批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く
著者 北村紗衣
批評はなによりも、作品を楽しむためにあります。本書では、批評を「精読する」「分析する」「書く」の3つのステップに分けて、そのやり方を解説していきます。チョウのように軽いフ...
批評の教室 ──チョウのように読み、ハチのように書く
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商品説明
批評はなによりも、作品を楽しむためにあります。本書では、批評を「精読する」「分析する」「書く」の3つのステップに分けて、そのやり方を解説していきます。チョウのように軽いフットワークで作品を理解し、ハチのように鋭い視点で読み解く方法を身につけましょう。必要なのは、センスではなく調査力と注意深さ。そしていくつかのコツを飲み込めば、誰でも楽しく批評ができます。作品をより深く理解し、たくさんの人とシェアするための、批評の教室へようこそ。
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『批評の教室』
2021/11/06 21:18
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
フェミニズムの論客が「批評」の極意を明かした批評入門
第一段階「精読」
第二段階「分析」
第三段階「アウトプット」
作品を楽しく掘り下げたい、作品について他の人と考えを共有したいという人が、自分なりの視点で分析した明確な文章が書けるようになるために
《批評を書く時の覚悟として大事なのは、人に好かれたいという気持ちを捨てることです。》
副題は「チョウのように読み、ハチのように書く」
プロローグでは、副題に利用したモハメド・アリのキャッチフレーズを「批評」してみせる
必要なのはセンスではなく調査力と注意深さ
批評の第一歩を踏み出す初心者に、他人の批評の穴を見つけたい人に
ちくま新書らしい濃厚な一冊、2021年9月刊
読み物としても面白い。
2021/12/27 18:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学批評についての入門書。とっつきやすくて、わかりやすくて、何かの本を精読しようとするときには、とても役に立ちそうです。
批評を通した、豊かな作品の楽しみ方を提示
2021/10/30 19:33
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なぴよん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どのように作品を読み、分析し、書くか。「今はライトに作品を楽しんでいるだけだけど、友人などと作品について少しでも語ったりして楽しみたい」とか「大学で批評系レポートを書きたい、書く必要がある」とかいう人向けの本って感じ。私は前者にあたる想定読者だと思う(学生の時に読みたかった…とも思った)。書いている内容は結構当たり前のこともあると思うんだけど、説明する文章や例示の分析が面白くて、笑いながら読んでいた。こんな風に、いろんな切り口から豊かに作品を楽しんで、見つけたことを言葉にして人と交流できたらいいなぁ。
タイトル通りの1冊
2022/08/03 01:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
批評についてわかりやすく解説されています。
「精読」や「書く」は国語科の授業に通じる内容で、参考になりました。
しかしながらにしょっちゅう出くわします
2022/01/08 00:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品を批評する事や、その為に精読する事を、
著者が読者に押し付けようとせず、
ただ読んだり鑑賞するだけ、という楽しみ方を、
巻頭ではっきりと認めている点は感心しました。
授業の読書課題で一歩進んだ感想文を書きたい、
とか、鑑賞した作品について何かを表現したい、
という人にはおすすめしたいですけれど、そんな気が
起きない人にとっては得るところの少ない本かと。
各方面でご活躍の北村紗衣さんの話題作
2022/01/03 08:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
各方面でご活躍の北村紗衣さんによるまさに「批評の教室」。「批評」というと良くない意味に使われるような印象もありますが、SNSやブログ等での発信も広く「批評」ですし、「精読する→分析する→書く」というステップはビジネスにおいても有効だと思いました。取り上げる例も興味深かったです(「トップガン」と「アナと雪の女王」の共通項等)。
私には合わなかった
2022/07/07 18:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:.ばっは - この投稿者のレビュー一覧を見る
世間では好評のようだが自分にはちょっと難しすぎる。
参考文献もしっかりしているが自分にはピンとくるものがない。
精読
作品内の事実を認定し、しかし語り手を含めた人物を信用しないこと。
一般的に「語り手=作者の意向の反映」や「この作品のメッセージは何か?」といったような捉え方をしたくなるが、
作者の作品に対する支配性を排除することで、読者は自由な読解が可能になる。
本書では「とりあえず作者には死んでもらおう」といった言い方がなされており、
自分なりに受容することで先入観にとらわれない読解ができる。
分析
時系列、人物相関図に書き起こす。物語を要素に分解する(構造分析)。
「仲間」の作品を見つけ、ネットワーキングする(インターテクスト化)。
書く
分析の切り口を決め、読者対象を想定する。
書く時には、内容が正確に伝わるように。
「誰からも好かれようと思うな」
共同体をつくる
批評が書けたら、それを基に議論をする。
人と意見を交換することで作品の周りにコミュニティができる。
タイトルがね
2022/08/19 09:22
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、精読する、分析する、書く、という三つのやり方に批評を分けて、批評のやり方を、詳しく説明してあります。ただ、気になったのは、このタイトル。蝶のように舞い、蜂のように刺す、からとっているのでしょうけど……