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一つの花 ヒロシマの歌
著者 作:今西祐行 , カバーイラスト:近藤勝也 , 本文イラスト:森川 泉
ゆみ子が最初に覚えた言葉、「一つだけちょうだい」。戦争にいくお父さんが「一つだけ」とあげたのは一輪のコスモスでした。(『一つの花』) 広島に原爆が落とされた日。私は、亡く...
一つの花 ヒロシマの歌
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一つの花 ヒロシマの歌 (集英社みらい文庫)
商品説明
ゆみ子が最初に覚えた言葉、「一つだけちょうだい」。戦争にいくお父さんが「一つだけ」とあげたのは一輪のコスモスでした。(『一つの花』) 広島に原爆が落とされた日。私は、亡くなったお母さんのうでの中で泣く、赤ちゃんを助けました。道ゆく人にあずけたのですが、戦争が終わった数年後、その子と再会することになり……。(『ヒロシマの歌』) ほか、心うたれる9つの物語を収録。解説=令丈ヒロ子。
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紙の本
国語の教科書で読んだ戦争文学を再び
2016/01/25 22:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏文媛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作の「一つの花」、「ヒロシマの歌」。どちらも、私は小学生の時、国語の授業で習いました。終戦から節目の年を幾度も超えるようになり、いつか、再読したいと思い、オンライン書店で検索を重ねていたところ、様々な作品集に入れられて出版されていたことを知りました。
そのような作品集の中で、「集英社みらい文庫」を選んだ理由は、表紙絵が私の幼いころから馴染んでいたジブリの作家のもので、惹かれたからです。本文に挟まれている挿絵は、ジブリの作家さんではありませんが、表紙絵と違和感のない、やさしい画風で、今西さんの語り掛けるような「語り」を支えています。
子どもだけでなく、大人も、そして親子で読み聞かせをするのによい作品集だと思いました。