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心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~
著者 まつながみつる
中学2年の神本宮麗(みやれ)は塾にも通わず常に学年トップの成績を修めていた。だが、幼い頃から霊感が強く、人の心を読み取る術に長けていた宮麗は、周囲から「卑弥呼」と呼ばれ敬...
心の闇に灯りを点せ~不思議な少女の物語~
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商品説明
中学2年の神本宮麗(みやれ)は塾にも通わず常に学年トップの成績を修めていた。だが、幼い頃から霊感が強く、人の心を読み取る術に長けていた宮麗は、周囲から「卑弥呼」と呼ばれ敬遠されてきた。友達もいない。
学年2位の佐藤君は、宮麗がどうしてそんなに勉強ができるのか興味を持ち徐々に心惹かれていく。
神仏に造詣のある宮麗に影響され、学問の神様・文殊菩薩を見に行く約束をする。何かにつけ神社仏閣への「お参り」デートを重ねる2人だが――。
表題作「心の闇に灯りを点せ」ほか、「家庭教師」「白い蛙」の3篇を収載。
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新人の作品とは思えない感動的なストーリー!
2021/01/16 22:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ほっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
三作品が載っていますが、本の題名でもある心の闇に灯りを点せ、が良かったです!霊感の強い少女が主役ですが、親友の佐藤君とのお参りデートは、読者にいろいろなことを教えてくれます。神前での神様の言葉は、必見です。人生の目的をさりげなく述べているのに、決して重い物語にはなっていないのが爽やかです。ある意味でスピリチュアルな青春物語と言えるかも。 最後の予想外の出来事が、読者の意表をつく。
また、家庭教師では、不遇の不良少女と家庭教師のやりとりが面白い。二人の頼りない心のふれあいが、淡い恋心を育む。最後の終わりかたが感動的だった。
白い蛙では貧しい家族が偶然、白い蛙を飼うようになってから、家庭に良いことが次から次へと起こり、桜姫という利発な可愛い娘が生まれる。白い蛙は、守り神みたいです。やはり、因果応報の世界を表しているかも。
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皆さんにぜひ読んでもらいたい
2021/01/12 22:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピットマリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題の小説は、日常生活を描いているのに、なぜか不思議なストーリー展開になっています。霊感の強い不思議な少女が主人公になっていて、初めての親友である佐藤君とのお参りデートは、とても面白かった。神社の前で少女の口から出る神様の言葉は、人生に迷える僕たちの心に灯りをともしてくれる。物語は速いテンポで進み、読者は自然に物語の中に引き込まれていく。少女は人生の核心をさりげなく説いています。彼女のやさしさと博識が僕らの胸に響きます。彼女に会って直接話してみたくなります。
家庭教師では、不良少女と家庭教師のやり取りが面白い。ぎこちない二人の触れ合いが淡い恋心を育んでいきます。不幸な家庭環境が彼女を不良少女に仕立てたのだと思う。少女からの最後の手紙が読者の胸に響きます。優しさがテーマなのか?
白い蛙は、因果応報の守り神か?貧しい家庭が白い蛙を飼うようになってから事態は一変します。僕たちの人生の教訓になりそうな作品です。
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いい本です
2021/01/24 23:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
三つの作品それぞれに特徴があって、読み応えがありました。
私は、題名になっている、心の闇に灯りを点せがとくにお気に入りです。ハラハラドキドキしました。最後まで一気に読めた気がします。
他の二つの作品も、かなり引き込まれますよ。