電子書籍
楽観的
2021/03/03 19:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年後の近未来予測。キー概念はさまざまな技術のコンバージェンス(融合)。そのトーンは作中にある「フロー状態」で、とても楽観的。あのカーツワイルの盟友なのもわかる。森林破壊の解決策のひとつとしてドローンによる10億本の植樹を挙げるのはどうだろう。生態系はそんなに単純じゃないとも思う。でも危機感をマスコミの煽るような言辞の氾濫にウンザリな向きには、良い解毒になるのではないだろうか。
電子書籍
十年後
2022/01/02 19:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
近未来の予想本です。この本を10年後に読み返すと、どのくらい当たっているのか分かりますね。しかし、食料事情にしても、不動産にしても、そんなになりますかねぇ……ちょっと疑問点多し
紙の本
テーマはありがち
2021/12/31 18:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ただの人間 - この投稿者のレビュー一覧を見る
色々なデータを挙げて、今後訪れるであろう変化を予測する。(正直ありがちなテーマなので)類書との比較で言えば、その変化が思ったより早く来ることに重きを置いていることが特徴か
投稿元:
レビューを見る
2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ
著作者:ピーター・ディアマンディス
発行者:NewsPicksパブリッシング
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
医療/長寿/金融/不動産/教育/小売/広告/エンタテインメント/交通/環境などなどテクノロジーの「融合」により予想の20年早く「大変化 」はやってくる。
投稿元:
レビューを見る
劇的に変わる世の中が分かりやすくまとめられていた。ハイパーループで新幹線も飛行機も要らない。日時の移動は自動運転の空飛ぶ車で。家はローンを組まずよりリーズナブルな価格で購入可能に。しかも遠い未来の話ではなく、もうすでに到来し始めている
投稿元:
レビューを見る
ここ最近で急激に便利に進化していることがら色々記載されています。
ドラえもんとかを見ていたときの近未来とはまた別の進化をしていて、驚くばかりです。
投稿元:
レビューを見る
全てのジャンルの最先端技術を網羅的に説明してくれていて、知らない話も結構あったから、興味深かった。
convergenceをキーワードに、世の中の加速度的な進化について説明。
でも、最後の方買ってちょっと飽きてきちゃってたんだよねー。なんでだろ。
なんか同じようなことの繰り返しだったから、かな?
総合的な話のところになると、未来予測がそんなに具体的に盛り込まれていなかったからかな?わからないけど。
最後の解説は、なんか飽きすぎて全く読む気になれなかったという情けなさ状態だったけど。。
まぁ、一応、上述の理由で、読んでよかった。
投稿元:
レビューを見る
原題は、"The future is faster than you think"なので、2030年と特定しているわけではないのだが、ある程度は2030年あたりをターゲットにした話が書かれている。指数関数的な進化と収穫加速の法則については、レイ・カーツワイルが『シンギュラリティは近い』で、なぜ2045年にシンギュラリティが起きるかを説明したときに使った論理だ。この技術進化がデジタルになってムーアの法則に代表されるように加速度的に進展するとともに、複数の領域で同じように加速度的な発展が生じ、それらが互いに組み合わされることによってさらに新しいものを生んでいく「コンバージング・テクノロジー」の現出が、まさに著者が"faster than you think"というゆえんである。著者は、現在進化中の重要なテクノロジーとして、量子コンピュータ、人工知能(AI)、ロボティックス、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、材料科学、ネットワーク、センサー、3Dプリンティング、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、ブロックチェーンなどを上げる。これらが、互いに組み合わさったときにどんなとんでもないことが起きるのかを少し想像してみたのが本書、と言えるだろう。その一例として、ドローンを使った空のライドシェアが挙げられる。電池技術、太陽光発電技術、LiDARなどセンサ技術、AI技術、さらに量子コンピュータやAIシミュレーションで進化する材料技術が生み出す軽量で堅牢性と耐久性を併せ持つ炭素繊維素材などが組み合わさって、今ある安全性やコストの問題は必然的に克服されると予言する。
著者は、今起きつつあることを「ローカルでリニア」な世界から「グローバルでエクスポネンシャル」な世界への移行と表現する。そして、「これからの10年が劇的なブレークスルーと世界を一変させるようなサプライズに満ちたものになるのはまちがいない」という。例えば、車を所有することが、自動運転車のシェアライドと比べて、コスト的に絶対に合わなくなり、安全性も劣り、利便性も劣るようになったとき、個人所有の自動車が前提とされた社会は大きく崩れることになる。それは、利用率の低い個人所有車による駐車場スペースの解放や、無駄な運転時間の解放が社会にまたさらに大きな影響を与えることになるのだ。ことに自動車産業に与える影響は計り知れない。
