私の少年（９）

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投稿者：納豆　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

他の方のレビューにもありますが、えらい中途半端だったな、と。
以下、全巻を読んで上での感想で、多少のネタバレを含みますので、閲覧の際にはご注意ください。

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結論から言ってしまえば、2人は母子でも、恋人でも、友人でも、姉弟でも、家族でもない。けれど両想いで、お互いがお互いの一番である。
物語はここで終了してしまいます。

ぶっちゃけこれ、男女が逆だったらものすごくキモイわけで(笑)
聡子が性に対してコンプレックスがあり、諦めてしまっても構わないだけの年齢。一方の真修は非常に清潔感のある少年で、性に目覚める前。
だからこそ成り立つし、綺麗にも見えていたんですよ。
今後、2人の人間関係が進むのであれば、もっと泥臭くなってしまうか、互いが互いの一番からは降りてしまうことになる。
特に、恋愛としてはこれからの真修は、新しい彼女、妻、家族を得ていくことになるでしょう。
そのとき聡子はどうする？どうなるのか？
最大の疑問を宙ぶらりんで放置したまま、今が一番いいとき！この関係がいつまでも続けばいい！みたいな感じで終わっちゃった。

短編や、せいぜい3巻以内（映画1本分ぐらい）の短い話なら、このオチはありだと思います。
しかし9巻までズルズル続けるのなら、歪ともいえる関係性の終焉、もしくは周囲と戦って2人だけの世界を勝ち取るぐらいのドラマを、読者は期待していたのではないでしょうか。
ってか、9巻まで何しとったん。特に、聡子が仙台に行って以降。


「私の少年」のもう一つの最大のテーマは、人間関係で苦しんできた聡子の「私の中の少女」の解放にあると思います。
物語の中では解決したような顔してるんだけど、個人的には正直なんだかなぁっていう。
今現在、解放されてああスッキリ！状態であっても、最愛の真修といずれ別れる可能性があるってだけで、いっときの晴れた気持ちなんて底から覆るじゃないですか。

泥臭く戦う勇気なり、暗くなっても二人の関係性をエンディングまで見せて欲しかったなというのが、全巻読んでの感想です。
真修が子供の頃は、聡子さん色々なものと戦ってたよね。あの辺が一番面白かったんだよなぁ…。

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投稿者：pope　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタばれあり。
全く爽快感なし。
2人の関係は結局本人たちも思考停止してしまった感じでどうなのと思う。
最終巻で急に過去の自分たちが出てくるのもややこしくてわかりにくいし。
2人の物語のはずだったのにそれぞれ一人の物語になってしまった。

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投稿者：aya　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

堂々の完結。ただ、最終巻は何を表現したかったのか、あるいは二人の関係をどのようにしたかったのか、よく分からなかったな。なんか綺麗な雰囲気だけ演出してごまかされた感じ。

5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：ゆう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

子供の時が一番よかった。巻数重ねるにつれ失速…
つかずはなれずのぐだぐだを見る3流少女漫画の如くつまらなくなる。最終話なにそれ、そこに至る過程もよく分からん自問自答のエヴァの最終回みてるみたいだった

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投稿者：MIF　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

えー、そんな感じで終わるのー？ってぇのが率直な感想。
駆け足でまとめましたって印象？
なんか二人の関係に結論がでたようでいて実はなにも進んでないような気がする。

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投稿者：転鈴　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

はっきりしないまま終わる、盛り上がりに欠ける終わり方だったと感じる部分もありますが、この二人の関係性って、異性とか年齢差とか一般的には気にされてしまう点はあっても「親友」なんじゃないかなと思いました。同世代ではない二人の間に成立する関係性を、異質だと見る文化的傾向が主人公(男の子)の同級生の言明に表れているのかなと。これは社会的枠組みに儒教が与えた影響が大きいと思います。

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投稿者：Masetto　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

人と人との関係ってそう簡単なものじゃなくて、男と女だからって恋愛関係だけじゃないと思う。親子の関係もいろいろあって、時を経て見えてくるものもあるのかな。モブ?的登場人物の顔とか皆似ていて混乱しそうだった。

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投稿者：真太郎　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

聡子の走馬灯のように思い出される過去の自分と、真修のこと。それらを乗り越えて、今の二人の位置づけができていると思う。これからどうなるかは、わからないけど、正解もないわけで。だから、互いに見守っていく手段を選択した聡子と真修に、幸あれ。

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投稿者：けい　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

９巻まで読みましたが最後はこれでいいのかと思いました。結果的に何も進展がなくまだ続く様な印象で完結でした。考えさせられる内容だったので期待して読んでいたのですが
肩透かしを喰らったようでざんねんでした。自分的には二人の関係はソウルメイト的なものだろうと思い納得することにしました。絵柄もきれいで読みやすかったです

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投稿者：雪うさぎ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最終巻まで読みましたが、聡子と真修の関係は煮えきらず。
聡子が真修と出会うことで救われて生きるのが楽になったのは分かりますが、真修の気持ちはそれで良いのかモヤモヤしました。真修は聡子に恋愛感情を持っている描写が前巻まではあったのに、曖昧な関係に満足できるのかと真修の気持ちがよく分からなくなりました。
ここまで毎回考えさせられるような素晴らしいお話だったので、結末にも期待しすぎてしまいました。

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投稿者：aoi　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

え？おわり？という感じ。
続編があるならこの終わりも飲み込めるけど、そうでないならここ何巻かはなんだったんだろ？ん？という感想。過去回想や自問自答で終わった。

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投稿者：エムチャン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

聡子はこれでいいのでしょうか……納得いかないのは、私だけ？でしょうか……。前巻までは、聡子だって、自分の気持ちをもっと……なのにこれで終わり？エーって感じです。