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みつばちと少年
野間児童文芸賞受賞作家の村上しいこが描く、生命の讃歌!集団の中でうまくやっていけない松井雅也は、中1の夏休みを利用して、養蜂場で働くおじさんのいる北海道へ行くことに。雅也...
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みつばちと少年
商品説明
野間児童文芸賞受賞作家の村上しいこが描く、生命の讃歌!
集団の中でうまくやっていけない松井雅也は、中1の夏休みを利用して、養蜂場で働くおじさんのいる北海道へ行くことに。雅也が寝泊まりすることになった「北の太陽」という家では、さまざまな事情を抱えた、年齢のちがう5人の子どもたちが暮らしていた。「北の太陽」を運営するおばあさんやみんなとの交流、養蜂の仕事の手伝い、イカめしコンテスト出場……。自然豊かな北海道でのひと夏をつうじて、雅也の心に変化がおこる。
小学上級・中学から
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紙の本
『みつばちと少年』
2021/05/07 21:42
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
《だれかと心を通じあわせたい。
うまくいかないだけで、ぼくにだってそういう気持ちはある。でもそれができないんだ。
どうやったらできるのか、知っているのなら教えてほしい。》
「発達障害」が疑われ、人づきあいがうまくいかない中学1年生の雅也
叔父の養蜂場を訪ねて、夏休みに三重の松坂市から北海道の山森町(≒森町)へ旅行する
叔父に連れて行かれた家は「北の太陽」
そこには同い年の海鳴(かいなる)はじめ、親に頼って生きることができない5人の子どもたちが暮らしていた
子どもたちの世話をしている志保子さんとその娘の栄さん
養蜂を体験させてくれる叔父さん
「普通って、なんなの、おじさん。それがわからないし、できないから、ぼくは困ってるのに。そんなに簡単に、普通普通って言わないでよ」
雅也はどうにもならない思いをぶつけあいながら、つきあい方を学び関係をつくっていく
養蜂と『みつばちマーヤの冒険』を織り交ぜながら、つらさを抱えて北の大地に生きる子どもたちを描いた成長物語
「ぼくたちは、前を向いて歩く前に、顔を上げなきゃいけない。それだけでもたいへん」
児童養護施設に暮らしそう言わざるをえない子どもがさいごにたどりつくことばが「もう希望しかない」
静かな感動を覚える村上しいこの最新作、2021年4月刊