紙の本
知りたくなかったことかもしれない。
2022/10/01 20:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
王道のような設定と定石のような筋と見せかけながら、ヒリヒリするような展開が繰り広げられ、途中から何となく真相が見えてくるのですけど、実に後味の悪いラストで面白い!
法学部生が元家庭教師に届く脅迫状の件で探偵事務所を訪れます。
探偵は中学時代の一学年先輩。
優秀で手段選ばずの探偵が突き止めた事実や情報に、純粋で真面目な主人公は安心したり信頼が揺らいだり、そして決断を迫られたり。
もうね、最後どっちを選んだのか、自分ならどっちを選ぶがドキドキして、でもスパッと終わっちゃうんです。
どっち転んでも不幸なのが実にいい。
紙の本
知らぬが仏
2022/07/01 11:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず表紙が綺麗で好き。
ぞっとした。怖っ。イヤミスっぽい。
これはまさに、
「知っちゃうことって辛いですから」
いくつかは先読みできて楽しいけど伏線は無い系で全部は読みきれなかったなー。
本に騙されて下さい。お勧めしたい。
紙の本
主人公はどうするんだろう…
2023/04/30 14:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学時代に家庭教師をしてくれていた元医学部生に再会し,彼が何者かに結婚をやめるよう脅迫されていると知って中学校の先輩だった探偵さんに依頼して脅迫者を突き止めると・・・というストーリー。こういう女性が本当にいたら非常に不気味。最後,真実を知った主人公はそれを元医学部生に伝えるのか?
作中に出てきた弁護士が,事務所に保管している記録までも被害者情報を黒塗りにしていてエライと思いました。情報を探るために事務員になる探偵がいるということも想定して手元の記録の管理も気を付けないといけないんですね。
電子書籍
イヤミス
2022/12/11 23:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
始まりは、元、医学部生の真壁の元へ「結婚をやめろ」との手紙が届くところから始まります。しかし、真壁には、脅迫者を追及できない理由がありました。そんな真壁を助けたい法学部生の木瀬は、中学の一つ上の先輩の探偵の北見理花に頼ります。ラストは絶対イヤミス!
投稿元:
レビューを見る
100%騙される戦慄ミステリー、、ってことです。一気読みだったので、騙されようにも推理していないので騙されてはいないですが、それでも衝撃のラストでした。ミステリーというより、私にはホラーでした(笑)
ネタバレになるので内容は触れませんが、物語は面白い設定ですし、読みやすかったのですが、なんとなく会話以外の部分がしつこく当たる感じで、読んでいてこちらに余裕がなくなる感じでした。余裕がなくなるっていうのが正しいかどうかわかりませんが、登場人物の心情を想像して寄り添うことができない感じ。
その代わりかどうか知らないけど、最後の最後で読者に丸投げ?
読後の感想、、知らなきゃよかった(笑)
投稿元:
レビューを見る
キャラクター描写が強すぎてラノベかと思った。
主人公(便宜的に)として探偵女性と依頼者男性がいるわけだけど、ストーリーに関わってこないのに「美人」「見た目がいい」と無意味な容姿への言及があったり、探偵女性が同僚に「お嬢」と呼ばれていたり(これは寒気がした)。
全体的に文章が稚拙だから展開が遅く感じるし、途中数ページすっ飛ばしてもまったく問題なく読めてしまった。もちろん、「遊び」は小説として面白くするために必要だと思うしむしろそっちが楽しくて読んでしまうミステリにも出会ってきたけど、この本では単純に面白くない。
肝心のミステリ部分は、矛盾もなくて楽しめたので単純に文章力が未熟なのだろうな。「書き下ろし」であることに得。
投稿元:
レビューを見る
執拗に届く「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。
そんな真壁を助けたい木瀬は、探偵に調査を依頼する。
面白かった。
真相はミステリ慣れしてる人には予想がつくかも。
(図書館)
投稿元:
レビューを見る
大学生の木瀬は元家庭教師の真壁と再会し、「結婚をやめろ」と脅迫されていることを知る。
木瀬は中学時代に探偵見習いをしていた北見理花を思い出し、調査を依頼する。
この作者さんて、お節介と言うか自分の善意押し付け型主人公が多い気がします。今作も例に漏れず。
主人公と探偵目線で事件を調べ、徐々に明らかになってくる真壁の過去と事件の真相…。右へ左へ振らされ、きれいに騙されました。
どっちが良いんだろうなぁ…いやどっちにしても詰んでない?
