4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
素人には実証不可能だがこの内容は虚偽とは思えない。数々の実験結果によりおかしな日本人が増えていることも納得がいく。これからの社会運動で農薬を使わない作物が当たり前になる世の中を実現しなければならない。そのためにこの本を教科書とすべきであろう。
衝撃の事実が満載です
2021/01/17 09:58
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日本って、こんなに農薬が好きなの!?」と思わず言ってしまいそうな、日本人が普段の食卓でこんなに農薬を摂取している衝撃の事実が満載の1冊です。
実際に店頭に並んでいる食パンや小麦粉に実際、どれだけの農薬が含まれているかを調べてみた結果などが、詳細に記されています。ですが、個人的には、昨今日本で頻発している様々な病気や症状が、農薬が原因ではないのか、と疑っている文章の方が衝撃でした。
ページ数も少なく、新書にしては比較的安価なので、ぜひとも多くの方々に読んでほしい1冊です。
ネオニコチノイド ラウンドアップ
2023/11/23 08:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の主な主張は以下の2つだと感じている。
1 国産食品はネオニコチノイドの農薬基準が緩いため、外国産の農産物よりも農薬まみれで危険である。
2 米国等から輸入する食品は、モンサント社が生産しているラウンドアップという農薬についての基準が米国の言いなりとなっているせいで緩いため危険である。
主張1については、特にお茶についてあまりにネオニコの残留量が多いとのことで、ペットボトルのお茶は飲まない方が良いという話を耳にすることが多いが、本書由来のことか。この話を耳にした時からペットボトルのお茶は極力避け、水を飲むようにしているが、本書のとおりであれば、お茶を飲まなくてはならない必要性はないため、お茶を避けた生活をした方が良いということだろう。
一方で、ネオニコに代わる農薬があるのであれば、その農薬を使用して農産物を生産すれば良いが、実際には生物農薬と呼ばれる天敵等の利用はあるものの、ネオニコほどの害虫対策は難しく、ある程度の仕様はやむを得ないのではないか。野菜などについて、ネオニコを避けた生活はできないだろうし、生産者もそれは困難であろう。今後社会はどのような方向を目指すべきか。ただ規制を強化すれば良いというものではないと感じた。
主張2に関しては、早急に対策が必要だろう。遺伝子組換食品ということの危険性は、遺伝子を組み換えていることよりも、ラウンドアップという農薬に耐性を付けて、その他の雑草などを枯らしているのに、遺伝子組換大豆は枯れないことを利用しているから、ラウンドアップにまみれていることが人体に悪影響を及ぼすということのようで、ラウンドアップの規制を強化すべきである。消費者も、ラウンドアップに対する危険性を認識して、市場からNOを突き付けるべきだ。
読んでよかった。知ることが大切。
2021/05/06 11:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本にいて、ごく普通にスーパーで買い物をして、できるだけ自分で調理して食べていれば安全だと信じていました。
もっと気をつけないといけないのだと痛感しました。
投稿元:
レビューを見る
なぜこれがまかり通るのか?
水溶性で農作物に吸収されてしまう農薬。その規制値を引き上げた(緩和した)のは何故?
農薬ラウンドアップが小麦のプレハーベストに使われて残留し、小麦粉に入り込む。主成分のグリホサートが界面活性剤と結びつき、体内に接種される場合、相乗効果は不明。小麦粉に残留農薬が入っている以上、パンやパスタからも農薬を摂取することになる。それが蓄積したら。妊娠を通じ胎児にも入り込むことがわかっている。また、マウス実験では隔世で遺伝子が傷つくことがわかっているがそれが人間で起きたら?
週刊新潮に短期連載されたショッキングな記事を元にまとめられた一書。
自らの身は自らが守らなければならないが、でもどうやって?
