紙の本
謎はさらに増して、天吾と青豆は混沌の世界に!
2016/08/23 09:24
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『1Q84』第5巻では、これまでの謎がより深まり、これまで以上に1Q84年の世界が混とんとしていきます。青豆は、「さきがけ」のリーダーが最後に口にした「君は重い試練を潜り抜けなくてはならない。それを潜り抜けた時、ものごとはあるべき姿を目にするはずだ」という言葉をはっきりと覚えています。彼はとても大事な何かを知っていたはです。青豆の核心は揺らぎません。他方、暗闇の中でうごめく追跡者牛河、天吾が迷い込んだ海辺の街である「猫の街」、青豆が宿した小さな生命など、「1Q84年の世界」はまだまだ続きます。
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1Q84
2013/04/18 23:24
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投稿者:hanabishi - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後までドキコキしながら全巻読みました。今度はどんな英訳をしているのか、英語で読む村上春樹をトライしています。
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1984は普通?
2012/08/19 12:21
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投稿者:BEN216 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物の描写は、リアル!!! 長いストーリーではあるが、あきさせないストーリー展開はGOOD!
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ざっくりと
2020/04/30 08:06
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投稿者:ライサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どれだけ辛辣に三島を批判しようが、彼の浅はかさを露呈したように。
この作品は1984年が舞台となっている。それ自体は問題ではない。
ちょうど私が生まれた頃の時代であるがそれもさして問題ではない。
しかし村上作品はどれも「何かを読んだ」「何かを得た気分」にはしてくれてもそれを言語化できる人は少ない。他人に「どこがどうおすすめ」か説明する際に具体例をもって話せる人はさらに少ない
この小説も同じ特性を持っている
村上春樹が金太郎飴しか作れないと言われる所以でもある
読みやすい小説ではあるがだからと言って歴史に残る作品ではないレベルの小説にはやはり厳しい評価しかしにくいものだ。
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交わりそうで交わらない3人。
交わったら終わり。そう思うが、なかなかじれったい。
2013.12.16〜2014.2.6
図書館
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牛河という第三の主観人物の登場により、青豆と天吾、二人関係をより客観的に描写することで、1Q 84の世界はより奥行きを増している。
青豆と天吾、1984と1Q84、どちらもより深く絡み合ってきた。
果たして、1Q 84の世界とは何なのか。二人が出逢ってしまうとどうなってしまうのか、そこに牛河はどう絡んで行くのか。全く想像出来ない面白さ。
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なんだよー牛河ってー。いや、牛河さん、知ってるけど…。牛河の客観性が必要だったっていうのも分かるけど、彼を使わなければまとめられなかったのだろうか?
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いよいよラス前。
(P.279より)理屈の通らない話なのだ。そしてなんといってもここは1Q84年だ。何が起こってもおかしくない世界だ。
なんか、ずるいなぁ・・・と思いつつ、どう落とし前をつけてくれるんだろうか?という興味もあって、最終巻も購入した。
(2012/11/7)
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「1」では、設定等がよく分からず、あまり面白く感じられなかったが、物語が進むにつれそれらが少しずつ繋がってきて・・・すっかりハマった。
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小松さんの監禁はやっぱりね。と思ったが、リトルピープルが死に追いやることができない人だったのかなぁと疑問。
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少し読み疲れて、4巻を読み終えた後、
5巻目になかなか手がのびなかった。
今までは天吾と青豆の立場(視点)からの話だったけど、
今回からはそれに追跡者牛河の立場(視点)からの話も
加わった。
牛河、怖い。
こんな、頭脳明晰で、
喪うものは命しかないような人間に追跡されたら、
普通の人間ならすぐに捕まってしまい、
跡形もなく、粉々にされてしまう気がする。
不快感も強く感じる、しかし、
彼も天吾や青豆と同じように孤独で、
追い詰められた人物であると思うと、
そして天吾と青豆には「会いたい人」がいて、
心の支えがあるけれど、牛河を支えているものは
何だろう、あまりに孤独で、哀しい追跡者だ。
次の最終巻、牛河は青豆に辿り着けるのだろうか。
その時青豆は、牛河とどのような対決をするのだろう。
そして青豆は何者かを身籠った体で
1Q 84の世界を抜け出せるのか。
天吾と巡り会えるのか。
いよいよラストへ。
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〈青豆〉
・名を呼ぶある声を聞き、死のコースから自ら外れる
・ヤナーチェックの「シンフォニエッタ」。導入の役目。
・NHKの集金人の執拗な攻撃
・「あなたはいつまでもそこに隠れて、逃げおおせせることができると考えておられる。いいですよ、隠れていらっしゃい。しかしどれほどこっそり息を潜めていても、そのうちに誰かが必ずあなたを見つけ出します」
・行為のない妊娠疑惑→陽性反応→もしこれが天吾の子供だったら?→FA!→産む決心
・首都高速道路の階段を逆に上る、ことを思いつく
・自分だけの神を信じようとする
〈天吾〉
・天吾の留守中、NHKの集金人がやって来る
・小松、無口化
・『空気さなぎ』オタの安達クミとハシッシ
・「フクロウくんは森の守護神で、物知りだから、夜の智慧を私たちに与えてくれる」
「自分から森の中に入って行けばいい」→森はリトル・ピープルの領域(安達クミは何の隠喩だろう?)
