- 販売開始日: 2021/03/10
- 出版社: 新星出版社
- ISBN:978-4-405-12011-2
サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学
著者 阿部誠
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使...
サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
行動経済学は個人の心理を扱う経済学で、知識ゼロの人でも理解しやすく、かつ実際のビジネスに役立つテーマです。行動経済学の研究対象である、人間の非合理的な意思決定方法を学べば、営業職にも企画職にも生かすことができます。例えば、宿泊予約サイトにリアルタイムの閲覧者数を表示することで、「これだけ注目されているならいいホテルに違いない」「急がないと埋まってしまうかもしれない」と思わせて予約を促す仕組みは行動経済学の活用と言えます。
本書は行動経済学の基本となる考え方をイラスト図解で簡単に示し、それをビジネスや生活に生かすための方法を豊富な実例とともに紹介します。「見るだけで会話・説明ができる」というシリーズコンセプトの通り、この本を読めば行動経済学的な視点で戦略や企画を提案することができるようになります。
著者は『東大教授が教えるヤバいマーケティング』(KADOKAWA)など著書多数の東大教授、阿部誠先生。個人の心理に着目したマーケティング研究の第一人者がおくる、ビジネスパーソンのための行動経済学の本です。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
サクッとわかる、あなどれない名著。
2024/07/29 18:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:通りすがりのなっつさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典的経済学の合理的選択に対し、印象の影響を受け、不合理な選択をする人間の心理を経済学に持ち込んだのが「行動経済学」。
この本は、そんな「行動経済学」がサクッとわかるものになっている。「サクッとわかる」系の書籍をあまり評価していないかったが、この本で評価を改めた。分かりやすく、深みもそれなりによい。実社会で役立ちそうな示唆に富む名著だ。
うんうん。なるほど。
2024/07/03 06:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本屋ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
わかりやすい文章で、うんうん、なるほど、とうなづきながら、読んでます。行動経済学に興味があり、紙の本も数冊買いましたが、なかなか長続きしませんでしが、電子版ですし、わかりやすい文章とレイアウトなので、電車や病院の待ち時間などのスキマ時間に気軽に読めるので重宝してます。
読みやすいです。
2021/09/01 00:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shirokuroino - この投稿者のレビュー一覧を見る
全160ページ程ですが、漫画部分が多いので、サクサク読み進められます。
ビジネス教養に日常の雑学も混ざっているような感じです。
誰が読んでも楽しい!!
2021/08/30 22:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんた - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めはマーケティング業界などそういった人たち向けの本かと思いましたが、読めば読むほど、後輩への指導や恋愛にも活かせる内容が盛り沢山で面白かったです。
また、イラストも多く、文字がぎっしりと言う感じでもないので読書が苦手な方にもおすすめです!
人間の持つ非合理性
2022/06/19 21:39
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
○行動経済学の考え方
人間は必ずしも合理的には行動しない
実際の人間の行動をもとに理論を形成するのが行動経済学
行動経済学は経済学と心理学のハイブリッド
人間特有の考え方や癖を踏まえて、実際の行動を検証する
○ヒューリスティック
人間の意思決定手助けするように働く思考プロセス
バイアスを生み出すヒューリスティック
・利用可能性
なじみのあること、記憶に残っているものを信用する
人は興味のある対象、意識している対象にのみ注意を向ける(選択的知覚)
・代表性
代表的な事例が全体を反映する
サンプル数が少なくても確率を信じてしまう
典型例を重視してしまう(ステレオタイプ)
・固着性
自分の考えや思い込みに固着し、肯定的な情報を集めてしまう(確証バイアス)
ハロー効果(一つの評価を全体評価と考える)
プラシーボ効果(高いワインは美味しい)
フレーミング効果(表現の仕方で変わる印象)
アンカリング効果(定価10万→7万は安い?)
・時間的選好
人は将来よりも現在を重視する
・社会的選好
人は周囲の目を気にして行動を決定する
○プロスペクト理論
人間がどのようなプロセスを経て意思決定をするのかを説明する理論
・前処理
心の口座の中で費用対効果を最大限にする
・価値関数
額が同じならば儲けよりも損したダメージの方が2倍大きい(損失回避性)
・確率加重関数
低い確率は過大評価され、高い確率は過小評価される
客観的な確率が0%や100%に近く、ほぼ確実な場合に顕著になる
・解釈レベル理論
人は時間的距離が遠い物事は本質的な解釈を行い、近い場合は具体的・副次的解釈を行う
○マーケティングに活かす
・イケア効果
自分が苦労して手に入れた物には価格以上の価値を感じる
・社会的規範
自分以外の人の目を気にしたり配慮をする
・端数価値
一番大きい桁が価格全体の印象を左右する
・威光価格
キリの良い価格はプレミアム感を演出する
・フレーミング効果
高級感のあるパッケージで特別感を演出
イメージしやすいのは価格表示
・ハロー効果
有名人自身の印象に引っ張られる
・タイムプレッシャー
時間のない状況では考えるプロセスを簡素化
・アンカリング効果
値下げ前の価格を表示
・同調効果
大多数と同じ行動をとることで安心する
・損失回避性
消費者の不安を煽ることで商品の必要性をアピールする
・スポットライト効果
“自分のこと”と思うことで危機感は倍増する
○ナッジ理論
肘で軽く小突くように、自発的に望ましい行動を選択するように促すこと
ナッジを使うことで、相手に強制することなく望ましい行動をとらせる事ができる
・デフォルト
予め選ばせたい選択肢を初期設定する
・保有効果
自分の持っているものに実際よりも高い価値を感じること
○行動経済学の応用
・取引を有利に進める
初頭効果により第一印象を大切にする
ピークエンドの法則により最後の印象を良くする
・都合の良い選択をさせる
おとり(極端の回避)効果を活用し、おとりを混ぜる
ハッタリを用意し、損失回避性に働きかける
・面倒な事を手伝って欲しい
“これだけお願い”とアンカリング効果を活用する
周囲のみんなに同調するよう促す同調効果と仲間から外れたくない心理であるハーディング効果を利用
・YESと言わせたい
単純接触効果で何度も接触を試みる
同調効果を利用し他人と足並みを揃えさせる
今話題の
2021/11/21 11:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:奥津 明 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前から、必ずしも人間は合理的に行動するわけでもないよなと思って経済学を見ていましたが、この本を読んで、心理学+経済学=行動経済学だということを初めて知りました。日常よくある行動や心理状態がイラストで分かりやすく解説されていて、ストンと腹落ちしました。
人間の意思決定において、心の動き(気持ち)が大きな影響を与えていることを分析して、それを企業のマーケティングに活かしている事例が幾つも紹介されていて、今更ながら感心しながら読みました。さすがノーベル経済学賞を受賞したテーマだと思います。
最後の方に紹介されていたナッジ理論やその他の応用法は、これも本当に経済学の守備範囲?と思いながら読んでいましたが、とにかく読むだけで今日からあなたも直ぐに"行動経済学者"になれること請け合いです。
わかりやすくコンパクトです
2021/08/21 18:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:one story - この投稿者のレビュー一覧を見る
行動経済学について、わかりやすくコンパクトにまとめられています。
同じシリーズには、ページの構成が見づらい本もありましたが、この本はページの構成も良く、読みやすく作られています。
また、各ページに挿絵があるので、文字よりも視覚的に捉えたい方や文字ばかりの本に抵抗がある方にもオススメです。
挿絵も多く、短時間で読める本で、タイトルどおり、サクッとわかる行動経済学の本だと思いますので、初めて行動経済学に触れる人にも、もう一度全体像を概観したい人にもオススメです。