「日本の伝統」の正体(新潮文庫)
著者 藤井青銅
その伝統、本当に昔からあった? お正月の定番「初詣」も「重箱おせち」も、実は私鉄や百貨店のキャンペーンから生まれた新しい文化。喪服は黒、土下座が謝罪のポーズになったのも実...
「日本の伝統」の正体(新潮文庫)
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商品説明
その伝統、本当に昔からあった? お正月の定番「初詣」も「重箱おせち」も、実は私鉄や百貨店のキャンペーンから生まれた新しい文化。喪服は黒、土下座が謝罪のポーズになったのも実はごく最近。行事・風習・食生活……日常のいたるところに潜む、一見それらしい“昔からのしきたり”や“和の心”の裏側には、面白エピソードが盛りだくさん。楽しく学べるベストセラーに大幅増補して文庫化。
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作られた社会
2023/01/28 15:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
流行り物には仕掛けがある。伝統文化もまたしかり。テレビ、メディアで取り上げるイベント全て仕掛けられた流行が繰り返されて「伝統」という名の箔がつく代物に変わっているだけかもしれない。
「伝統」により価値が増す
2021/03/11 08:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「伝統」・「正統」・と言う言葉に日本人は非常に弱い。この言葉が付いただけで昔からの物・習慣・表現と思いありがたがったり、権威があるから従おう。と思ってしまう。筆者は人は自分の頭で考える事を奨める。単に伝統を批判しているのではなく、ルーツを考えてみるのも重要と説いている。季節・家庭・江戸っぽい等にまとめ「伝統の正体」いつから使われ始めたかを考察している。知っていることもあれば、そうだったのか。と思うことも多い。
伝統の正体・由来を覗いてみるのも面白い。
忖度なし
2021/10/03 22:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「伝統」とはつかみ所のないもの。どの程度知られて、どの程度の期間継続したら伝統なのか。伝統は「純国産」であるべきなのか。平安時代と江戸時代で相反していたら、どちらが伝統なのか・・・。
本著は日本の「伝統」とされるものが、実は昭和の産物であるとか、怪しげな出自であるとか、関係者にとっては迷惑極まりないものが並びます。ただ、筆者はスクープ風に「○×という伝統はまがい物だった」と暴くことを目的とはしていないと思いました。ある事象が「伝統」と世間で認められるようになった必然性や、そうした伝統が生まれてきた背景についても考えてみようと呼びかけているようです。伝統もかつては新趣向であった時代があり、伝統は墨守する必要もなく、必要ならば修正してみては?と提案しています。必死が問題視しているのは、「伝統だから」と思考停止することだと思いました。