投稿元:
レビューを見る
本来、自然界に冬のイチゴは存在しない。季節に逆らって加温しながら育てるから、植物にとってはストレス。病気にかかりやすくなるから、農薬をたくさん使う。
今の農薬の特徴は浸透性。内部に農薬が浸透している。
ビニールハウスの劣化した部分が落ちてきて作物が吸収する。
農薬の毒性があらわれるのは、10年先、20年先、半世紀も先。症状としてあらわれても、長い時間が経っているため、本当に農薬が原因かどうか調べようがない。
スーパーの都合で陳列棚に並べやすいサイズの野菜が作られるようになった。均質で傷がなく、きれいな野菜こそ高級品という価値観。
ネオニコチノイドは270度以上で分解されるため、焙煎が行われる麦茶やウーロン茶からはあまり検出されなかった。
露地栽培よりもハウス栽培の方がネオニコチノイドの検出率が高い。検出されなかったのは人参、蓮根、ブロッコリー、アスパラガス、スイカ
ネオニコチノイド
・水に溶けやすい→植物全体に浸透
・油に溶けやすい→細胞膜(脂質)を通り抜ける
・熱に強い
・血液中に分解する酵素がない
・洗っても落ちない
フィプロニル
・ペットのノミやダニの駆除剤に含まれる、ネオニコチノイド系農薬と同じ浸透性の殺虫剤。
・EUでは禁止され、市場から消えた。
・日本では農薬としてコメやキャベツに使われ、殺虫剤としてゴキブリ駆除剤
ペットの首筋に一滴たらすと、垂らした皮膚からフィプロニルが全身をめぐり、ノミやダニがその血を吸って死ぬ。
日本人は常に農薬を食べている
農薬や化学肥料をたっぷり使った、土壌から生まれた工業製品
かつて露地で栽培されるイチゴの旬は4月~6月だった。クリスマスに合わせて冬に旬をずらしたために、ビニールハウスでの栽培が行われるように。
ネオニコチノイド系農薬の毒性は強く、土壌中の残留時間が長いため、簡単に減農薬栽培が可能。減農薬栽培は安全とは言えない。
ネオニコチノイド系農薬は雨によって河川に流れ込む。ネオニコチノイドは分子量が小さいため、通常の浄水場で除去することはできない。それらが水道水に含まれる。
小麦は収穫直前にラウンドアップを撒いて枯らす。プレハーベスト。
投稿元:
レビューを見る
農薬(ネオニコチノイド系)が、アレルギー疾患、生殖、肥満、発達障害と相関がある。日本での農薬の基準値は諸外国と比べて相当高い。世代も越えていくという。驚愕の情報だ。
投稿元:
レビューを見る
規制の緩い日本では、世界で使われていない一部の農薬が使われることにより、その農薬が残留した日本茶や野菜、米、パンなどの危険性及び、それを食べることによる弊害について解説された一冊。水で洗ってもほとんど取れない野菜(食品の内部に侵食している為)など、危険な農薬が普通に使われている事実がエビデンスとともに紹介しており、読むと有機野菜しか食べたくなくなる…。諸外国と比べて農薬規制がいろいろと緩めなのは、政治的な闇が関係してそう。
投稿元:
レビューを見る
日本の農薬の基準が緩すぎるため、「危ない国産食品」というタイトルになっているが、本書後半でも述べられているが、やはり統計的には輸入品よりも国産の方が危険度は少ないと思われる。
何よりも、消費者が良いものを選ぶことが大事。
医療費ことを考えれば、無農薬食品の方が、トータルメリットであると思う。
投稿元:
レビューを見る
国産だから安全ではない。農薬、除草剤などが肥満、アレルギー、発達障害の原因となるという。あまりに低い日本の安全基準に警鐘を鳴らす。
何を選んで食べたらいいのか分からなくなる。有機野菜なら安全なようだが、それもほんとうなのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
日本がいかに農薬王国か、それに対していかに国民が無知かよく分かった一冊。しかしそれに対してどう対処したら良いかの考察が驚くほど無かった。
怖がらせるだけ怖がらして後は自分で考えろということ?
それとも対策は無いということ?
