- 販売開始日: 2021/04/23
- 出版社: 汐文社
- ISBN:978-4-8113-2745-7
希望、きこえる? ルワンダのラジオに子どもの歌が流れた日
著者 著者:榮谷 明子
アフリカの中央にあるルワンダは、「千の丘の国」と呼ばれるほど、緑の丘が広がる美しい国です。まだ電気が通っているところは少なくて、ほとんどの家にはテレビがありません。その代...
希望、きこえる? ルワンダのラジオに子どもの歌が流れた日
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商品説明
アフリカの中央にあるルワンダは、「千の丘の国」と呼ばれるほど、緑の丘が広がる美しい国です。まだ電気が通っているところは少なくて、ほとんどの家にはテレビがありません。その代わりにたくさんの人がラジオを聞いています。
でも、ラジオから流れてくるのは大人向けの番組ばかり。ルワンダには子ども番組はありませんでした。
子どもが楽しく聞いて学べる、ルワンダ初の子ども向けラジオ番組を作りたい。
ラジオを通して、ルワンダ全国の子どもたちに、優しい言葉や楽しい歌を届けたい!
ユニセフの職員としてルワンダに赴任した著者は、言葉も通じず、知り合いもいないはじめての土地で、子ども向けラジオ番組を作ろう、と決意します。
著者の夢はかなうのでしょうか?
◆推薦のことば◆
赤川次郎(作家)
この本を読んで、私が何より嬉しいのは、明子さんが早くから「生きる目標」を持ち、それを実現すべく、二十年の間努力し成長して来たことが伝わってくるからです。
ルワンダと聞いても、私もアフリカのどこか、としか知りませんでしたが、明子さんはその国で、子供たちのためのラジオ番組を立ち上げたのです。
絶えず、明日へ。明子さんの確かな歩みを、私もできる限り応援していきたいと思っています。
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夢が叶うことの素晴らしさ、希望あふれる一冊!
2020/12/10 09:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユニセフの職員としてルワンダで働いていた日本人の榮谷明子さんが、
子どもたちが楽しく聞いて同時にいろんなことを学べる、
子どもたちのためのラジオ番組を作りました。
その、番組の名前は「イテテロ」。
ルワンダ語で「子どもをはぐくむ場」という意味だそうです。
明子さんはそれまでセルビア、スイス、アメリカでユニセフの職員として働きました。
そうしてルワンダでは、子どもたちの健やかな成長のためにと、なにもないゼロの状態から、
一つの幼児向けのラジオ番組を立ち上げたのです。
ラジオ番組が放送されるまでの過程には、わくわくどきどきも、ハラハラもあります。
一つの目標に向かって、みんなが力を合わせると、こんなにも楽しく、
関わった人たちが幸せになれるのだという充実感があります。
この「イテテロ」で人生が変わったルワンダの子どもたち(もちろん関わった大人たち)、いくつもの笑顔が思い浮かび、
私はうれしくて仕方ありませんでした。
「子どもたちをあたたかく包んで、はぐくむような
優しい言葉を全国に届けたい。
私はそう夢見ながら、五年間働いてきました。
正直なところ、仕事をしながら夢を持ち続けるのはしんどいこともあります。
まだ目の前にないものを作るときは、まわりの人に理解してもらえないかもしれません。
でも、夢がある人がみんなよりたいへんなのはしょうがないんです。
だって夢がかなったときに、それはそれはすてきな瞬間がまっているんだもの。」
明子さんはこう言います。
夢が叶うことの素晴らしさ、希望があふれる一冊、でした。
子どもに教えたいプロフェッショナルの仕事
2020/12/23 21:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うさぎさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラジオ深夜便で紹介されていた本です。
仕事というと、ふつうは目の前のことを片付けるので精いっぱいだけど、ここに書かれているのは人々の意識を変えたり社会を変えていくスケールの大きな仕事。
子どもにも読ませて、世の中にはすてきな仕事があると知ってほしい。