版 仕事の流儀
2021/01/25 11:56
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説家志望ではないけれど、しをんさんファンなので読みました。
しをんさんの仕事の流儀を学びました。
素敵な作品の数々は、一朝一夕には生まれないのだなあと改めて感じ入りました。
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小説を書こうと思っている人にはもちろん、書かない人にも参考になり、楽しんで読める、三浦しをんさんらしい愛ある本でした。
最後に書かれていた、全力で作品作りに取り組み、書き上げたら、作品の評価や判断は読者に委ねる、良い意味での開き直りが大切というアドバイスは、小説だけでなく、何かの作品を作る人に共通のアドバイスだと感じました。
作品を作っても、もっと何とか出来たんじゃないかと自分を責めたり、自分には才能がないとその度にネガティブになると、段々と作品を作ることが嫌になるというのは、わかる気がします。
自分も書道をやっていて、作品を書くと下手さに凹むけれど、書道の師匠は、全力を出し切ったその時の自分を例え下手でも認めなさい、ゆるしなさいと仰る。
三浦しをんさんが、作品の評価を読者に委ねる開き直りが必要と仰るのも、同じことだろうと思いました。
あらゆる作品の創作者は、最後は開き直りなのかな?!(笑) 。
三浦しをんのような立派な作家さんでも開き直るというのなら、自分ごときが下手さに凹むのは無意味だなと、これからは書道で凹まないコツまでもらえたかも(笑)。
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半分、エグザイルの話なんだけど熱量がすごい(笑)HIGH&LOWの布教文章みたいになっちゃっているけど、それでも面白いからよし。
あと谷崎潤一郎を谷潤と呼ぶのに笑ってしまった。松潤みたいな扱いしてて、三浦氏!って感じがした。
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小説を書いてみようとまったくの初心者である
私が手に取った初めてのマナー本。
基本的なところから書いてくれていたので
分かりやすかったし、今後執筆に行き詰まったら
テキスト代わりに見直そうと思う。
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面白かったし、(割と)ためにもなる。
三浦しをんファンとしては、あの作品の裏にはこんな設定が!? なんて、ハウツー本と言うよりエッセイとして楽しみました。
読了後は自然と小説が読みたくなり、ちょっと書いてみたくなり、そして何より、ハイローが気になってくる一冊です。
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とてもよかった!優しい目線で、ハードルを低く設定して(内容だけでなく語り口も)(某ジャンルのことについてはあまりにも多すぎてそこはちょっとげんなりしちゃったけどまあそういうネタとして書いてらっしゃるのが分かるので笑)、けれど書いてみてぶつかる壁について、そんなの考えるのは早い!みたいなことはなく、ちゃんと現実も合わせて書いてくださるの、とても助かる。
書くということへの心持ちも、圧迫されず、そっと励ましてくれる。例として紹介されてる三浦さんの作品でも読んだことないやつ結構あったから読んでみよう。
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202012/小説の書きかた講座なる指南本だけど、私のように小説書かない人間にも面白くエッセイとしても楽しく読めたのはさすが三浦しをん。
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三浦しをんの小説の書き方講座。
ようこそいらっしゃいました まえがき
*アミューズブッシュ
[一皿目] 推敲について お庭の手入れは万全に
[二皿目] 枚数感覚について 迷子にならぬために
*オードブル
[三皿目] 短編の構成について(前編) シチュエーションか感情か、ご自由にお選びください
[四皿目] 短編の構成について(後編) 具体例でご説明、自作を挙げたら首が絞まった風
[五皿目] 人称について(一人称編) 視野狭窄に陥らぬようご注意を
[六皿目] 人称について(三人称編) 考えすぎると地獄を見るのでご注意を
*スープ
[七皿目] 一行アキについて(前編) 息つぎはほどほどに
[八皿目] 一行アキについて(後編) 気づかいはほどほどに
*魚料理
[九皿目] 比喩表現について 様子がおかしいのは情熱ゆえ
[十皿目] 時制について 「時間の魔法」をかけて
[十一皿目] セリフについて(前編) 耳をすました近所のおばちゃん風
