紙の本
頭の柔軟体操になり、思考の幅が広がります
2021/05/03 09:57
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:one story - この投稿者のレビュー一覧を見る
これはおかしい・行き過ぎと思う発明品ばかりが書かれていますが、それを生み出す発想は、こういう考え方をすることで発想の幅が広がると感じるものばかりで、良い頭の柔軟体操になりました。
気分転換にもなり、あっという間に読める本ですので、皆さんにも一読をおすすめします。
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YouTubeなどで様々なアイデアの無駄づくりを発信している発明家が書いた著書です。
いろんな視点から考える方法を詰め込んだ内容になっています。
本の内容をすべて詰め込むのではなく、何か思考で行き詰ったときの辞書替わりにページをパラパラめくってヒントを得る使い方がよいと思います。
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思考に関する本を読みたいと思い、手に取った本。
著者の考え方がとても興味深く、面白いと感じた。またくすっと笑える記述も多く、非常に読みやすい1冊だった。
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この方を見たのが、月曜から夜ふかしかもと思うが、この記憶がほぼなく書店で本書を見て買った。YouTubeや作品を見たことがない状態で読了。
読み始めて気づいたが、この本は著者の処女作でなかった。この方自身の史実に触れた方が面白いと思われるので、処女作『無駄なことを続けるために』を推します。こちらの本は、(行動してるかは別として)いわゆるビジネス書を読んでいる男の人は少し物足りない内容かもしれない。
アイデアを出すことを目的として、そのやり方を指南したり補助したりする本になっている。そのため、アイデア自体の実現性だったり有効性を見たりはせず、現実に囚われないアイデアの出し方を鍛えたり、日頃から行うように習慣づけることを目的とする。
途中に、考えてみるワークだったり、実際に考えたアイデア、世に出た考えられたアイデアが豊富に載せられている。名刺シュレッダーは普通に笑った。けどこれは発想できなかった。
世にはいろいろなビジネス書、特にアイデアの出し方だったり独学や感性のあげ方などを扱っている内容が多い中、現実性を考えないという点と、アイデアを構想するところで終わらず形にしてることが多いことが本書の特長となる。
大人になると利害関係や利便性を求めてしまっちゃうなと思いつつ、小学生の時分がやった図工はこの思考だろうなと思いつつ、感慨深いようなおっさんになったなと感じながら読んでた。
日経トレンディや情熱大陸を見てると、世には新しいものが日々生まれている。しかもけっこうニッチな問題を解消したものが多いと感じていたので、結局この思考は個人活動ではあった方がいいのだなと感じた。
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無駄づくり
第1章
言葉から考える
①「言葉」から考える
1 言葉を作る
2 イメージする
3 思い浮かんだイメージに「意味・役割」を加える
②単語を「合体」させる
ランダムに言葉を組み合わせることで「タイトル」をつくる
③「使い道」を考える
④「どんな?」を考える
名詞に修飾語を加えて新しいイメージをつくる
名詞に対して、「どんな?」という疑問を投げかけると、そのもののイメージがより具体的になる
cf.あぶなっかしいスマホケース、貧乏なスマホケース、やわらかいスマホケース
インターネットで修飾語の一覧をぼーっと眺めるのもヒントになる
⑤「逆」を考える
リュック→前リュック
ティッシュ→硬いティッシュ
⑥「ダジャレ」から考える
そのものの本来の性質とは関係のない文脈で新しい言葉の組み合わせを考えることができる
⑦「主語」を変えてみる
ミスコン、ミスターコン
主語のディティールを細かくしていく
cf. 美しい人→美しくご飯を食べる人コンテスト
⑧「アウトプットの言葉」を組み合わせる
アイデアを言葉から考えていくとき、まとめる言葉がたいへん重要な役割を果たす
マシーン、ウェブサイト、お祭り、コンテスト
本ー大全、全集、ハンドブック
ブログー◯選、まとめ
第2章
半径1メートルから考える
⑨「小さな問題」を意識する
⑩「ストレス」から考える
⑪「失敗」から考える
2通りの考え方
どうしたら失敗しなかったのか?
いかに失敗をフォローするか?
