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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日:2021/06/24
  • 出版社: 新潮社
  • ISBN:978-4-10-409810-1

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電子書籍

神よ憐れみたまえ

著者 小池真理子

昭和三十八年、三井三池炭鉱の爆発と国鉄事故が同日に発生。「魔の土曜日」と言われたその夜、十二歳の黒沢百々子は何者かに両親を惨殺された。なに不自由のない家庭に生まれ育ち、母...

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神よ憐れみたまえ

税込 2,420 22pt

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昭和三十八年、三井三池炭鉱の爆発と国鉄事故が同日に発生。「魔の土曜日」と言われたその夜、十二歳の黒沢百々子は何者かに両親を惨殺された。なに不自由のない家庭に生まれ育ち、母ゆずりの美貌で音楽家をめざしていた百々子だが、事件は重く立ちはだかり、暗く歪んだ悪夢が待ち構えていた……。著者畢生の書下ろし大河ミステリ。

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評価内訳

紙の本

10年かけて描いた大河ドラマ

2022/05/24 18:14

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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

小池真理子さんの小説を久しぶりに読んだ。
ページをめくる手が止まらないとはこの小説を意味するのではないかと思う。
570ページの長編を一気に読んだ。

物語は夫婦の殺害の場面から始まる。
誰が犯人なのか、動機はなんなのか、すぐには明らかにされず、残された小学生の娘の百々子の一生が語られていく。
事件後百々子は、家政婦だったたづの家へ引き取られすくすく育つ。殺された母親の弟の左千夫は、そんな百々子を不憫に思いながらも温かく見守っている。

登場人物の描きかたが素晴らしく引き込まれる。
百々子の小学生の担任の三村の心理描写も素晴らしく、何か起こるのではと思わされた。
しかし一番は左千夫だ。
心がうす暗く、奥底に沈んでいるものがなんとも恐ろしい。
左千夫は百々子が大人になるまで近くにいるのだから。

物語は百々子が還暦を過ぎて自分の一生を辿っていくように終焉を迎える。
波乱に満ちた人生であったはず、そんな人生を逞しく強く生き抜き、いつも自分の信念を忘れずにいた姿が、強靭で美しい。

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