[十二皿目] セリフについて(後編) さまざまな戦法の盛りあわせ
*肉料理
[十三皿目] 情報の取捨選択について 建物や街の描写、文章仕立て
[十四皿目] 取材方法について お邪魔にならぬ程度に
[十五皿目] タイトルについて 三つの発想法を駆使して
[十六皿目] 情報提示のタイミングについて 情景や登場人物を思い浮かべて
*サラダ
[十七皿目] 高揚感について 中二の魂が叫びたがってるんだ風
*チーズ
[十八皿目] 描写と説明について 納豆を何回かきまぜるかはお好みで
*デザート
[十九皿目] 書く際の姿勢について 当店に寄せられたお声、その一
[二十皿目] 文章、書き進めるコツについて 当店に寄せられたお声、その二
[二十一皿目] 構想と構成、登場人物について 当店に寄せられたお声、その三
*コーヒーと小菓子
[二十二皿目] お題について 真面目さと胡椒は同量ぐらいで
[二十三皿目] 短編と長編について 「キレと余韻」「構成力」を隠し味に
*食後酒
[二十四皿目] プロデビュー後について 旅立ちを見送る書き下ろし風味
*お口直し
[その一] 饒舌なる言い訳
[その二] 好物は人間(語弊がある)
[その三] いきなりさておき
[その四] 困ったときの神頼み
またのお越しをお待ちしております あとがき
三浦しをんてこんな風に書いてるんだと分かる一冊。
軽いタッチで小説の書き方をフランクに教えてくれてます。
でもやっぱり俺には小説書くの無理だな。
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ときどき突っ走っておられる(笑)けれど、勘所はおさえてらして、ああ、そういうことかと腑に落ちた点がいくつもあった。ちょっとランナー給水します
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文章が書けなくなって、さて何ヶ月たっただろう。本もパタリと読まなくなった。1日1冊ノリで読んで、ブクログの更新も読んだら速攻だったのに。SS書くなんて、思いもしなくなった。商業執筆も契約満了で、もう全く書いていない。ただベッドで一人病を飼い慣らして仰臥している。ソシャゲを遊んで息をしているだけの毎日だ。この本は、まだ小説に手を染めて、ゲームライターとしてシナリオ書いてみたいと、ライター選抜試験を落ちた後、真面目に思っていた頃に予約した本だった。研鑽が要ると思ったから、だし。親しみやすい語り口に惹かれたからでもあった。
結論から言おう。一番に感じたことは、
『三浦しをんって作家さんは、文章が上手いなあ。』『面白いし読ませるなあ。』
これに尽きる。ここ数ヶ月、本も読まなくなった。映画も観なくなった、コミックも同様に読んでいない。他人と話すのも激減している。病の療養のためもある、あるが、本当の理由はおそらく、どこかが欠け落ちたせいだ。そういう時に読み続けて持ち直し、日々なにかの文字を書いていた者が、そうしなくなったのだ。異常である。
いい加減図書館に返却しようと思い、明日返すのだが、その前にふと、読んでおこうかと思い立った。一冊読み通す自信はなかったのに。一日で読み切ってしまった。書籍としては、相当習作を書き、コバルトやネット小説の新人賞など、応募経験のある執筆愛好家をターゲットに書かれ、口語体の面白いエッセイとしても、執筆指南としても良く出来ていて、流石である、何がすごいって、『一行でも書いてみようか。失敗してみようか。』と思わせることである。難しい言葉を使わず、作品の骨子作りを示している。躓きそうな悩みを、ひとつのチャプターで1テーマずつ取り上げている。やってみないと身につかないことだと、早々に気付かされるため、このような思いを抱くのだ。
ヒット作家である三浦さんは、決して売れっ子作家でございと言う顔はしない。アマチュアの賞応募者の延長に、同好の士で先行している者として、率直に話してくれる。アマチュア小説家の方々の努力やお作を、ご自身のお作同様、とても尊敬して尊重なさっている。実際賞の応募に漕ぎ着けて、選評をもらっている方々というのは、それだけですごい。頭が下がる。いっぱい読んでいっぱい書いて、いつも何かを思いついていられること。それを書いてみること。それしか作品完成への道はないようだ。
書かないという選択も、別に悪くない。書けない、評価されない。そういう自分に対するつらい気持ちに傷つかないようにとも、配慮ある言葉も添えてある。いくら同好の士と言っても、それでも三浦さんの行動は、才能ある人で、やっぱすごいとため息は出る。だけど、この本すごく面白くて、つい巻き込まれてしまうから、私のように筆がべっきり折れていても、読んでみていいと思う。だってほら、この感想だって、おかげで何ヶ月ぶりに書けた。奔放に書いていた頃が懐かしい。下手なりに楽しかった頃が懐かしい。小説も文章も、もう書かないだろうけれど、レビューのひとつくらいは、散らし書きできた。すごいことだ。