孤独は社会問題~孤独対策先進国イギリスの取り組み~
著者 多賀幹子
2018年1月、テリーザ・メイ首相(当時)は「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の一つ」として世界初の「孤独担当大臣」を設けた。街にパブや教会があり「孤独とは無縁」と...
孤独は社会問題~孤独対策先進国イギリスの取り組み~
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商品説明
2018年1月、テリーザ・メイ首相(当時)は「孤独は現代の公衆衛生上、最も大きな課題の一つ」として世界初の「孤独担当大臣」を設けた。街にパブや教会があり「孤独とは無縁」と思われていたイギリス社会でいま何が起きているのか。孤独担当相の設立経緯から、社会に根付く弱者への思いやり、チャリティー団体の細やかな目配り、そして英王室の役割まで、イギリス社会を長く見続けてきたジャーナリストによる現地からのレポート。
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救われました。
2021/07/18 00:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S.K. - この投稿者のレビュー一覧を見る
「孤独は、我々が直面する最も深刻な健康問題。」
孤独で誰とも接点のない生活は、健康に有害だし、寂しいと声をあげるのは恥ずかしいことではない。そういうことを、この本は教えてくれました。最近では、上司や同僚の誘いや友達との付き合いは時間の無駄、1人時間こそを大事にしようなどという傾向があるが、無駄に見える他愛のないおしゃべりと他者との接点にこそ体とメンタルの健康の秘密が隠されているのかもしれない。
英国だけでなく、オーストラリア、アメリカなどの例を交え、わかりやすく、うーんと唸りながら最後まで一気に読みました。最近読んだ中では、ずば抜けて面白い。オススメの一冊です。