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嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
著者 鈴木忠平
なぜ 語らないのか。なぜ 俯いて歩くのか。なぜ いつも独りなのか。そしてなぜ 嫌われるのか――。中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、...
嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
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嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか
商品説明
なぜ 語らないのか。
なぜ 俯いて歩くのか。
なぜ いつも独りなのか。
そしてなぜ 嫌われるのか――。
中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに入り、日本シリーズには5度進出、2007年には日本一にも輝いた。
それでもなぜ、落合博満はフロントや野球ファン、マスコミから厳しい目線を浴び続けたのか。秘密主義的な取材ルールを設け、
マスコミには黙して語らず、そして日本シリーズで完全試合達成目前の投手を替える非情な采配……。
そこに込められた深謀遠慮に影響を受け、真のプロフェッショナルへと変貌を遂げていった12人の男たちの証言から、
異端の名将の実像に迫る。
「週刊文春」連載時より大反響の
傑作ノンフィクション、遂に書籍化!
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紙の本
面白い、一気読み
2021/10/06 19:41
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本屋ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
落合監督の考え方に納得。中日ファンとして落合監督時代の出来事やトピックスを思い起こしながら読んでいると、その時々のどこが思い起こされ懐かしく、その時は分からなかった舞台裏や考え方が明快に書かれていて、ウンウンと一気読みでした。筆者の鈴木さんの文章もテンポよく読み易く、分厚い本でしたが、ボリュームを気にせず楽しく、感度しながら読めました!
紙の本
落合博満監督に対して何かしらの思いがある人には是非読んでほしい
2021/09/25 10:28
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:碧 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2003年の秋に落合博満氏が中日ドラゴンズの監督に就任され、それからの8年間を書かれた本です。
各章ごとに視点がかわり、いろいろな角度から見た落合博満が語られています。
当時の中日ドラゴンズが好きで、著者である鈴木忠平さんの文章が好きなので予約して購入しました。
タイトル含め、素晴らしい一冊でした。
このレビュータイトルに書いた通り、落合監督を知っている人には是非読んでもらいたいと思います。
結果を残して尚、内外から批判を浴びることの多かった落合監督。「勝つことがファンサービス」「負けたら意味がない」と、勝つことにただならぬ執念を見せ、実際勝ってみせた落合野球がいまだに賛否両論あるのは、プロフェッショナルとそうでない人たちの埋まらない溝かもしれないなぁと思いました。
買ってよかったです。
紙の本
本当は嫌われていない
2021/09/28 14:32
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きもっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
落合氏を知る野球関係者、特に落合監督時代の選手は、落合氏を
嫌ってはいないと思います。
他球団の選手にオールスターの後の球場の風呂場でバッティングを教え
た人ですし、審判の体調不良を気遣い、交代するよう勧めた人でもあ
ります。
紙の本
プロとは何か。 勝つために、勝ち続けるために、何をするのか、しないのか。 ヒリヒリするような勝負の現場の空気が、心の奥底まで響いてくる渾身のノンフィクション。
2022/01/22 07:35
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
輝かしい現役時代の栄光と実績を引っ提げて、2004年シーズンから2011年まで8年間、中日ドラゴンズ監督を務めた落合博満。
日本一1回。
リーグ優勝4回。
8シーズンすべてで3位以上のAクラス入り。
圧倒的な実績を残しながら、2011年シーズン途中に契約解除が発表された。
筆者は日刊スポーツの記者として、自信の持てなかった駆け出しの頃から、その8年間に密着していった。
なぜ、フリーエージェントで移籍後、怪我のため3年間登板できなかった川崎憲次郎を開幕投手に抜擢したのか。
