小説の中でさえも
2021/10/27 10:50
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投稿者:リンドウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
P.72より引用
コロナ禍を物語に取り入れるかどうかっていうのは意見の分かれるところだよね。現実が舞台である以上、あたかもコロナウイルスが存在しないがごとく描くとすると欺瞞であるかのようだけれど、読む人にとっては、パンデミックが小説にまで侵食してきたと、暗い気持ちになることもあるだろう。読書を楽しんでいるときくらい、自粛ではなく自由でありたいと思うのは当然だ。
以上、斧乃木余接ちゃんの台詞だけれど、実際、コロナ禍になっていなければ、この小説も(大筋では似たようなストーリーになっていたかも知れないが)、ずいぶん違う物語になっていただろうなぁ、と思いを馳せました。
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ禍に見舞われた最終巻。
えっ、と思ったけれどちゃんと回収はされていく。
長く続いたシリーズなのでこの話が最初からあったとは思えないのだけれど、
こうやって取り込んでいく逞しさがあるからこれだけの速筆を保てるんだろうな。
青春は、きみの隣で生きてこそ。
2021/09/23 20:01
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投稿者:HIDETO - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学二年生の阿良々木暦、この世界でも何とコロナウイルスが蔓延していた。
大学の授業もリモート隣人の超ヤンデレ幼馴染には相変わらずうざったいと思われまくっていたw
そんな時親の頼みで実家に一時的に戻り妹の面倒を見て欲しいと頼まれ戻ろうとしていた矢先、忍からかの盟友、デストピア・ヴォルトゥーゾ・スーサイドマスターが死にそうだというのを感知したと告げられる。
影縫さんにコンタクトを取り、斧乃木ちゃんに吸血鬼の本場デスの実家死体城に向かう。
今回も掛け合いが長すぎたが(笑)、解決編は名探偵暦による怒涛の推理でした。
今回のテーマはずばり愛、色々な形の愛がありますよね。
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まさかこのテーマが死物語に組み込まれるとは想像もしなかった
組み込んだ上でこの死物語の構成が凄い
この状況下だからこそ読んでおきたい1冊
そして、この状況下じゃ無かったパターンでのしのぶスーサイドがあったらどうなってたかも知りたい
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物語と現実をリンクさせ、コロナ禍になったから作ることができた作品。
ところどころ散りばめられた言葉遊びもさすがでした。
羽川と同棲してることにビックリしたが、そのエピソードも読みたい。
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人類には新型コロナが蔓延し、不死身の怪異もパンデミックがおこり旧アセロラ王国にいるディストピア・スーサイドも瀕死だった。
斧乃木ちゃんに抱き着きながらトランジットを繰り返し会いに行く暦と忍。
うつくし姫とトロピカレスクが混じりあった中途半端なウィルス。デスを人化させることで救い、2年後、暦は無事大学を卒業する。
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モンスターシーズン5巻目、通算は,,,何巻目だ?
阿良々木暦の大学二年時のハナシ。
世はコロナ禍。
大学進学で友達百人計画推進中だった暦は大学二年にして、全てリモート授業に切り替わった。
ちなみにできた友達は一人(命日子)だ。
悶々とした日々を送る中、影の中に住む金髪幼女からの提案は、このご時世でまさかの”海外旅行”だった。
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを吸血鬼にした始祖、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターのことが気になるという。
そして同時に暦に舞い込んだ仕事は、暴力陰陽師から、ルーマニアでの調査依頼だった。
ここ、デストピアの居城を中心とし、ヨーロッパでは吸血鬼に奇病が蔓延していたのだった。
コロナ禍で文学に目覚めた設定の暦くん。
「委員長の胸は『デカメロン』」
それ言いたかっただけやろ。
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p.73
必需品じゃなかったら生まれてないし、もっと前になくなってるよ。
本っていうのは、こういうときに禁止にされてしまうくらい楽しくて我慢しがたい、なくてはならないものだと。
p.162
『死にたい』と思うのは致って自然な生き物の生理現象だけど、『死んでもいい』は命の放棄でしょ。誉められたものじゃないし、その気持ちは悪と言ってもいい
ストーリー全体としてはうーん…、いまひとつという感じでしたが、斧乃木ちゃんの素敵っぷりは健在でした。
撫子と斧乃木ちゃんが奮闘するらしい下巻が楽しみです。
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〈物語〉シリーズにコロナ禍という現代の要素が入ってくるなんて思っていなかった。そうか、地続きの世界だったんだ。昨今生み出されるコロナ禍の物語の中で「裏のコロナ禍」を描くのは西尾さんくらいなのではないか。まんまとやられた感あり。終わりに近づくにつれて「上巻で終わっちゃう感」に焦る(下巻にどうつなぐの?)。下巻は別の話でした。一安心。
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まさか物語シリーズの中にコロナが登場するとは…
相変わらず掛け合いが面白く、また、言葉遊びも楽しいです。
知らない熟語とかもあり、勉強にもなる!笑
さて、今回はコロナのある世界。
現在は大学生の阿良々木くん。
コロナにかかるのかかからないのか、
怪異の感染症にかかるのかかからないのか。
図書館で上下巻を借りたのですが期限までに読みきれず
下巻はいったん返却しないとですが、
どうやらそれぞれで読めそうな気配なので
そこはちょっとホッとしました(笑)
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一冊まるごとコロナウィルスに関することが書かれてて、現実でも毎日のように耳にするのにフィクションでまで結構ですーという派閥のため、なんとも楽しめず…の一冊でした。
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コロナ禍の鬱憤で作者がこういうネタで書きたかったんだろうなとは思うけど、(阿良々木くんではなく)作者が医療用語誤用してたりで気分が悪いし、個人的には駄作。
中学生が昨日知った言葉連呼してる感じ。
好きじゃないな。
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ずっとコロナの話していて純粋に楽しめなかった。
現実を舞台にしているとはいえ時間軸がコロナ前のままとして読んでたのに…物語シリーズの世界ではコロナ出てきて欲しくなかった。
小説内にも書かれていたけれど、現実でただでさえ馬鹿の一つ覚えのようにコロナと連呼されて行動を制限されてるから小説の中でだけは自由であって欲しかった。辛い。今回は死物語の上巻で下巻もあるようでしかも下巻の方はコロナが出てこないらしいが読む気が失せてしまった。終物語上のようなキレがもうない…悲しい
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冒頭大学生の阿良々木君がコロナ禍でアパートから実家に帰っていたので社会人編との時系列は?と混乱。忍が突然スーサイドが心配なので旧アセロラ王国に行きたいと言い出した。勝手に動くと色々支障が出そうなのて影縫さんに連絡した所、彼の地では吸血鬼だけが感染する死の病が蔓延しており原因究明中。依頼を受けた二人は(斧乃木ちゃんにより物理的に)彼の地に飛んでスーサイドと対面する。ここまでが西尾節全開の会話劇なんだけどいかんせん長過ぎて離脱しそうになる。死の病の真相とコロナを上手く絡めていったのは相変わらず上手いが後半も動きがなくて消化不良。でも斧乃木ちゃんと忍は相変わらず可愛くて良い。
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「しのぶスーサイド」
致死率100%の感染症の正体は。
終結した物語に続きがあるとは想像しないだろ。
自殺を繰り返してきた者の命を奪ったのが流行病だなんて、人間らしく呆気ない最期だったな…。