- 販売開始日: 2021/05/19
- 出版社: リットーミュージック
- ISBN:978-4-8456-3623-5
特撮と怪獣 わが造形美術 増補改訂版
著者 成田 亨
「ウルトラマン」の意匠世界を構築した芸術家の名著!「シン・ウルトラマン」のデザインコンセプトの原点『真実と正義と美の化身』も掲載成田亨(1929年生~2002年没)は『ウ...
特撮と怪獣 わが造形美術 増補改訂版
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商品説明
「ウルトラマン」の意匠世界を構築した芸術家の名著!
「シン・ウルトラマン」のデザインコンセプトの原点『真実と正義と美の化身』も掲載
成田亨(1929年生~2002年没)は
『ウルトラQ』『ウルトラマン』『ウルトラセブン』に
実質的な美術総監督として参加、
怪獣・メカなどのデザイン全般を手掛けた伝説の人物。
本書は1996年に発刊、近年は入手困難となっていた
成田亨の自伝『特撮と怪獣 わが造形美術』に
初版から25年の間の情報を略年譜や仕事目録に追加するなど
増補改訂して復活したものです。
映画『シン・ウルトラマン』(監督:樋口真嗣、企画・脚本:庵野秀明)
に登場するウルトラマンのデザインコンセプトの原点でもある
油彩画『真実と正義と美の化身』、
そして本書のために描かれたオリジナルデザイン原画も掲載されています。
芸術家・成田亨が、怪獣デザインの発想、自身の彫刻作品、映画特撮美術など
その類稀なるアートセンスのすべてを語り尽くした名著です。
<内容>
おもな目次
ウルトラマンの顔の構造
ウルトラマンの美と強さ
『ゴジラ』の特撮現場に入る
壊れるビルの作り方
宇宙空間や雲をいかに描くか
半抽象造形に傾斜する
「強遠近法」を考案する
『ウルトラQ』の撮影現場
高山良策と金城哲夫
怪獣デザインの三原則
自信作ガラモン
怪獣のイメージと造形化作業
ウルトラマンは七頭身である
構造的怪獣レッドキング、ゴモラ
ギャンゴ、ベムラー、ガボラ
ザラブ星人、ジャミラ、ダダ
シーボーズ、ゼットン
マンからセブンヘ
竜と鬼は神の怪獣である
etc
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増補改訂版。
2021/12/03 08:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
成田亨と聞いて、「ア」と解る人は少ないと思うが。
怪獣好きの私には、ウルトラマンや怪獣を考えた人と解る。
ただ、成田亨の名前を意識したのは放送当時では無く。
「突撃!ヒューマン」や「円盤戦争バンキッド」の放送時だった。
ヒーローや怪獣・宇宙人の、独特の造形に魅了された。
そして後年、円谷作品のデザイン等に関わっていたと知る。
本書は、四半世紀前に出された同名の本の増補改訂版。
当時の、本人の生の声が記録されている。
現場で感じた事等々、円谷ファンからしたら手厳しい事も書かれていて。
「アレマぁ」と思った部分も多かったのですが。
美術造形の、プロ意識としての意見でしょうね。
武蔵野美術大学を出て、映画にに関わり創作を続けて。
色々な現場を経験して、円谷作品の「ウルトラQ」にかかわり。
「ウルトラマン」で、あの見事なデザインを考え作品に命を与え。
レッドキング等の、ウルトラ怪獣の造形も手掛け。
着ぐるみが動くとシワが出来るので、それも含めてのデザイン等等。
やはり現場経験のある方は違うなぁ。
また、当時は着ぐるみを改造して、別怪獣にする事も多く。
そちらも考慮したデザイン素晴らしいです。
本の第1章が、ウルトラマンは死んだ。
鎮魂歌も作り、「ウルトラマンの墓」も作られた。
ウルトラマンのCMで、ラーメンを掲げるのを怒っている。
造形美術作家の、生き様を読ませて頂きました。
感謝です。