そして、それを試合直前まで川崎本人以外に誰も伝えなかったのか。
実績のなかった森野将彦に、ぶっ倒れるまでノックを続けたのか。
そして、あえてチームの看板選手である立浪和義と競わせたのか。
「チームのことなんて考えなくてもいい。自分の成績だけを上げることだけを考えろ」
なぜ、和田一浩はこの言葉に心の底から納得することができたのか。
「落合に任せておけば、大丈夫です」
球団の取締役編成担当である井出峻(いでたかし)は、定例役員でこう言い続けることができたのか。
プロとは何か。
勝つために、勝ち続けるために、何をするのか、しないのか。
ヒリヒリするような勝負の現場の空気が、心の奥底まで響いてくる渾身のノンフィクション。
紙の本
凡人は天才の心がわからない
2021/11/25 10:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
落合の野球に対する姿勢と勝負の厳しさをとっくりと見れた作品だった。指導者は孤独だとよく言われるがまさしく彼はそうだった。
しかし、彼の姿と指導はプロであるが故に同じプロの中日の選手には時間はかかったが、理解はされたことがよく分かった。選手に対する監督退任挨拶のところは感動的だった。
そして落合をこれだけよく捉えた著者にも敬意を表したい。
電子書籍
いろいろな意味でとっても面白い落合監督時代の中日ドラゴンズの話
2022/03/27 18:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロ野球チーム・中日ドラゴンズの監督を2004年から2011年までの約8年間務めた落合博満とその当時のドラゴンズの選手らの姿を追ったノンフィクション。8年間の1年ごとにトピックとなる選手やスカウトなどドラゴンズ関係者1人に焦点を当てつつ、その時の落合の姿を描き出している。そこから、落合ドラゴンズがどのようなチームだったのか、落合の監督としての有り様ひいては野球人としての有り様が浮かび上がってきて、プロの野球選手とはどうあるべきか、プロ野球とは何を目指しているのか、といったことまで考えさせられたように思う。
それにしても、なかなかインパクトのあるタイトルであり、表紙装丁だ。
副題に「落合博満は中日をどう変えたのか」とあることからも『嫌われた監督』が落合のことを指しているのははっきりとわかるが、表紙をみると黒い地に大きく「嫌われた監督」とあり、その真ん中にドラゴンズ監督当時の落合の顔写真があるのだから、落合の監督時代のドロドロとした話が書かれているのだろうと思ってしまう。私は電子書籍で購入したので表紙のインパクトだけを感じたが、紙の本でリアル書店にこれが平積みになっていたり、表紙を立てて棚に何冊も並んでいたらとてもインパクトがあるだろう。
だが、外見のインパクトに比べると内容は比較的淡々と進んでいくように思えた。過剰に熱くもなく、過剰に冷めた感じもなく、落合ドラゴンズの1年1年が語られてゆき、その時々のある種象徴的な選手たちの言動や落合自身の言動が並べられていく中で、プロフェッショナルな野球選手とはどんな者なのかというのが浮かび上がってくるように思えた。
なので、読み終えると落合のどこが嫌われたと言えるのか考えさせられてしまった。最後のあたりで曖昧な(というように読めてしまった)書き方であるが、嫌っていたのは選手でもなくファンでもなく、もっと違う関係者たちだったように思えてしまった。著者は、ドラゴンズと関係が深くはないスポーツ新聞の記者だったそうなので、そのあたりまで突っ込んで書いてもらうと「嫌われた監督」のどこが嫌われていたのかもっと良くわかったのではないかと思う。
個人的には中日ドラゴンズの地元に住んでいるがとても熱心なドラゴンズ・ファンとは言いにくいのだが、落合が監督をしていた頃はとても面白く試合を見ていた。地元球団だからというのはもちろんあるけれど、やっぱり試合に勝つ強いドラゴンズを見たかったのだ。子どもの頃のドラゴンズは日本一はおろかリーグ優勝からも遠ざかっていたのが何年も続いていたし、星野仙一が監督していた頃に少し強いドラゴンズも見せてもらったけれど、何と言っても落合が監督していた時は強かったし、その後はまた低迷しているように見えるのだから、落合ドラゴンズはやはり頭抜けていたと思う。
なんてことをあれこれ思いながら、ついつい入り込んで読んでしまった1冊だった。
紙の本
プロだけど嫌われるな
2022/09/10 11:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
選手やスカウトなどいろんな視点から見た落合像。帯の通り、なぜ嫌われたのか、なぜ俯いて歩くのか、もう夢中!私は阪神ファンですが、落合のバッティングとなによりもあの相手が嫌がる采配、そして時に人を突き放したような言動は、決して嫌いではなく、その言葉一つひとつに思いやりを感じるというイメージでした。読んで思ったのは、とにかく説明をしない。プロなんだから自分で考えろということ。そして全ては契約。優勝することが契約内容なら、今使える選手を取る。これぞプロと思える人物像でした。でも、まあこんな人はやっぱり嫌われるな。
電子書籍