・父との、自らとの和解→父の元を去る
・求めているのは、青豆の空気さなぎに出会うこと
・手紙を残してふかえりは去る→自分を見ている存在を知る
・小松、誘拐監禁被害を告白
〈牛河〉
・さきがけメンバーとの接触
・青豆の行方を追ううち、老夫人との関係を怪しみ始める、青豆の身辺調査
・「鋭い嗅覚と、しがみついたら放さない粘り強さ」
・牛河、結婚してたのか……!
・結婚していても、孤独だった。かたくなにこの世に確かなものなどないと信じている。
・天吾のそばに部屋を借り、潜伏
牛河が出て来るものの、話としてはあまり発展したとは言い難いBOOK3前編。
特に牛河章はすべて牛河の恐ろしいまでの勘と推理力により進んでいるので、えええーと思うところも多々あるんだが、それでもするすると読まされてしまい、そのうちそれがまるで気にならなくなってしまう不思議。
そしてBOOK3前編で強く感じたのは、天吾が完全に母親の影と父親から解き放たれたということ。
自分の全てを父に話してしまうことで、己の内部に立ちはだかっていた父という存在を殺したようにさえ思えた。それが印象的だった。
それらは天吾が自分の意思で青豆に会いたい触れたいと望んだから起きたことなんだろうか。
天吾の父親が言葉を持たない人間として出てきたのはとても良かったなあと思う。
この父のことを考えると、胸が苦しくなって仕様がない。
特に、天吾が推理して話したことが胸にどっかんと響いて引っ掛かって引っ掛かって……(父親は、天吾を集金に付き合わせることはコミュニケーションの一環だった、それが彼が唯一上手くできることだった、のくだり)
それから、”彼らの神”でなく、私だけの神を持つ、という青豆の宗教観がとても興味深かった。
そして今回もまたよく分からないことが増えてしまった。
NHKの集金人とは一体何の隠喩か?
青豆の求めている、世界が消滅した後にやってくる王国の姿とは?
リトルピープルが新たな通路を作���、ドウタを生むのと、青豆が妊娠したのは同じこと?
空気さなぎ=子宮?
色んな書評や考察サイトを読んでいる途中だけれど、それでもよく分からない……
そして読解力のないわしは、読んでいるさなかも、自分自身でその答えを見つけることができなかった、ので、とても気持ち悪い状態が続いているのである。
読書において、全てを理解する、あるいは自分の中に確固たる答えを見つけることがそんなに重要なことではないのだろうけれど、知りたいなあ。
最後になんだか一番心に残ってしまっている台詞。
「このドアはなかなか悪くありません。叩き心地がよろしい」
なんだそれwwww
私が青豆だったら、我慢しきれず`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!! となるな(笑
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1304 ここにきて三人目の視点が追加されるとは思わなかったです。物語も終末に向けて一気に加速!ハッピーエンドにして欲しいです。。
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BOOK3で俄然面白みを増してきました。
新たな語り手も登場し、結末に向けてドラマチックにスピードを増しています。
想像を超えた物語の根底にどのような思想が流れているのか、読み薦めるにつれて明らかになりつつ、でもまださらに混乱の中にあるような・・・。
いよいよ、ラストに突入です。