投稿元:
レビューを見る
22/04/02読了
主人公の強いモチベがどこからくるのか、かなみの母親や友人など気になるところはそこそこあるものの、面白かった。ちゃんと怖かった。
投稿元:
レビューを見る
図書館にて。
以前王様のブランチのブックコーナーで紹介されていたのをいつか読みたいと覚えていたもの。
本棚で発見してほくほく借りてみた。
やられた、そして怖…
これはもう反則としか言えない。
ビックリドッキリなラストに至るまでも登場人物が魅力的で目が離せなかった。
それにしてもさ…どうすんのよこれ。
ラブホのくだりなどはちょっと突っ込みどころはあるなと思ったんだけど。
その他もあれ?今のって何のこと?ってラストまでひっぱられてそれ私も気になってたんだよって事柄もひっくり返されたし。
やられた。本当ドキドキした。
この読後感も本当どうすんの。
ホラーだった。不憫でならない。
投稿元:
レビューを見る
やたら本屋で平積みになっていて、ずっと気になってはいたけど、買ってまでは読む気になれず、図書館待ちで、やっと読めた。
やたら帯で煽ってくる今作だが、「100%騙される戦慄」の言葉通り、読み終えた直後の感想は「怖っ」の一言。
法学部に通う大学生の木瀬は、中学時代に家庭教師をしてくれていた真壁と再会する。
真壁は結婚を控えているが、「結婚をやめろ」と言った内容の脅迫状に怯えていた。
木瀬は中学時代に虐めれていた従兄弟を救ってくれた一つ上の先輩で、探偵になっていた北見に脅迫者の正体を探すように依頼をするが・・・
正統派のミステリーで、きちんと段階を踏んで謎を解いていくところは好感が持てるが、この主人公である木瀬が大学生の身分でありながら、恩人とは言え、他人である真壁の代わりに自前で探偵を雇ってしまうところが、最初から腑に落ちない。
中学時代のエピソードもそうだが、「自分=正義」みたいな感じが、ただの自己満足の塊に思えて、最後まで好きになれなかった。
いろいろな罠を張り巡らせている割には、「100%騙される」はかなり誇張。
結構早い段階で、結論は読める。
ただ「戦慄」と言う言葉はぴったりだと思う。
正統派で面白いんだけど、キャラの主張も強すぎたり、弱すぎたり、個人的には微妙・・・
投稿元:
レビューを見る
木瀬は、中学生の頃の家庭教師だった知人に偶然再会した。当時医学生だった彼は今はアパレルの店長になり、まもなく結婚するのだという。しかし彼には、明らかに出来ない困りごとがあった。結婚を取りやめるように脅迫されているというのだ。調査を勧めるも気乗りしなさそうな彼は、どうやら脅迫されるネタに心当たりがあるようで…心配を抑えきれなかった木瀬は探偵事務所を探してある探偵に辿り着く。それは中学生のときに少しだけ関わったことのある、可憐で苛烈な先輩だった。
織守さんは二冊目。大きな事件が立て続くわけではないけどすいすい読めたし不穏さはあるけど尖ったキツさもないし、バランスが良い。と思ってたら最後にどかんときた。真相にゾッと。シリーズ化出来そうなキャラ設定だな〜今後この二人の成長見られるのかなと思ってたけど、これ一発の爆弾だな。この二人のままシリーズ化するならオチの先に触れないわけにはいかなそうだし全体的に舞台装置で思い切ったことするな!と面白かった。私ならどうするかな。知らせない、かな…
投稿元:
レビューを見る
途中若干中だるみ感があって、半年近く放置してしまった;
ようやく読了。
確かに『100%騙されるミステリ』であって、
終盤はドキドキしっぱなし。
結果的にけっこう面白かったので、人におススメできそうな本。
投稿元:
レビューを見る
序でいとこのお兄さんの最後の方が気になっちゃってずっと頭の片隅に。あくまで序だったんだな。
でかすみさん怖い。早く言ってあげて。
投稿元:
レビューを見る
オチとしては怖かったし、最後の結論を出さない終わり方も好きだったけど、作中はそれほど恐怖を煽られることもなく、もっと全体的に怖さが漂っているほうが好みだったなー。
芳樹視点のはずの地の文に「芳樹を」とか出てきたり、わざわざ章番号で視点がわかるように文字加工されてたりして、なにかトリックがあるのかと読み進めてみたけど、そんなことはなく、いい人に見えていた人がいい人のままで、いい意味での裏切られたーというものはなかった。
読みやすくはあったし、プロローグの回収の仕方も好き。