国宝 上 青春篇
著者 吉田 修一
俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ! 極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞...
国宝 上 青春篇
商品説明
俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ! 極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をダブル受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。
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書店員レビュー
小説・BL担当 おさかな
honto書店員さん
実写映画のクオリティの高さで話題となった『国宝』ですが、原作は上下巻と長尺ながら、語りの文体の滑らかさにあっという間に読めます。映画とはやや違う展開なので別物としても楽しめます。個人的には映画では脇役のようだった女性キャラが原作では強く意思のある存在として描かれている点がたまらないですね。取り上げられる演目も映画より数が多く、史実をアレンジしたと思われるエピソードも盛り込まれているので、歌舞伎ファンには原作も垂涎ものです。
等身大
2024/05/15 20:41
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジャッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
息継ぎなしに一気に読んでしまう。読んでいると、どんどん本と顔との距離が近づいて、目が寄っていっていくから、まるでこっちが見得を切っているような見た目になっていく。
私はまだ人生の何を知っているわけでもないが、何も知らないわけではなくて、青春編の喜久雄と俊介と徳次を見ていると、歯痒かったり理解できたり悔しかったり。等身大の彼らを、等身大の自分で追っていた気がする。
映画『国宝』を観た人は、小説『国宝』も読むべし
2025/12/29 08:36
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
(下巻も含めた感想です)
映画の方は、興行収入が邦画実写で歴代1位になったとのこと。
私も今年(2025年)8月に観ましたが、確かに素晴らしかった。
素晴らしかったんですけど、どちらかと言うと「映像美」が素晴らしくて、ストーリー的には「ん?」と思うところも所々見受けられました。
で、小説の方も読んでみようとなったわけです。
これ、映画を観た人は、小説も読むことを強く強くお勧めします!
小説だから、歌舞伎のシーンも言葉で描写されますが、映画を観ておくと、そういった部分が容易に想像することができます(もちろん言葉の描写も素晴らしいんですが)。
そして何より、映画では描ききれなかったサイドストーリーとか、映画ではおそらく尺の関係でストーリーを変更したところなんかが、きちんと描かれていて、映画では引っかかっていた部分を消化することができました。
あまり書くとネタバレになってしまうので、少しだけ披露します。
一番は、徳次の活躍でしょう。
徳次とは、映画の冒頭で喜久雄と一緒に踊っていた男の子です。
映画では、喜久雄が長崎を離れるときにいなくなってしまいますが、小説では喜久雄と一緒に大阪へやってきます。
一緒に来るだけでなく、陰になり日向になり、ずっと喜久雄をサポートし続けます。
それが格好いいの何の!
スピンオフで徳次の映画を作って欲しいくらいです。
本は、文庫本で上下巻に分かれており、それぞれ400ページくらいありますが、とても読みやすい文体になっています。
ちょっと古風な口調の語り部が物語の補足説明をして、時には歌舞伎の解説までしてくれます。
『怒り』や『悪人』を書いた人と同一人物とは思えない。
読みやすいので一気読みできるんでしょうが、逆に私は速く読んだら勿体ないと思って、ちびちびと読み進めていました。
吉田修一の新境地か
2025/04/23 20:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉田修一の新境地か。この物語は歌舞伎の世界を描いているが、地の文が語りの文体になっている。作者が直接語り掛けているような感じだ。歌舞伎に興味はないのだが、その語りに引き込まれていく。
ダブルカバーの吉沢亮に惹かれて
2025/06/22 20:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌舞伎の化粧をしている途中の吉沢亮のアップに惹かれて紙の本を購入しました。
映画化もコミック化もしていますが、原作はどちらとも細かな設定が違っています。
任侠の坊ちゃん喜久雄と歌舞伎の一門の坊ちゃんの俊介、それぞれがそれぞれに無いものに焦がれ切磋琢磨する青春編。それぞれがあまり宜しくない運命の歯車に乗せられて苦労する姿が、気の毒で切ないです。
映画さき
2026/05/14 01:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここで切って下巻にいくのか!
映画はとても良かった。あまり観れないので原作が後になることも少ないけれど、違いが際立って映画さき原作あとも、それはそれで良い。
吉田修一は長嶋有の次に芥川賞を獲った人、という印象が強い。いちばん純文学を読んでいた頃だった。なので、そこからエンタメに流れていったことに違和感があったけれど、エンタメを極めたのだな、と思う。
映画のほうも長かったが、それでもだいぶ削ってたんだな。映画では強いセリフが残されていたけれど、もっと枝葉も残ってたらまた違う良さがあったように思う。商業的には大正解ではある。
映画→小説→映画
2026/03/08 18:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももも - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画鑑賞後に読みました。少し両者のネタバレになるかもしれません。
映画もいいですが、原作ももちろん良かった。映画で森七菜演じる女性がどうなったかが特に気になっていたのでその疑問が解消されました。原作小説の方が登場人物も多くそれぞれ魅力があって、特に映画では粗暴なだけの印象だった彰子の父が喜久雄を許すまでのエピソードが映画になかったのが残念なくらいでした。
原作読了後に映画2回目行きました。
対照的な生い立ちの二人のこれからが楽しみ
2025/05/28 15:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
関西歌舞伎の名門の御曹司と九州の極道の親分の息子
対照的な二人が歌舞伎の世界で出会う
そして二人には女形としての才能と華があった
歌舞伎の事を知らない私でもグイグイと引き込まれる面白い作品でした。
再びであった二人のこれからが楽しみです
タイトルがカッコいい!!
2025/03/18 14:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にるす - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまたま、書店で映画化のPVが流れてて、タイトルのかっこよさに引かれてしまった。
でも読んで正解。
苦しみながらも芸の道に身を投じていく姿を描ききった。映画も期待してます!
気になったのは、あんなことしときながら辻村さん何気にずっと喜久雄を応援してる?