本書の構成は、第一部では成長曲線をたどっているテクノロジーを紹介し、第二部ではコンバージング・テクノロジーが変える八つの産業を取り上げる。第三部は、さらに大きな視野をとって水不足や気候変動などの長期のリスクに注目し、電池テクノロジー(フロー電池)や太陽光発電の効率化による解決策について論じている。また、その結果も含めて将来における人類の大移動とその影響について取り上げている。
シナリオに興味がある向きには重点でありかつ論点である第二部で、具体的に取り上げられている八つの産業とその未来は次の通りだ。
・「買い物の未来」 ... かつて栄華を誇ったシアーズが破産し、ウォルマートは頑張るものの、アマゾンやアリババが新しい小売りの形を作りつつある。小売業の前提となっていたレジや在庫管理などはロボットやAIが代替している。販売はさらにオンラインシフトが進み、さらに3Dプリンティングは配送も不要にするかもしれない。「ショッピングモールの終わり」は間近にせまっている。
・「広告の未来」 ... インターネットは新しい広告の形を生み出し、GoogleやFacebookに巨額の富をもたらした。将来には、この2Dのウェブの世界から、スマートグラスと AR技術を活用した空間的ウェブの時代がくる。画像・映像からのビジュアル検索が一般的になるとともに、広告によって商品を売り込む前にAIが意思決定を代替して購買は終了しているかもしれない。
・「エンターテインメントの未来」 ... ネットフリックスは、ブロックバスターを廃業に追い込み、DVDレンタルという業界ごと吹き飛ばした。現在ネットフリックスはコンテンツ制作の側でも破壊的な影響を持つようになった。一方で、YouTuberという新しいコンテンツ制作と配信の形が生まれた。次の10年もまた、VR空間、ARによるスクリーンの拡張、AIによるパーソナライズ、ブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)などのテクノロジーの発展により、新しい形のエンターテインメントの未来が開けているのである。
・「教育の未来」 ... 現在の学校システムは、従順な工場労働者を育成することに最適化され、社会のニーズに十分応えるものであった。しかし、今の画一的な教育の仕組みは、ついていけないグループと退屈するグループを生んでいる。また、その成果測定方式は人間の限定した能力の範囲しか計測できていない。テクノロジーの発展により、ARを使った教材、AIによってパーソナライズしたカリキュラム、神経生理学データによる学習効果の最適化、によって教育は個人と社会に最適化されるのである。
・「医療の未来」 ... AIによる治療薬の効率的開発、ゲノミクスによるパーソナライズされた治療、幹細胞や3Dプリンティングを活用した義肢や人工臓器など、医療ツールは各段に進化する。それ以上に、医療システムは、現在の「シックケア」から「ヘルスケア」にそのパラダイムをシフトさせるだろう。数多くのバイタルセンサーによって個々人の健康データが蓄積され、より確実な異常検知と適切な予防措置が取られる。手術は、ロボットにやってもらう方がより確実で安心で、人による手術は野蛮で危険視されることになるのだ。
・「寿命延長の未来」 ... 老化は、テクノロジーにより対処可能な症状になる。この切実なニーズがある領域では、バイオテクノロジーを初め多くのテクノロジーがいかんなくその力を発揮しようとしている。寿命を制限する原因のいくつかはテクノロジーによって伸ばすことができる可能性がある。カーツワイルの言う「寿命脱出速度」にテクノロジーが達するのはまだ先かもしれないが、それは「できるかどうか」ではなく、「いつできるのか」の問題になっているのである。
・「保険・金融・不動産の未来」 ... ネットワーク、センサー、AIの台頭によって、保険の価格設定や販売方法は大きく変わる。自動車保険も自動運転が拡がり、ライドシェアが拡がったときに同じモデルが適用可能であるとは思われない。生命保険に関しても、健康データを提出することで、保険料や加入できる保険の有無が決められるとすると、既存のレガシーな生命保険は大きな影響を受ける。
・「食料の未来」 ... 食料の生産力は垂直農業方式で上がり、かつ消費地に近いところ���生産されることによる運送や鮮度の観点で得られるメリットから拡大していく。非効率な食肉に代わり、培養肉も現実的になっているかもしれない。また、配送に関しては自動運転やドローンによるオンデマンド配送などテクノロジーのメリットを享受することができている。
確実こういった未来が実現するとは言えないだろう。しかしながら、"The future is faster than you think"が真実であるならば、ここに書かれた以上の未来が10年後の世界には待っているのかもしれない。Windows95が出てインターネットが多くの人の手に渡ってその10年後に何が起きたか予測できた人は少なかった。iPhoneが生まれて10年後、スマホがここまで世界で広がり実生活や事業活動に影響を与えるようになると想定していた人はそれほど多くはなかった。QRコード決済が生まれて10年に満たない期間で、中国でここまで大きな社会変革が起きると思っている人も多くなかった。
著者が言うように、数多くの技術が相互に影響を与えながら発展していくこの10年はこれまで以上に大きな変化がもたらされることだろう。ことに日本においては、医療や寿命延長の未来、教育の未来については、既存の仕組みからの強い抵抗と経済的に個人と社会にメリットがある形でどのように行うのか、おそらくは喫緊でかつ重要な課題になってくるものと思われる。両業界ともコロナによって大きな影響と可能性が開かれた業界でもある。2021年はその意味でも次の10年の開始となるに相応しい年になるのかもしれない。
