オトナ女子のふるまい手帖

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円滑な人間関係に必要なマナーと心得を学ぶことができる本です。
心がけ１つ、動作１つで、印象は大きく変わります。
ふるまい、印象を磨くことで、相手からの印象が良くなるだけでなく、自分の内面も良くなっていきます。
女性向けに書かれている本だとは思いますが、性別に関係なく、ビジネスパーソンとして心がけておくべきふるまいが多く紹介されている１冊です。

【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】
「表情が豊かな人、喜怒哀楽を素直に出せる人は、好感を持たれやすく、自然と周りに人が集まる。それは人を『安心』させるから。表裏がない、わかりやすい、心を開いてくれている、と感じられる。表情を豊かにするには、相手の話に心から耳を傾け、自分の気持ち以上に相手の気持ちに心から寄り添うと、自然と感情が動き、話の内容に応じた表情がにじみ出てくる。」
「話しかけやすい人になると、人から選ばれやすい。うつむかず、なんでもないときの表情も、数ミリでもいいので口角をキュッと上げておくという意識をしているだけで、表情が柔らかになり、話しかけられやすくなる。」
「微笑みを絶やさないためには、人、物事を否定せす、できるだけそのまま受け止める。受け止めるには強さが必要。その強さが微笑みの源。人はそれぞれ価値観が違う。」
「あごの角度が変わるだけでも印象が変わる。目線、声の通り、トーンまで変わる。最も誠実な印象を与えるのは、まっすぐに相手を見ること。意外と気づかないクセがあったりする。人と話す時にちょっと意識してみる。」
→実践したいことはこれ以外にもたくさんあるのですが、表情に関するものから選んでみました。テレワークが進み、オンラインで人と会う機会が多い中では、全身を見られることが少なくなり、特に表情を注目されることが多くなりました。オンラインでも、リアルで印象を変えられることをアレンジして使っていければ、よい印象を与えられそうですね。

【もう少し詳しい内容の覚え書き】

・今の自分の行動や意識が、未来の自分をつくる。自分の内面や外面を磨き続けるか、もういいやと諦めるかは自分で選べる。最初はほんの少しの違いでも、年々大きな違いになっていく。
・ふるまいを磨くと、褒められることが増え、笑顔が増え、自信が増す。前向きになり、行動範囲が変わる。出会う人が変わる。落ち着いた丁寧なふるまいは心も整えてくれる。心が整うとあり方が整う。内面外面の両方を整えてくれる。ふるまいを美しくすると、自分も人も大切にすることに直結する。自然と自分自身も大切にされる。
・ふるまいを磨くのに道具は不要で、自分の身体一つ、心一つあればいい。知っているか知らないか、意識するかしないか、それだけ。一度身につけると、決してなくなることはない。自分だけの「目に見えない財産」になる。

○姿勢
・美しい姿勢は、真っすぐきれいに立つことから。きれいな立ち姿は、自分の魅力を最大限に引き出してくれる。凛とした心を生む。ぶれない姿勢はぶれない思考につながる。美しい姿勢を意識し続けると、心も鍛えられる。
・姿勢を自分でチェックする。壁を背にし、両膝を付け、かかとつま先を揃えて立ってみる。後頭部、肩、お尻、ふくらはぎ、かかと、すべてが壁に付くように立つ。上半身をしっかりと引き上げ、へその下あたりに力を入れ、お尻を内側に締める。これが基本の正しい姿勢。横から見ると、耳、肩、骨盤、くるぶしが一直線になる。１日１回壁立ちしてチェックし、正しい位置を身体で覚える。
・不安で自信がないときも、へその下に力を入れ、背筋を伸ばして立つと気合が入る。周りに対して、粗末に扱えないと感じられるオーラが出る。心と身体は一つだからこそ、うつむかず、あごを少し上げて、まっすぐ前を見る。心が身体についてくる。姿勢から心を整えることができる。
・座り姿も大事。椅子の背もたれに極力もたれない。背筋がまっすぐ伸びた姿勢は美しい。