⑫「失敗」を開き直る
いったん常識から離れて、開き直って視点を変える
・失敗を防ぐのではなく、失敗した後にメリットをもたらすものを考える
・「失敗は起こるもの」ということを前提として、どうフォローするかを考える
⑬「ルール」から考える
⑭「ルール」を守る
・自分が守れないルールを守れるようにアイデアを考える
・ルールを守っていない人に守らせるアイデアを考える
⑮「マナー」を守る
ルールと同様、マナーからも違和感やストレスを感じやすい
⑯「マナー」を破る
ふだん無意識に受け入れている慣習は、アイデアのきっかけを与えてくれる
⑰「やっちゃだめなこと」をする
ルールやマナーに反することをあえてやってみる
ちょっとした違和感をすくって言葉にすることで、アイデアのきっかけをつかむことができる
第3章
ひねくれて考える
⑱「視点のパターン」を考える
⑲「いまある知識」で解決する
⑳「ふざけた知識」で解決する
㉑無理やり解決する
㉒五感を刺激する
㉓「似ているもの」を組み合わせる
・似ている性質をぶつけてみる
・似ている行動をぶつけてみる
㉔開き直る
㉕逆にストレスを増やす
解決と正反対のことを考えるのは、アイデアに別の意味や価値を生む
㉖針を振り切る
「些細なつらさ」をこの世の終わりくらいのレベルまで引き上げてみる
怒りをつきつめた場合、そこからどんな行動が生まれるか
㉗身近なもので考える
第4章
「みんなが知っていること」から考える
㉘「みんなが知っていること」から考える
・問題を解決する
・違う方向を向く
・裏切る
㉙「流行への感情」から考える
㉚「行事」に乗っかる
㉛「行事」の反対を向く
中心人物をずらして考える
㉜「伝統文化」をアップデートする
㉝「伝統文化」をさらにアップデートする
㉞「あるある」から考える
㉟「細部」を現実的に考える
うるさいくらい細部に疑問を抱いて考えていく
㊱「ステレオタイプ」を使う
㊲「ステレオタイプ」を逆手に取る
第5章
「自分のこと」から考える
㊳「自分のこと」から考える
㊴「好きなこと」から考える
㊵「欲」から考える
㊶「欲」を深堀りする
㊷「欲求」を最大化させる
マズローの5段階説
「生理的欲求」と「商人欲求」に注目するとアイデアを考えやすい
㊸「生理的欲求」から考える
㊹「めんどくさい」から考える
㊺「行動を変えずにいられる方法」を考える
㊻「7つの大罪」から考える
㊼「嫌な自分」を見つめる
㊽「ドロドロ」を可愛くする
㊾「巨大な欲望」から考える
㊿「欲望」に打ち勝つ
51 アイデアをチェックする
第6章
情報から考える
52 情報から考える
53 「感情移入」する
54 「思い出」から考える
55 ネットから考える
自分のアイデアのことを念頭に置きながら、他人の問題を意識的に拾っていく
56 テレビから考える
第7章
感情から考える
57 「感情のタネ」に気づく
58 「エピソード」を思い出す
考えるべきテーマに対して、それにまつわる感情を考えていくことで、思考を広げることができる
59 「微妙な感情」を記憶する
60 「無意識」を言葉にする
61 「モヤモヤ」を捕まえる
62 「怒り」の落とし所を考える
63 「嫉妬」から考える
64 「楽しい感情」に注目する
第8章
考えかたを考える
65 考えかたを考える
66 短時間で考える
67 ぼーっと考える
68 邪念に負けまくる
69 だらだらとちゃんとを交互にする
70 アイデアを一覧にする
71 つねにいろんな見方をする
59
56
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著者の「考える術」が、体系的にというより、エッセイ的にまとまっている感じだ。
この手の本は、たくさん読んできたが、(続きは以下の記事)
アイデアを出すために考えることが楽しくなる!『考える術―人と違うことが次々ひらめくすごい思考ワザ71』(藤原 麻里菜 著) | 1分で読める書評ブログ
https://1mbookreview.net/20210212-kangaerujyutu/
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「無駄づくり」をキーワードにYouTubeで超個性的な発明品をアップし続けている、コンテンツクリエイターの藤原麻里菜さんの著書。さまざまな視点からアイデアを考える手法が解説されており、「正統派」なアイデア本ではなく中身は超個性的(マズローの5大欲求や七つの大罪などからアイデアを考える手法などもあり)、テイストが野性爆弾のくっきー!さんぽい。かなりボリュームがあり全71技術が収録されている、個性派を目指しているクリエイターの方にオススメの一冊。
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先入観を捨てなさい。柔軟な考え方をしなさい。新しいアイデアを出して行動しましょう。僕たちの周りにはこのような美辞麗句が溢れてます。
いつものルーチンをやってる方が楽だし、冒険して失敗するのも嫌だし、そもそもアイデアなんてそう簡単に浮かばないよ。人間はそもそもコンフォートゾーンから抜け出したくない生き物なのです。ときたまやんちゃな人もいますけどね。
頭では分かってる。先行きの見えないこれからは、「新しいこと」や「人と違ったこと」を考えるスキルが重要になってくる。だが、「考える」といっても、いったい何をどう考えればいいのか?そのヒントをくれるのが本書です。
著者の藤原麻里菜さんは、「無駄づくり」という異色のコンテンツをネットを中心に展開しており、これまでに何百もの作品を発表、その人気は海外にも波及し、台湾での個展では2万5000人もの観客が殺到、SNS再生数は4000万回にも達する話題の発明家です。
32,000回再生のSNSでもかなりバズった動画がこちら!
