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一般書

かがみの孤城 上

著者 辻村深月 , 禅之助

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こ...

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かがみの孤城 上

税込 858 7pt

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商品説明

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。 なぜこの7人が、なぜこの場所に―― すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。  受賞歴:2017年啓文堂書店文芸書大賞・大賞、『ダ・ヴィンチ』BOOK OF THE TEAR特集 小説ランキング部門・1位、『王様のブラインチ』ブランチBOOK大賞2017・大賞、第11回神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)・大賞、埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2017・1位、熊本県学校図書館大賞2017・大賞、第15回本屋大賞・1位、第6回ブクログ大賞 小説部門・大賞

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みんなのレビュー526件

みんなの評価4.3

評価内訳

下巻まで準備してから、

2022/05/16 11:23

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はぴちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ファンタジーな感じでお話は進んでいきます。
なぜに鏡の世界に呼ばれなければならなかったのか、謎は深まっていくばかりのまま終わります。
読み始める前に下巻まで準備してから読むことをおすすめします!続きが気になって仕方ないです!

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大好きです。

2021/04/01 18:59

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

それぞれ悩みや不安を抱えた少年少女たちが徐々に触れ合っていくお話。誰もが経験したことのある、不安定な子ども時代、すっと世界に引き込まれました。童話テイストも入っていてとても好みでした。

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親にもおすすめ

2024/03/28 05:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本が好き - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公や登場人物と同世代の娘がいます。色々悩む年頃のようなので、何かヒントが見つかるかもしれないとの思いで本書を手に取りました。忘れかけていたあの頃の感覚がひりひりするほど蘇り、少しは思春期の娘に近づけた気がしました。思春期真っ只中の人だけでなく、思春期の子供を持つ親にもおすすめできます。また、物語としても、先が気になり続ける作品で、読書に余り慣れていない人もおすすめです。

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わかりやすい伏線も多くて楽しめます

2023/05/29 17:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

思春期ならではの葛藤や、狭い世界ならではの生きづらさを感じます。 同世代の子どもたちが、少しずつ団結していく姿に感動します。

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かがみの孤城

2023/03/31 19:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

こころの気持ちを通して中学のいじめ、不登校の問題などをわかりやすい設定で演劇のように不登校仲間の心が雪解けして、力強くなっていく様子が描かれていて面白い作品だと思いました。読むうちに登場人物の気持ちに共感できました。おおかみさんも彼らの味方のようで下巻を読むのが楽しみです。

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面白い

2022/03/12 22:55

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーヒーが好き - この投稿者のレビュー一覧を見る

推理小説とはいえないとは思うが、ミステリー小説?になるのかもしれないがジャンルはともかくストーリーはとても面白いし自分自身をみつめ、自分の人生や価値観について考えるためのヒントや力をもらったような気持ちになる。

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かがみの孤城

2021/08/29 14:36

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yami - この投稿者のレビュー一覧を見る

上下巻と長い物語ですが、さすがの筆力で世界観に入り込み、スラスラ読めます。
続きが気になるけど、物語が終わってしまうのが寂しくて、1週間ほどかけてゆっくり読みました。

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子供によりそいたくなる本

2021/08/21 19:09

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ティファニーで超ショック! - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻村深月さんの本を読むのは2冊目です。1冊目は「朝が来る」でした。10代のころの繊細な心と,そのころに自分も感じていた学校での生活の息苦しさを思い出しながら読みました。年齢を重ねていろいろな経験が増えると,不登校になっても他の学校に行って新しい生活をする,という選択もあると思えるようになりました。でも,中高校生の時は学校と家庭だけの狭い世界の中で,器用に生きていくことが「良い子」と思われていたような気がします。この本では「the 良い子」の枠から外れてしまった子供たちが焦る気持ちがよく表現されていました。そばでよりそう大人たちは,苦しさに気づいて救ってあげることが大事だな,と感じました。また,絶対的な自分の味方が一人いたら,学校生活はだいぶ違うのだろうな,とも思いました。

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「電車で読むのは危険すぎる!絶対に泣ける小説」?

