「東国の雄」上杉景勝 謙信の後継者、屈すれども滅びず
著者 著者:今福 匡
軍神・上杉謙信の甥にして後継者の上杉景勝。義兄と争った「御館の乱」、絶体絶命の危機に陥った織田信長の攻勢、「北の関ヶ原」と敗戦による危機……。かつて東国で覇を競った武田、...
「東国の雄」上杉景勝 謙信の後継者、屈すれども滅びず
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商品説明
軍神・上杉謙信の甥にして後継者の上杉景勝。義兄と争った「御館の乱」、絶体絶命の危機に陥った織田信長の攻勢、「北の関ヶ原」と敗戦による危機……。かつて東国で覇を競った武田、北条が滅びるなか、上杉だけは生き残りを果たす。戦国大名最後の世代として、戦国、織豊、江戸と時代の転換期を生き抜いた、その六十九年の生涯を描く決定的評伝。
【目次】
はじめに
序章 上杉景勝の実家、上田長尾一族
第一章 戦国大名・景勝
一、生い立ち
二、謙信と喜平次
三、御館の乱
四、信長との対決
五、「六十余州越後一国を以て相支え」
第二章 豊臣大名・景勝
一、秀吉と景勝
二、東国仕置
三、権中納言景勝
第三章 会津国替えと関ヶ原合戦
一、豊臣家大老景勝
二、会津征討
三、幻の関東討入り計画
第四章 米沢領三十万石
一、米沢中納言景勝
二、米沢城下と藩制の整備
三、景勝のよこがお
第五章 米沢藩祖・景勝
一、景勝の嗜好と周辺
二、大坂の陣
三、元和偃武と移りゆく世界
四、景勝最後の軍役「最上御勢遣」
五、景勝の遺命
終章 その後の上杉家
おわりに
主要参考文献
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上杉景勝の伝記
2024/01/06 22:46
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきにもあるように上杉景勝の伝記が(注目されがちな)御館の乱や関ヶ原前後に限らず全生涯をバランスよく取り上げており今まで知らなかった景勝の事績も知ることができた。
上杉景勝の貴重な評伝。角川新書の面目躍如。
2021/07/10 07:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:三度の飯より戦国史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者もおっしゃっているように、上杉景勝をテーマとした評伝はほとんど存在しなかったのが実状でした(児玉章三郎氏は執筆中にお亡くなりになり、死後、その遺稿が編成されて出版された書籍のみ)。
そんな状況であった上杉景勝研究を筆者・今福匡氏が大きく変えたと言えるでしょう。
ページ数もさることながら、所々に景勝の人間性を示す逸話(無論書状から見える)が出てきて充分に満足しております。
来月は島津義久・義弘兄弟をテーマにした新書を出すといつのだから、角川新書の面目躍如は間違いないですね。
景勝の生涯
2022/06/13 19:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
上杉景勝の評伝。養父・謙信に比べると地味な印象だが、戦国大名→豊臣大名→近世大名という変遷や、家督争い、謀反、大規模な転封・改易が連続する激動の生涯だったことを再確認。後世に「峻厳」というイメージを持たれたのも、この緊張感MAXな人生を思えば仕方のないことなのかも。ただ家臣に対する気持ちの籠った書状を見ると、決して冷たい人物ではないこともよくわかる、とくに晩年、大減封の上に正妻や家臣に先立たれながらも、不遇を嘆かず嫡男・定勝の独り立ちのため、何かと世話を焼く姿には胸が熱くなる。景勝への見方が変わる一冊。
波乱の生涯をトレース
2021/12/15 21:40
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投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上杉謙信の後継者である景勝の評伝。景虎との家督相続争い、本能寺の変で救われた滅亡の危機、北の関ヶ原での敗戦と大幅な減封など、波乱の生涯をトレースする。細かな点だが、景勝に敵対した新発田重家を、天正15年に支援した蘆名氏の当主は、盛隆ではなく義広が正しい。