投稿元:
レビューを見る
(本から)
いまの農薬の特徴は浸透性
ビニールが柔らかいのは可塑剤を混ぜているから
劣化すると、可塑剤がパラパラと落ちてきます。
作物は根っこからこれを吸収。この可塑剤が今、内分泌撹乱物質(ホルモン作用を撹乱する物質で環境ホルモンともいう)として問題になっている
「残念なことに、日本のお茶からは100%、ネオニコチノイド系農薬が出ました」
ネオニコは、昆虫のアセチルコリン受容体にくっついて神経を興奮させ続けることで殺す仕組み
農薬の成分が全国の河川からも検出されることは、専門家にとっては常識でも、国民のほとんどは知らない。
脳細胞が”発火”する
環境脳神経科学情報センターの木村ー黒田純子
「ネオニコチノイド系農薬にはヒトの健康を害し、特に子ども達の脳の発達に影響する可能性がある」
一ニ年にアメリカ小児学会が「子供に対する農薬の暴露が、発達障害や脳腫瘍などを引き起こしやすくする」と警告
家庭にあふれるネオニコ系農薬
ネオニコの昆虫への毒性は、かつて問題になったDDTより「はるかに強い」と言われる。ただ、出荷量からすれば有機リン系の三倍以上も出荷されているのが「グリホサート」で、近年、複合毒性が明らかになってきた農薬である。
これは、ベトナム戦争で使われた枯葉剤を作った、かつての世界最大バイテク企業モンサント(現在は買収されて、ドイツのバイエル傘下)が開発した除草剤「ラウンドアップ」の主成分だ。
ラウンドアップは非常に強力な除草剤で、雑草だけでなく、あらゆる農作物を無差別に枯らす猛毒である。そこで、モンサントは、この農薬に耐性を持つバクテリアの遺伝子を大豆などの種子に組み込んだ。そうすれば、ラウンドアップを空から撒くと雑草が消えて、耐性のある遺伝子を組み込んだ大豆だけが残るというわけだ。
川田氏
「信じられないかもしれませんが、収穫前にラウンドアップを撒いて小麦を枯らすんです。それから収穫すると、自然に枯れるのを待つよりも効率がよくて収量がいいんですね。この方法を、収穫した後に防虫や防カビのために農薬を撒くポストハーベストに対して、プレハーベストと言いますが、カナダ産やアメリカ産の小麦のほぼ全てからグリホサートが出ます」
提出されたモンサントの”機密書類”
「ラウンドアップを開発した責任者が『グリホサートとラウンドアップを同じ意味で使用してはいけません。例えば、ラウンドアップは発がん物質ではないと言ってはいけない。だから、グリホサートを使った除草剤全てにラウンドアップの商品名を使用することはできません。必要な試験を行っていません』」
ラウンドアップは、ネオニコと同じで、洗っても取れない。葉っぱから吸収されて、植物の全身に浸透していくからだ。
グリホサートを含む除草剤は、「脅威の除草力」などといったキャッチフレーズで、今もホームセンターやネットショップで売られていて、農家でない人たちが、道路や駐車場、学校のグラウンドなどに平気で使っている。やがて、恐ろしい��に見舞われるかもしれないとも知らずに・・・・・・。
グリホサートにはホルモンのように働く環境ホルモン作用も報告されており、これはネオニコともよく似ているが、それ以外に、薬剤耐性菌を作り出すことが分かっているという。
残留農薬の汚染が多い野菜・果物
1イチゴ 2ホウレンソウ 3ネクタリン
4リンゴ 5ブドウ 6モモ
7サクランボ 8洋ナシ 9トマト 10セロリ
残留農薬の汚染が少ない野菜・果物
1アボガド 2スイートコーン 3パイナップル4キャベツ 5タマネギ
6グリーンピース(冷凍) 7パパイヤ
8アスパラガス 9マンゴー 10ナス
五日間の有機野菜で体内の農薬半減
投稿元:
レビューを見る
私は堤未果さんの本を読み、国の基準を信用する危うさを知った。
日本人は、国の基準がー、WHOがー、IAEAがー、国連がー、大学教授がー等、言う事を何も考えずにを鵜呑みにしすぎである。
国が定めている基準というものは、どれだけ他国の干渉を受け、金、権力の影響を受けているかを知るべきである。
投稿元:
レビューを見る
有機リン系殺虫剤につて「EUでは次々と禁止されていった。ところが、日本ではなぜか今もよく使われている」と書くが、データを調べると印象操作であることがわかる。
残留農薬基準値に対する理解もないのに本を書くとは恐ろしい。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/500921540.html