読割 50
電子書籍
あやし【電子特典付き】
著者 著者:宮部 みゆき
神社の梅の木に大凶のおみくじを結びながら、美しいお千代の凶運を願うおえん。実際に、お千代が不幸な死に方をして……心の闇を映し出してざわつかせる9つの江戸怪奇譚、ホラー文庫...
あやし【電子特典付き】
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あやし (角川ホラー文庫)
商品説明
神社の梅の木に大凶のおみくじを結びながら、美しいお千代の凶運を願うおえん。実際に、お千代が不幸な死に方をして……心の闇を映し出してざわつかせる9つの江戸怪奇譚、ホラー文庫にも登場!
電子書籍限定特典として、皇なつき作画・漫画『お江戸ふしぎ噺 あやし』の1話分を特別収録!
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鬼はどこにいるのか?
2021/03/31 14:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみしま - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮部作品が電子化されて本当に嬉しく、さらに電子特典もついている一冊。
宮部さんは、怪談やホラーを多く書かれていますが、一貫しているのは、ただ、訳もなく怖ろしい
のではなく、怖ろしい結末であっても、読者に一緒に考えさせるような趣があります。
本作も怖ろしいのは、人のこころの持ちようということが、ちりばめられています。
人は生きていれば楽しいことも、つらいことも、意地悪をされることも、することもあって初めて生きているということだと、「安達家の鬼」の姑が話すシーンがあります。
まさに、どんな人もこのようなこころの動きはあり、誰もが清濁を身の内に持つのだけれど、
それでも、懸命に生きていれば、「鬼」になることはないという宮部さんの想いが伝わってきます。
人を陥れず、羨まず、驕らず、ただひたすらに働いていくことが身を立てることになり、懸命に生きることで「鬼」にはなることはない。その部分にとても共感しました。このことは、自分への励ましとも、戒めとも感じられました。