2021/05/26 23:02

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「電車で読むのは危険すぎる!絶対に泣ける小説」といった紹介コピーも目につきますが、確かに電車で読むのは危険すぎます。泣ける以前に、読むのを中断するのがつらくなります。少しずつ読み進もうと思ったのですが、思わず上下2冊一気読みで、作品に没入。

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闘う子供たちのお話

2021/04/01 14:28

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る

★名前の付けられない感情を思い出す
子供の頃確かに感じていた、あのどうしても簡単な言葉で表現できない感情の数々が詰まっていました。
嫉妬のような、不安、恐怖、憎悪のような、いろんな感情がない混ぜになって、自分がどう思っているのか、どうしたいのかがわからないような…。
あの感覚を読みながら思い出していました。
こんなに巧みに、言葉で表現されていて凄まじい。

★それぞれの生きづらさ
子供たちの社会での困難や生きづらさ。
助けを求めることも、いろんな感情が邪魔をする。
大人の表に出すまいとしている想いって、子供は敏感に感じ取っているんですよね…。

下巻も一気に読んでしまいそうです!

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思春期の居心地の悪さ

2024/05/28 15:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る

思春期と言うか、自分の未成年期は良いものではなかった。興味も関心も違う連中と同じ箱に詰められてとにかく居心地が悪く、声と態度のデカい奴らの冗談みたいな意見が何故か通る様子に目眩がしたものだ。大人はそういう雑多な環境を多様性だと呼ぶし、対話も交渉も知らない猛獣みたいなガキの動物園を作っておきながら社交性が育まれると嘯く。学校で得た人間関係の学びと言えば「個々人が優れていても集団になると途端にアホになる」くらいで、心の底から人間に失望したものだった。頼みの綱の学びにしても学校の果たす役割と言えば大量生産工場の品質検査程度でしかなくて、規格外の人間が出れば対処できちゃいなかった。テストでわからないところがあれば、わからなくても無理に埋めろと言われたものだが、それが社会人になりたての頃に足を引っ張ってくることすらあった。

この本を読んでいると自分の暗いルーツに触れられるような場面に度々出くわして、その度に胸が締め付けられる。しかし、鏡の城というファンタジーに逃れた主人公や仲間たちが交流を通して自分を見つめ直し、彼らなりに現実へ向く覚悟を育む様子は、私が経験できなかったカウンセリングのようでもあって、胸に居座る悪感情を少しずつ氷解させてくれるようだ。

上巻時点で12月、残りの三か月がどのように描かれるか、今から楽しみだ。

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文庫版で読んでみた

2023/02/01 22:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙が新しくなったので読んでみました。
薄いカバーなので電車で読むときに楽に読めるし、読みやすいです。

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楽しみにしてた

2023/01/13 15:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る

ゆっくり進んでいく感じなうえ物語と私がうまく重なれなくて上巻は少し物足りなかった。なんか入ってこないんだよねなぜか。が、終わり頃には続きが気になってきた。

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幼き頃の心情の変化をグロテスクに描く作品

2022/04/01 18:56

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:八神 - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み進めれば読み進める程に胸が痛くなってきます。主人公の女の子はとても感受性が豊かで、『そんなに大袈裟に考えなくていいのに』と度々思ってしまいました。読む度に胸がちくちくし、とても読んでいられない事もしばしば。
 しかしだからこそ、主人公が元気になる時や、幸せになっている時は他の作品では味わえない高揚感があります。思わず、『大丈夫、大丈夫だよ』と言ってしまいたくなるような繊細なこころの想いを、ゆっくりと味わってみては如何でしょうか?

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後半のいろんな驚きに期待!

2022/02/27 06:54

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

現実にあり得ない小説を読むたびに人の創造力ってすごいなぁと思いますが、何もないところから文字だけで、いろんなことを伝え、想像させる作家はすごいと思います。辻村さんは人物の心の動きを書くのがうまいなあといつも思いますが、今作もそう。主人公のこころは、読んでいてはっきり言っていい気持ちになれる子ではありません。他人の言動を気にし過ぎ、言いたいことは言えなくて、マイナス思考。女の子同士が仲良くしている様子を見て嫉妬する。という様子が見事に表現されています。ある事実が判明して以降、面白くなりましたが、辻村さんの小説は後半にいろんな驚きがありますので、どんな伏線回収があるのか、下巻に期待!

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