アンデッドアンラック 6

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投稿者：ぱぴぱぴこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「君に伝われ」がこうだなんて思わないじゃないですか！
めっちゃよかったし、泣いた。
とても考え抜かれていて、とても引き込まれる話だった。

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投稿者：じゃび　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻から続くアンディの過去を巡る旅もすごくよかった、が、この巻の白眉はやっぱり安能雲先生。自分の作ったお話をお母さんに聞かせるのが大好きな母子家庭で育った男の子という時点でもうだいぶだめで、その後はずっと泣かされてしまった。短い描写なのに、お母さんがどういう人でどんな親子関係だったかすごくよくわかるのも涙腺にくるものがあった。ママはイケメンキャラが好きとかお肉屋さんのコロッケとか…
アンデラの否定者は能力をほぼ事故的に得るから、だいたい皆それで人生を狂わされてるし悲壮感が半端ない。でも前を向いて生きるしかないから自分にできることを全力でやるところが魅力的で、今回の安能雲先生もまたそこに泣かされました。本当～～～に面白かった。

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投稿者：求道半　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

抜き身の日本刀を持ち歩けば、銃刀法違反の疑いで逮捕されるであろう。
　不死の男が採用した脱法の手筈は、己の肉体を鞘にして、刀身を運ぶ遣り方である。
　この方法では、痛覚の持続と大量の出血が懸念されるが、痛みを等閑視し、抜刀の際の血の放出を武器として利用する事により、アンディは顔色を変えずに、刀を持ち運ぶ。
　全裸で公衆の面前に立てば、公然猥褻の疑いで逮捕されるであろう。
　不死の男は羞恥心が欠如しているので、丸裸のまま、未成年の少女に、肉体関係の成立を迫れる。
　アンディに何度も言い寄られ、その都度、拒絶し、抵抗した風子であったが、今では、二人で一緒に旅行する間柄に発展した。
　戦闘に巻き込まれるたびに、服が破れ、全裸となり、股間を風子に見られるアンディであったが、破れにくい不思議な服を手に入れたので、以前よりも、全裸になる事は少なくなった。
　単行本六巻分で語られる、二人で過ごす期間は、死人が続出する、暴力的な時間が流れる、戦時下と見紛う状態だ。
　それでも、風子は、破廉恥なアンディに、キスしたくなるのだから、世も末である。
　大規模に個人の記憶が改竄される世の中で、二人は、生きている。
　二人は、未知なる生物に、遭遇した。
　二人は、海に、潜った。
　二人は、校舎に、忍び込んだ。
　不死の男と不運な女が出会った時、既に、二人は死別する、と知っていた男が、この世に、一人だけ、いた。