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最後の読書(新潮文庫)
著者 津野海太郎
目はよわり、記憶はおとろえ、蔵書は家を圧迫する。でも実は、老人読書はわるいことばかりではないよ――。鶴見俊輔、幸田文、須賀敦子……。長い歳月をたずさえて読む本は、豊かで新...
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最後の読書 (新潮文庫)
商品説明
目はよわり、記憶はおとろえ、蔵書は家を圧迫する。でも実は、老人読書はわるいことばかりではないよ――。鶴見俊輔、幸田文、須賀敦子……。長い歳月をたずさえて読む本は、豊かで新鮮なよろこびに満ちている。親しい仲間や敬愛する先達との別れを経験しながら、それでも本と出会い続けよう。本を読み、つくり、書いてきた読書人が、その楽しみを軽やかに綴る現状報告。読売文学賞受賞作!(解説・鈴木敏夫)
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2021/09/09 20:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
前期高齢者となった私だが、自らを耄碌と、よぼよぼと見定めることの難しさを知る。読書は、人生のすべてが、決して単純でないことを教えてくれる。人とひととの関係においても、国と国との関係においても。それなのに、もうじき私は読めなくなる。目の弱りにより、落ち目の読書人になる。記憶力の衰えを笑う。読んだことを忘れる速度が恐ろしいテンポで進んでいく。還暦を過ぎて、感動できない大人になっているのではないか。生きることになれてしまっているのではないか、と。読みたい書籍は多く、読むことに残された時間は、足りるのか。