トニカクカワイイ　15

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投稿者：ZATO　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本巻掲載分は、少年サンデー掲載時、いきなり雰囲気がガラッと変わって（あらすじも無くなってww）、完結間近なのかと慄きました。
ともかくも感動的なのでぜひ手に取って欲しいですが、以下はネタバレなので、この先を読む人はそのつもりで。



「この世界が美しいのはね、互いが…強い力で引き合っているからなんだ!!
いつかは離れてしまう悲しい運命でも…
強い力で引き合うからこそ…この世界はかけがえもなく美しいんだ!!
だから司ちゃん。たとえそこに抗らえない運命があったとしても…
自分から手を離さないで…
強い力で…引き合うからこそ…
命も愛も…そこに生まれるんだ…」

これこそ、少年サンデー中興以降の王道を凝縮した感動的なセリフだと思います。
好きなのに離れていこうとする愛する人への強い想いを叫ぶ。
そして引き戻すことに成功する。
恋愛面でそうした熱い魂を感動的に描くのは、少年サンデーの王道的遺伝子ではないかと思ってます。

美神美智恵から我妻公彦への叫び（主人公：美神令子の両親）
「私のために無理して変わってなんか欲しくない！
私だって生き方を変える気はないわ！
でももう私たち、十分たくさん共有してるじゃない！
別の生き方をしてても－別の場所に住んでても－お願いよ……!!
せっかくつながった心を断ち切らないで……！」
（椎名高志『GS美神極楽大作戦!!』38巻掲載）

そして諸星あたるとラム
「ダーリンのバカっ!!本当にうちのことを忘れてもいいっちゃ!?」
「忘れるもんかーっ!!」
（高橋留美子『うる星やつら』34巻掲載）

畑健二郎さんは、やはり正統後継者だと改めて思う次第です。

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投稿者：TAKA　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

連載開始時からずっと仲良し夫婦だったナサ君と司ちゃん。そんな幸せな2人に訪れ
た夫婦の危機・・・今巻は全体的に暗く悲しい回が続きますが、巻末にてようやく司
ちゃんの正体が明かされることになりますので是非とも最後まで読んで頂きたいです。
暗い話を読んで悲しい気分になった方は、恒例のカバー裏の4コマ漫画もおススメ。
いつもの漫画大好きなオタク全開の司ちゃんは見ていて癒されます（笑）。

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投稿者：うーよー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

遂に、司さんの正体が明らかになりました。かぐや姫の残した薬で、不老不死になり1400年を生き続けた市井の人でした。なるほどね。（しかし、ハガレンのシン国皇帝なら、あっさり自分で飲んでしまったでしょうね）でも、愛するかぐやに会えないなら不老不死など要らなかった日本の帝…高貴ですね。そして「愛のうた」。あいのうたって、様々な方が同じタイトルで曲を作られていると思います。この作品を思い浮かべて、私が思い出したのは「愛することは信じること　信じることは愛、愛すること」ですかね。