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電子書籍
メルケル 仮面の裏側
著者 川口マーン惠美(著)
「日本人はメルケルを誤解している」。ドイツ国民の多くは、「世界で一番影響力のある女性」アンゲラ・メルケル首相を誇りに思っている。民主主義・人権・環境――彼女は魔法のように...
メルケル 仮面の裏側
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メルケル仮面の裏側 ドイツは日本の反面教師である (PHP新書)
商品説明
「日本人はメルケルを誤解している」。ドイツ国民の多くは、「世界で一番影響力のある女性」アンゲラ・メルケル首相を誇りに思っている。民主主義・人権・環境――彼女は魔法のように、ドイツ人の思考を変えてしまった。しかし、その副作用としてドイツは自由を失いつつある。かつてのライバルCDUとSPDは連立が長期化し過ぎて呉越同舟、野党・緑の党は信条的にメルケルと一番フィーリングが合うという不思議。唯一のコアな野党AfDには極右のレッテルが貼られ、叩くか無視する以外は許されない。ドイツ社会は、異なった意見を受け入れないという危険な水域に入ろうとしている。だが、多くの国民はそれに気づかない。いったい何が起こったのか? メルケル首相とドイツ政治の変容をライフワークとして追い続ける著者が、生い立ちから雌伏の時、豹変と飛翔、君臨への過程を描き切る。日本人がいまこそ知っておくべき、美名の裏に隠れた全体主義化への警鐘。
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紙の本
メルケル仮面の裏側 ドイツは日本の反面教師である 川口マーン惠美(著)
2021/03/24 18:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キクちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
メルケルの生い立ちや、プロテスタントのキリスト教会と共産党道西政権とのつながり、当時の東ドイツの中にあって教会の牧師であったメルケルの父との関係など、読む者が、まるでそこにいて観ているような気持ちになる。そこからベルリンの壁の崩壊から現在まで、溢れる才能で切り抜けてきたメルケルの想いの元が作られてきた流れや、その深い心の奥の社会主義のタネが時間をかけて今になって果実を結びそうになり、騙されて言論の自由を失っていくドイツ国民の哀れさ。そこから世界的な社会主義化・共産化の進んできている現在。中国共産党の悪の独裁勢力の台頭。振り返って我が国日本の未来に感じる危惧。親中派が、おかしなことばかり言っている自民党。など、自由を守るには我々はどうするべきか、世界中で何か本当にまずいことや恐ろしいことが起きていることがドイツとの比較でわかる本。
紙の本
人名表記に日本での慣用表記をつけてほしい
2021/03/26 12:44
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ディートリヒ・ボンヘッファーが慣用表記の人物を「ディートリヒ・ボンヒョッファー」となっている。「「連帯」を創設したヴァウェンサ(ワレサ)」となっている個所があるから、この本で使われている表記と一般的に使われている表記とを併記してほしいものだ。
もっとも元々、表記が統一されていないのは、ドイツ民主共和国最後の首相とメルケル政権の閣僚はいとこで、普通は「デメジエール」と表記されるが、この本は「デメジエー」だ。一方、メルケル政権の閣僚の父親は第二次世界大戦当時の陸軍大佐で戦後は制服組トップの連邦軍総監になり、長生きしたのでビーヴァーの「ベルリン陥落1945」で取材に応じ、クノッブの本ではフィリップ・フォン・ベーゼラーガー男爵と共に主要な軍人の証言者として登場するが、大体、「ウルリヒ・ド・メジエール」と表記されている。つまり父親と息子、甥では別々な表記が通用されている。
「デメジエー家は、親戚が東と西に分かれていたが、重要なポジションに就いた人物が多い」と書いているが、具体的な記述が少ない。
「ベルリン物語」で書かれているように著者の義母は現在ポーランド領のオーバーシュレージエン出身で夫の家族はドイツ民主共和国側だったエアフルトから「足で投票した」からか、反共的な文章を売りにしているので、「当時は、西から東へわざわざ移住するのは、正真正銘の共産党員か、よほどのバカだと言われていた時代だ」と書いている。アンゲラ・メルケルはハンブルク生まれで牧師の父親とともにドイツ民主共和国に移住したので「よほどのバカ」を父親に持っていることになる。ドイツ民主共和国に対する偏見は「ベルリン物語」にも感じられるが、この本にも感じてしまう。
紙の本
メルケル
2024/04/09 17:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamu - この投稿者のレビュー一覧を見る
メルケル元首相の光と影的な感じの内容になっていて、ドイツの知らない面もたくさん知ることが出来て勉強になりました。