○所作
・美しい動きは「一回一動作」が基本。「ながら動作」をしない。一つひとつの動作に集中し、そこに心を注ぐ。忙しくて焦っている時ほど、一つひとつの動作を丁寧にするほうが、結局はスムーズにいくことも多い。ミスを防ぎ、人に迷惑をかけないことにもつながる。
・ガサツな人でないか、印象の違いに大きく影響するものの一つが“音”。なるべく音を立てないようにと思うと、丁寧な所作になる。スピードにも気をつける。ほんの少しゆっくり動く。落ち着いた丁寧な所作が、心に余裕をもたらし、周りを慮る力になる。ミスを防ぎ、効率も上がる。
・美しい立ち居ふるまいを徹底して意識し、へその下に力を入れ、筋力を使う所作を習慣にする。意識し続けていると、美しい姿勢でいるほうが心地よく、ラクになる。
・あいさつは笑顔で相手の目を見て、しっかりと言葉を交わしたうえで、一度だけ丁寧に頭を下げるほうが格段に美しい。何度もするのは卑屈な印象を与えることがある。
・何かを手渡す際は、①胸の高さで持ち、②相手に正面を向けて、③両手で丁寧に、が基本。言葉を添えて笑顔で渡す。たくさんの気遣いが込められる。
・座る時、上半身は真っすぐ立っている時の姿勢をキープする。椅子の正面に立ち、片足を引き、引いた足のふくらはぎを座面の前に当てると、後ろを見なくても椅子との距離がわかるので安心。背筋をまっすぐ立てたまま、垂直にそっと腰を下ろす。立つ時は、座った状態から膝を閉じたまま片足を一歩引き、背筋を真っすぐ伸ばし、前を向いたまま、腹筋を緩めず真っすぐ上に立ち上がる。腹筋と脚力が必要。繰り返せばすぐに慣れる。

○表情
・表情が豊かな人、喜怒哀楽を素直に出せる人は、好感を持たれやすく、自然と周りに人が集まる。それは人を「安心」させるから。表裏がない、わかりやすい、心を開いてくれている、と感じられる。表情を豊かにするには、相手の話に心から耳を傾け、自分の気持ち以上に相手の気持ちに心から寄り添うと、自然と感情が動き、話の内容に応じた表情がにじみ出てくる。
・話しかけやすい人になると、人から選ばれやすい。うつむかず、なんでもないときの表情も、数ミリでもいいので口角をキュッと上げておくという意識をしているだけで、表情が柔らかになり、話しかけられやすくなる。
・微笑みを絶やさないためには、人、物事を否定せす、できるだけそのまま受け止める。受け止めるには強さが必要。その強さが微笑みの源。人はそれぞれ価値観が違う。
・あごの角度が変わるだけでも印象が変わる。目線、声の通り、トーンまで変わる。最も誠実な印象を与えるのは、まっすぐに相手を見ること。意外と気づかないクセがあったりする。人と話す時にちょっと意識してみる。
・本当に相手の目を見ていいのは２秒程度。基本は顔全体、眉間から首元くらいまでの範囲に目をやる。額のあたりを見て話すと、少し目線が上がり、活き活きとして明るい印象になる。鼻の頭や口元の辺りを見ると、かすかに目線が下がり、より柔らかな印象になる。
・瞬きをしないで、目にグッと力を入れて、相手を見つめて話すと、真剣さ、想いの強さが伝わる。

○装い
・清潔感のある装いは大人になるほど必要。清潔感＝信頼感。細部まで意識が行き届いている人は、他のことも行きとどいている人だと判断され、信頼につながる。見た目の清潔感がないと、仕事ができても不安になる。

○食事
・心を込めて「いただきます」と言う。日々の中で、今あるものへの感謝をきちんと感じることは、美しい人をつくる。食事の時間が、少し豊かな時間になる。
・相手を想うからマナーを大切にする。マナーを備えていると、周りの人を気遣う余裕ができ、目の前の人をもっと大切にすることができる。
・自信がもてる装い、徹底した美しい姿勢の維持、知らないことは教えてもらう姿勢、の３つを心がけると、どんな場に行っても臆さず、堂々とふるまえるようになる。経験を重ねるのがなにより大切。
・お店やお店の人に敬意を持つ。お店でも人に対する態度と大切なことは同じ。どんなお店でも、大切に扱われる人がやっているたった１つのこと。