プロとは何か。 勝つために、勝ち続けるために、何をするのか、しないのか。 ヒリヒリするような勝負の現場の空気が、心の奥底まで響いてくる渾身のノンフィクション。
2022/08/19 09:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
輝かしい現役時代の栄光と実績を引っ提げて、2004年シーズンから2011年まで8年間、中日ドラゴンズ監督を務めた落合博満。
日本一1回。
リーグ優勝4回。
8シーズンすべてで3位以上のAクラス入り。
圧倒的な実績を残しながら、2011年シーズン途中に契約解除が発表された。
筆者は日刊スポーツの記者として、自信の持てなかった駆け出しの頃から、その8年間に密着していった。
なぜ、フリーエージェントで移籍後、怪我のため3年間登板できなかった川崎憲次郎を開幕投手に抜擢したのか。
そして、それを試合直前まで川崎本人以外に誰も伝えなかったのか。
実績のなかった森野将彦に、ぶっ倒れるまでノックを続けたのか。
そして、あえてチームの看板選手である立浪和義と競わせたのか。
「チームのことなんて考えなくてもいい。自分の成績だけを上げることだけを考えろ」
なぜ、和田一浩はこの言葉に心の底から納得することができたのか。
「落合に任せておけば、大丈夫です」
球団の取締役編成担当である井出峻(いでたかし)は、定例役員でこう言い続けることができたのか。
プロとは何か。
勝つために、勝ち続けるために、何をするのか、しないのか。
ヒリヒリするような勝負の現場の空気が、心の奥底まで響いてくる渾身のノンフィクション。
紙の本
変わらない事の厳しさ
2022/08/08 10:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
落合監督の中日時代の8年間常に落合の言動を聞き、考え続けていた著者鈴木忠平の一冊。
自らの言葉で、そして選手たち、球団関係者を丁寧に取材し語られた言葉を一冊にしている。
大変読み応えがあり、面白く読める。
著者がスポーツ新聞記者としては、誰かの伝書鳩にしか過ぎなかった時代から、落合を追いかけ、言動を漏らすことなく聞き考え、成長した記録でもある。
個人的には森野将彦、和田一浩、荒木雅博の章が好きだ。
電子書籍
素晴らしい
2022/03/17 18:29
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もり - この投稿者のレビュー一覧を見る
なぜ 語らないのか。
なぜ 俯いて歩くのか。
なぜ いつも独りなのか。
そしてなぜ 嫌われるのか――。
この一節に集約されるこの物語は、ひとりの偉人のマインドセットを示している。かっこいいと言うのは少し違うかもしれないが、少なくとも偉大である。とても素晴らしい。一読をおすすめする。
紙の本
監督
2022/03/01 07:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
中日ドラゴンズの監督であった落合博満さんの本だということで、早く読んでみたいと思っていました。監督という立場から選手一人ひとりをどういう風にに思っていたのかが分かり、おもしろかったです。
紙の本
面白いと思います
2022/02/20 21:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:直美 - この投稿者のレビュー一覧を見る
情報をあまり開示しないしファンに媚びるような様子もないせいか、当時の地元の報道では、アンチ的な報道が多くて評価の材料となるような報道がなかったため、読んていて面白かった。
紙の本
久しぶりに感動した
2022/02/05 21:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに感動した。落合さんはずっと好きだったし気になる方でした。読んで良かった。プロとはこういうことを言うんだな、天才は生きづらい。
紙の本
もうたくさんの方が読んでいるようですが
2021/10/27 21:56
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あっという間に、たくさんの方々がお読みになっているようですね。
とってもうれしいです。
長くドラゴンズファンをやっていますが、
この数年のていたらくには・・・。
楽しみは、ドアラのバク転だけ・・・。
あの栄光の落合さんの時代は・・・。
嫌われていたの?
大好きです。
紙の本
不思議な人の魅力
2023/02/26 16:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゅんべぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
毀誉褒貶の激しい、、、、というイメージの落合氏に迫る本。
なかなか本人が語らないので、真意に迫るには難しいと思うが、それでもかなり納得できる内容。
チームのためではない、自分のために野球をする、そんな「組織に背を向ける」やり方で日本一を勝ち取るのはなぜなのか。
組織と個のせめぎあいはどこにでもある。
だからこそ、野球を知らなくても魅力的に映るのかもしれない。