オンライン飲み会退室ボタン
https://youtu.be/HCKmMDwfBlQ
オンライン飲み会にいちど参加してみたら、普通の飲み会と違ってお開きになるタイミングがなく、退出しづらくて何とも言えないだるさを感じてしまったことからこの無駄づくりをしたそう。
彼女は、日常の困ったやストレスや失敗から新しいアイデアを生み出すことの面白さを教えてくれる。
・自分の半径1メートル以内に起こっている出来事を認識すること。
・毎日の中で小さなストレスをどれだけ意識できるか。
藤原さんの魅力は、くだらないながらにも、クスリと笑えるポイントがしっかりあり、うんうん、あるあると共感できちゃう巻き込み力が高い。
この本の中には71パターンの「考える術」が紹介されています。藤原さんののYouTubeを見て興味を持ったら手に取ってもらうのがよいと思います。
無駄づくり / MUDAzukuri -Youtube-
https://youtube.com/c/mudadukuri
彼女がダイヤモンドオンラインのインタビューで、「頭のかたい人、柔らかい人との差」は3つあると言ってます。
1. 「開き直った視点」を持てるか
2. 考え方が違う人の視点を持てるか?
3. 一人だけだけ「反対」を向けるか?
詳しくはこの後載せるURLを見て欲しいのですが、隣人が、シャワー中に歌を歌ってものすごくうるさくて困るという例が出てきます。普通なら管理会社に注意してもらって、解決すると考える人が多いと思います。
でも開き直って、隣人の歌をカラオケアプリで採点してみるとか、Spotifyで隣人のシャワー時の歌のプレイリストを作ってしまうとか、彼女はそれを楽しんで、共存しちゃうアイデアを出すんですね。
https://diamond.jp/articles/-/262484
カチカチに固まった頭を、ゴリゴリほぐしてくれて、日々降りかかる問題や悩みにも、前向きにアイデアを出せるようなヒントが満載でした。
#読書好きな人と繋がりたい
#本好きな人と繋がりたい
#読書好き
#読書
#ビジネス書
#読了
#読書メモ
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無駄なものをつくる「無駄づくり」というコンテンツをYouTubeを中心に始め、無駄な発明品を作り続けてきた著者が、アイデアの発想法をまとめた一冊。個人的には、今回始めて著者のことを知り、このYouTubeを知ったので、正直よくわからない。ただ、冒頭で述べているように、このような活動していく中で、早くアイディアを思い付く方法やユニークな考え方をする方法が蓄積された結果が体系づけて書かれています。文中でのシュールな挿し絵に苦笑しつつ、物語のようにアイデアの出し方をこれでもかと紹介する内容は心地よくもあります。日々アイデア出しに苦労しているかたには、こんな風に、気軽に、楽しく考えればいいのかというヒントになるでしょう。そういう意味では、これまでの発想法やアイデア抽出の本とは趣が異なります。新しい視点のアイデア本として楽しめる一冊だと思います。
▼アイディアは言葉から始まる。では、その言葉をつくるにはどうすればいいのか?名詞を組み合わせたり、「大きい」「小さい」などの形容詞、修飾語を付けて言葉の性質を変化させたりすることで、誰でも、何でも、無限に生み出すことができる。
▼毎日の中で、小さなストレスを感じることは誰にでもあるはずだ。この小さなストレスをどれだけ意識できるかが、アイディアの量に関係してくる。
▼アイディアを考えるとき、「考えている問い自体を疑う」ことから突破口が開くこともある。これはまさに壁に突き当たったときに役に立つ方法だ。この「開き直り」は、アイディアを考えるときは、つねに頭の隅に置いておきたい重要なオプションだ。どんなことでも、考えがストップしてしまったら、前提を覆すことで楽になれる。
▼考えるときに使えるアプローチ法をいくつも知っていれば、一つの問題にたいして視点をさまざまに切り替えて考えていくことができる。視点の多さは自由な発想につながり、いままでにない新しいアイディアをつかむ助けになる。