2020年の年の瀬に読んだが、未来ものとしてはより具体的で、2021年の始まりに相応しい本だと思う。
---
『シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき』(レイ・カーツワイル)のレビュー
https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/B009QW63BI
投稿元:
レビューを見る
仕事で必要になって。
400ページもの分厚い本ですが、身構えていたよりは読みやすかったです。
これからのテクノロジーの進展と世の中の変化について、
かなりポジティブな態度で書かれていて、
大変参考になります。
かつ、これからの世の中がどう変化していくのだろうと、
ワクワクしてくる本になっています。
若干、ポジティブ過ぎる態度が、
人によってはテクノロジーの進展に身構えるような人にとっては、
不快かもしれないですが。
細かい技術の記載は分からなくても、
大きな流れとして世の中の変化を理解しておくためにも、
多くの人に読んでもらいたい本かもしれないです。
似たような題材の本としては、以下のようなものがあります。
※2060 未来創造の白地図
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4297111594#comment
※2040年の未来予測
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4822288900#comment
投稿元:
レビューを見る
かなり時間がかかってしまったけど、ようやく読了。
かなり幅広な未来を咀嚼しきれているとは思えないけど、未来を見据えて生きるためには、こういうインプットは大事だなと思う。
もうちょい早めに読んでおけばよかったとも後悔。
投稿元:
レビューを見る
とんでもない技術革新がとんでもない速さで展開されていることがわかる衝撃の書。テクノロジーコンバージェンスが世界を変える具体的例が、小売、広告、エンタメ、交通、教育、医療、金融、不動産、環境、長寿、宇宙などの各分野で現状と近未来を考察。特に印象的だったのは、食料分野での革新。太陽も土地も使わない屋内農場での葉物野菜や動物に危害を加えない完全培養肉などは既に実用化の段階にある。
本書は、楽観的未来予想だけではなく、リスクとその解決策についても指摘している。
さらに、こうした明るい未来を実現するために、人類はかつてない規模での相互協力が求められる点も忘れてはならない。
現状変更を画策する共産主義国群は、未だに武力侵攻や脅しで世界秩序を破壊している。ロシアのウクライナ侵攻による穀物価格高騰という世界規模の経済的影響もさることながら、疑心暗鬼となった国は自国防衛のために軍事費増強という(本来)不要な支出を余儀なくされる。もしこの予算を技術革新に投資できれば、明るい未来がより早く実現するのは間違いありません。
投稿元:
レビューを見る
現在進行形の研究内容を紹介しながら、それに基づく未来を解説
エネルギー、移動手段、医療、VRなどの仮想現実、保険や金融などなど、多岐に渡る分野についてコメントがある
脳内に直接チップを埋め込んだ技術がイーロンマスク氏の会社によって開発されている衝撃
xprize財団
neuralink
abundance digital
投稿元:
レビューを見る
10年後の予測なので全く予想もつかない話は出ない。より速く、大きくなるという話が中心だが、今のテクノロジーの何に注目すべきかはよく分かる。
有り余る時間(水道、電化製品などによって家事労働にかかる時間は1900年の週58時間から、2011年には週1・5時間まで減少した)、健康寿命の延び、「埋もれた天才」によって今後もテクノロジーの進歩はますます加速していくだろう。
交通もハイパーループや個人向けのいわゆる空飛ぶ自動車によって移動時間は更に短くなる。バーチャル世界の探求や宇宙開発なども合わさると、都市部の土地の需要は激減するんだろうか?
ふだんからよく使っているトランスファー・ワイズの手数料があんなに安いのは、実際には送金をしていなくてマッチング(日本で円→ドルしたい人と米国でドル→円したいひとをマッチさせる)からなんだそうだ。すごく腑に落ちた。
・太陽光はタダで、しかも潤沢にある。88分毎に470エクサジュール(エクサは10の18乗)の太陽エネルギーが地球に降り注ぐ。これは人類が1年に消費するエネルギー量に等しい。112時間(5日弱)では36ゼタジュール(ゼタは10の21乗)のエネルギーが降り注ぐ。これは地球上の石油、石炭、天然ガスの確認埋蔵量をすべて合わせたエネルギー量に等しい。その1000分の1でもとらえることができれば、私たちは現在の使用量の6倍のエネルギーを確保できる。
投稿元:
レビューを見る
◯地球上で人間が利用できる土地の4分の1が、鶏200億羽、牛15億頭、ヒツジ10億頭を飼育するために使われている。(中略)小麦1キログラムを生産するのに必要な水の量は1500リットルであるのに対し、牛肉1キロを生産するのには1万5000リットルが必要だ。(306p)
★この10年で一気にSFに追いつきそう。その先はどうなっちゃうんだろう。みんな脳内に閉じこもるんだろうか。
投稿元:
レビューを見る
希望を持てる未来について、最新の技術に基づく予測で組み立てて色々な分野を横断的に見ている本。
ものづくりができることはかなりの強みになるなぁという感想。その最新の動向を掴み、何が作れるのかを常に実践するスタンスが重要ですね。