ノーベル文学賞が消えた日
著者 マティルダ・ヴォス・グスタヴソン 著 , 羽根由 訳
2018年、ノーベル文学賞発表中止。裏に隠された性的暴行、性差別、スウェーデン・アカデミーの権力闘争の一部始終をあぶり出す。
ノーベル文学賞が消えた日
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レイプとはその人に今その気持ちがないのにセックスを強要されること
2021/12/23 23:42
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
2018年のノーベル文学賞の発表が中止になったのは、「関係者にレイプ疑惑」という何ともショッキングな記事で記憶していたが、その実情についてはこの本を読むまでは詳しくは知らなかった。スェーデンアカデミーというノーベル文学賞受賞者を決めるという権威ある組織の関係者にレイプ魔がいるなんて、それもその男はメンバーの夫でもあるのだ、私はスェーデンという国は男女の差別がなく、性別に関係なく実力が発揮できる国だと思っていたのだが、こと文化面については、ハリウッドから始まった#MeToo運動となんらかわらない、実力のある人には何をされても我慢するという社会が存在してたのだ、これは驚き。しかし、スェーデンのレイプについての法的基準は日本の数歩先を行っていると思う、「レイプとはその人に今その気持ちがないのにセックスを強要されること」、それはもちろん、夫婦間でもだ、「あの女は嫌がってなかった、よがり声をだしてきた」というような男の言い分はもう通用しないのだ