○気遣い
・合わせる気遣いで心を伝える。目線の高さ、動きや会話の速さ、心の温度、しぐさを相手に合わせてみる。
・「失礼します」など、先に“気遣いの一言”を添えると、人間関係がスムーズにいくことは多い。一言があるだけで、安心できたり、納得できたり、互いが心地よく過ごせる。同じことを聞くことが予測される場合は、「後ほど、確認のため、同じことをお伺いすることがございます」と伝えておくと、「また？」がなくなる。
・どんな時も機嫌よくいることを心がける。特に人と接する時は常に機嫌よく、フラットでありたい。周りの人に余計な気を使わせず、心地よい時間を過ごせるよう配慮することが大人の気遣い。

◯マナーと心得
・「いつも笑顔で、心を込めてあいさつをする」と決め、まずは１ヶ月実践してみると、必ず何か変化を感じる。いつもするからこそ信用になる。受け取ってくれる人が、自然の応援団になってくれる。周りを明るくする、自分の心も元気づける、苦手な人を味方にできる、相手を認めているということを伝えられる、といった効果もある。
・略さない、語尾を伸ばさない、小さな「っ」を入れない、「やつ」「とか」などの乱暴に受け取られる言葉を使わない、「お」や「ご」を付けすぎない、といったことを少し意識するだけで印象が変わる。
・名前で呼びかけると、存在を認められていると感じるため、距離感が縮まる。初対���で名前を聞く際は、「お名前頂戴できますか」は間違い。名前はもらうものではない。「お聞かせいただけますか」「お教えいただけますか」と尋ねる。
・誰かに何かをお願いする時や指示を出す時は、「〜していただけますか？」などの相手が答えを選べる依頼形にすると、気持ちよく受け入れてもらえることが増える。「お手数ですが」などのクッション言葉も有効。否定形の言葉を減らす方がよい。相手の気持ちを想像し、寄り添おうとし、その気持を言葉にする。心遣いの積み重ねが信頼や愛情をつくる。
・お礼を伝えるなら、「すみません」より、満面の笑みで「ありがとうございます」と伝えたほうが喜ばれ、感謝の気持ちがより伝わる。お詫びをする時は「申し訳ございません」「ごめんなさい」、声をかけるなら「恐れ入ります」「失礼いたします」と伝えるほうがふさわしい。
・ひらがなの言葉である大和言葉を使ってみると、言葉が柔らかくなり、物腰の柔らかさに通じる。お住まい（ご住所）、お力添え（ご協力）、お目にかかれて（お会いできて）、お手すき（時間がある）、思いのほか（意外に）、お心配り（ご配慮）、心待ち（楽しみ）、胸をうたれる（感動する）、心ばかり・ほんのおしるし（つまらない）、など。
・悪い話を先に、いい話を後にしたほう心象がよいことが多い。話の最後は、できれば、前向きに、次へとつながる心地よいものでありたい。

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30代になった今、見た目の美しさよらりも振る舞いの美しさが大切だと気がついた。マナー講習などを受けてみたいと思った。

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私も人生の折り返し地点、いい年になり、大人の女性としてどうだろう、、、ちゃんとふるまえてるだろうか、、、
と思うこの頃。
表紙のイラストや雰囲気が好みで購入。

よくあるこの手の本の中では
適度にイラストがあり、とても読みやすい。

まず第一章「美しく立つことから始める」
うんうん、つかみはオッケー。
難しい事や高度な事は全くなく、当たり前の事ばかりが書かれているので、多くの女性には物足りないかもしれない。
でもガサツな私には目から鱗。基本的な事だからこそ、納得して実践したいと思える。
と言いながら、、読むだけでなかなか実践できないのが現状だ。

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和食や冠婚葬祭に関する常識など自分のためになる事も沢山書いてあり、常識を学べて良かった。
この本を読んでから、箸3センチ分しか食べ物を一度に掴まないように心掛けるようになりました。
味わって食べれて、とても良いです。
定期的に読み返したいと思います。

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上品な女性になる為のマナー本。折敷、懐紙など初めて見る言葉もあった。確かに姿勢良くて余裕がある人ってかっこいいよなあ。