カタストロフ・マニア(新潮文庫)
著者 島田雅彦
治験のアルバイトに参加したミロク(26)が病院で目を覚ますと、地上から人の姿が消えていた――。コロナ質量放出が地球規模の大停電を引き起こし、ライフライン停止、原発危機、新...
カタストロフ・マニア(新潮文庫)
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商品説明
治験のアルバイトに参加したミロク(26)が病院で目を覚ますと、地上から人の姿が消えていた――。コロナ質量放出が地球規模の大停電を引き起こし、ライフライン停止、原発危機、新型ウイルスによる感染症の蔓延が同時発生。あっというまに近代文明は失われ、人工知能が新世界の構築を推進している。人類はこのまま滅びゆくしかないのか? 前代未聞の大淘汰に、一人のゲーマーが立ち向かう。宮内悠介氏との刊行記念対談も収録。(解説・小島秀夫、どぶろっく 江口直人、ゴールデンボンバー 歌広場淳、吉川浩満)
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文庫になるまで待って良かった(良い意味で)
2021/02/05 23:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雲絶間姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
好きな作家の新刊が出るたび、ハードカバーで購入するか、文庫になるのを待つかで悩みます。自宅の本棚が一杯で、新しくハードカバーを購入するには今ある本を古本屋に持っていかなくちゃならないし、文庫になるまで待つと定価も下がるし…で待てそうな本は文庫になるのを待つのが定番になりつつあります。
この本ほど、文庫になるのを待ってて良かったと思う本はありませんでした。理由は解説。ものすごく意外にも、どぶろっく江口さんが解説していらしゃいました。あの下ネタの遠い遠い背景に、島田先生がいらっしゃるとは。道理で私がどぶろっくが生理的に無理じゃないのね、と妙に納得してしまいました。
解説ばかりに言及しては失礼なので、内容についても。ネタバレしないために詳細は控えますが、ありきたりではありますが、今ほどこの小説が活きてくる時期はない、とだけ申し上げておきましょう。ただ、仕事柄、ウイルス感染症にちょっとだけ一般人より詳しい身とすれば、ボトルネックウイルス感染症についてもう少しリアリティが欲しかったですね。