- 販売開始日: 2021/10/29
- 出版社: 東京創元社
- ISBN:978-4-488-02852-7
鬼哭洞事件
著者 太田忠司(著)
夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。彼は27年前に姿を消した母親と妹を、父に内密で捜しているという。手掛かりは写真一枚のみ...
鬼哭洞事件
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商品説明
夏の暑い盛りのある日、私立探偵・野上英太郎の事務所を佐方康之と名乗る依頼人が訪れた。彼は27年前に姿を消した母親と妹を、父に内密で捜しているという。手掛かりは写真一枚のみだが、野上は調査を引き受ける。しかし翌日、康之は死体となって発見された。彼の出身地・鳶笊村へ向かった野上と助手である中学二年生の少年・狩野俊介は、余命幾許もない康之の父が住まう、洞窟内に建てられた奇怪な屋敷を訪れた。そこで俊介は己と同じく推理の才を発揮する不思議な男と出会う――江戸時代から伝わる謎の神楽、佐方家の財産をめぐる確執、神楽のさなかに発生する殺人。少年探偵の成長を縦糸に本格の興趣を凝らす著者の代表作〈狩野俊介〉シリーズ誕生30周年を記念する待望の最新長編!
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11年ぶりの新作は期待以上の展開
2021/11/20 12:29
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投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
洞窟の中の建物に住む旧家、江戸時代から伝わる神楽に、二つの殺人事件。
本格らしい道具立てと謎解きが楽しい。
さらに、新しい名探偵が登場。俊介とは真逆の探偵像で、俊介は戸惑いながらも対峙し、謎解きに挑む。
そして、謎解きにより辛い思いをするが、そこを乗り越えていく俊介の姿が頼もしいし、この先の成長を見届けたくなる。