時は今－－　歩み続けるその先へ　ＡＣＴｉｏｎ　高岩成二

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投稿者：おじゃもんくん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の、高岩成二と聞いてピンと来る方は少ないと思う。
特撮好きな人でも、なかなか分かる人が少ない。

スーツアクターで、平成仮面ライダーを多数演じ。
また、戦隊シリーズやメタルヒーロー・ヒーローショー等々。
影の立役者とも言われる、スーツアクターの仕事を続けた方。

その高岩さんの、子供時代のヒーロー好きの話しから始まり。
高校生時代に、ジャパン・アクションクラブ養成所に入所。
ヒーローのキャラクターしょーで経験を重ね。
「忍者戦隊カクレンジャー」で、初じめて主役ヒーローを演じ。
平成の仮面ライダーシリーズでは、ほとんどの主役ライダーを演じた。
主役俳優と撮影の話を続け、役作りにこだわりを持ち。
スーツアクターとしての表現を追求し続けた。

50歳を過ぎて、主役俳優との実年齢の差を意識して後輩に譲りつつ。
自身も、実年齢の顔出し役者としても活動を続け。
同じスーツアクターだった嫁さんと共に、若手後輩の育成に力を入れている。

30年以上のスーツアクターの仕事で、映像の世界も若手監督も出て来て。
昔の、根性で鍛える世界から一緒に作る感じに変化して。
一冊の中に、多数の撮影エピソードを交えて楽しく読ませていただきました。

仮面とスーツを着けての、表現(演技)にこだわり続けた姿勢は。
次の世代の方々は、どう感じて変化して行くのでしょうか。
楽しい一冊でした。