▼世の中全体が同じ方向を向いている部分に気づくと、新たな視点が開かれる。そこからアイディアを考えていくと、核心的でユーモアのあるものが生まれやすい。流行や行事などに対する自分の感情を意識したり、「反対」を考えることを癖にしてみよう。どんどん思考が広がっていくはずだ。
▼独自の視点を持つためには、自分のことを深く知ることが必要だ。自分の内奥の欲求や思考、心の揺れ動きなどを日ごろから意識することで、だんだんと自分のことがわかってきて、自分らしいアイディアの個性や方向性が見えてくる。
▼考えるという行為の動機は、だいたい根底に何かしらの欲がある。
▼心理学者のマズローによると、人間の欲求には「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の5段階があるそうだが、この中でも「生理的欲求」と「承認欲求」に注目すると、アイディアを考えやすい。
▼大喜利から学べることは2つある。1つは、とにかくたくさんのアウトプットをすること。もう1つは、いつまでもダラダラと考えずに、時間を区切って短時間で終わらせること。
▼アイディアというのは自己表現でもある。まっとうなアイディアを考えることも大切ではあるが、自分だけの視点からアイディアを考える術を身につけることで、人生がちょっとだけ楽しくなる。
▼考えることは、人生を豊かにする。何にも縛られずに、いや、縛られていたとしてもその縛られている中で、最大限自由に、そして楽しく、自分の頭を使って考えることを続けていきたい。
<目次>
1 「言葉」から考えるー光速で新しいものを生み出す術
2 「半径1メートル」から考えるーモヤモヤを有効活用する術
3 ひねくれて考えるー視点をさくさく切り替える術
4 「みんなが知っていること」から考えるー一人だけ違うことをする術
5 「自分のこと」から考えるー心の叫びをかたちにする術
6 「情報」から考えるー全然考えたことのないことを思いつく術
7 「感情」から考えるー自分らしさを全開にする術
8 「考え方」を考えるー思考モードに入る術
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著者は「無駄づくり」をテーマに無駄な発明品を作り続けている。
そんな著者のアイデアの生み出し方を解説した本。
思考ハック的な本はよくありますがこの本は一味違います。
何しろ著者の作る発明品はどれをとっても本当に役に立たなそうな無駄なものばかり。
実用性とか需要があるとか一切考えずに頭に浮かんだことをカタチにする。
だからこそ本当にくだらないけど自由な発想で面白い発明品が生まれる。
新しい思考法を教えてもらった感じがして得した気分になりました。
おもろかったです。
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さまざまな角度で考えるノウハウを知れる本です。
ブログやTwitterのネタ作りに活用したいと思います。
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さっと読める。発想法の類いの理論だった話しではなく、筆者の経験からアイデア出しの視点についてでまとめている。
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アイデアの作り方がこれでもか、というほど書かれている。創作したりしてる人はかなり役に立つのではないかと。章ごとに言葉から考える方法、感情から考える方法などアイデアをどこから持ってくるか様々なアプローチがあるのでいずれかは使いやすいというものが見つかると思われる。アイデアがなかなか出てこない時などぺらぺらめくるだけでもかなり役に立つのでは。
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仕事でアイデアが湧かずに藁を掴むように手に取った。
著者のアイデアの源泉がぶっ飛んでて良くも悪くも仕事が行き詰まった。
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アイディア発想本としては既出本と変わらないが、藤原麻里菜さんの味がモロに出てて、本として面白かった。買おうかどうしようかずっと悩んでたが買ってよかった。たびたび読みたい。