- 販売開始日: 2021/09/18
- 出版社: リットーミュージック
- レーベル: 立東舎
- ISBN:978-4-8456-3651-8
辻 真先のテレビアニメ道
著者 辻 真先
*この電子書籍は固定レイアウト方式で作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末での閲覧に適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用な...
辻 真先のテレビアニメ道
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商品説明
*この電子書籍は固定レイアウト方式で作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末での閲覧に適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能は使用できません。
*電子版『辻 真先のテレビアニメ道』には、『巨神ゴーグ』第1話シナリオは掲載されておりません。あらかじめご了承くださいませ。
脚本執筆歴60余年の巨匠が明かす
テレビアニメ名作群の誕生秘話!
『機動戦士ガンダム』の成功で、依頼できた憧れの巨匠・辻 真先さん。
一緒に組んで、間口の広さに驚かされた!! 安彦良和(『巨神ゴーグ』監督、マンガ家)
シリーズ構成などまだなかった時代に「第1話」の脚本を数多く執筆してきた辻 真先は、テレビアニメ作品誕生の鍵を握る重要人物です。そんな辻が本書では、『ジャングル大帝』から『巨神(ジャイアント)ゴーグ』まで21作品の「第1話」について、原作者や監督、プロデューサーとのやりとりも含めて回想。また『オバケのQ太郎』や『サイボーグ009』『おじゃまんが山田くん』などについても創作の裏話を開陳。日本のアニメがいかにして作られてきたのか、その秘密を明かします。
なお本書のカバーを飾るのは、手塚治虫が辻 真先のために描き下ろした『鉄腕アトム』第81話「夢みる機械の巻」の絵コンテ案です。映像化の際に採用されなかったため、世に出たことがない幻の絵コンテを初公開! また、『巨神ゴーグ』の監督/安彦良和から辻 真先に贈るメッセージも掲載しています。
そんな本書は現場の声があふれる臨場感あるテレビアニメ史でもあり、表現論や技術論といった側面も持ち合わせる貴重な1冊となっています。
日本初のテレビアニメ『鉄腕アトム』『エイトマン』からキャリアをスタートして60余年、常にアニメの現場で活躍してきた著者だからこそ語れる名作群の創作エピソードの数々。本書を一読してから鑑賞すれば、作品をより深く味わうことができるでしょう。
【CONTENTS】
CHAPTER1 テレビの原野からアニメの荒野へ
CHAPTER2 第1話専用脚本家として
CHAPTER3 アニメこぼれ話 あふれ話
CHAPTER4 アニメの昨日・今日・明日
まえがき 綿引勝美
『鉄腕アトム』「夢みる機械」の巻のために手塚治虫が描いた絵コンテ案
辻真先 思い出アルバム
スペシャルインタビュー 安彦良和
『巨神ゴーグ』で目の当たりにした、辻真先さんの間口の広さ
あとがきにかえて 綿引勝美
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辻真先さんというとってもすごい人
2022/03/31 16:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本で初となる連続テレビアニメ「鉄腕アトム」が放映されたのは昭和38年(1963年)1月1日。うっすらとそれを見た記憶があるのだが、その頃には我が家にもテレビがあったのだろうか。
10歳にも満たない子供はそこからどれほどテレビアニメを見たことだろう。
「エイトマン」「スーパージェッター」「宇宙少年ソラン」…、「鉄腕アトム」からわずか2年あまりでカラー版で「ジャングル大帝」が放映されるのだから、子供とはいえ、時間が足りない。
そんなテレビアニメ少年にとって、「辻真先」の名前は、それがどんな人なのか知らないまま、記憶に残った。
何故かといえば、その当時の多くのテレビアニメの脚本に「辻真先」の名前があったから。
この本は、働きはじめて58年という長きにわたってテレビアニメのシナリオを書き続けた辻真先さんが、書いた作品ごとにその当時の制作裏事情などを綴ったものだ。
目次に並んだテレビアニメのタイトルだけで目がくらみそうになる。
「ジャングル大帝」「ゲゲゲの鬼太郎」「もーれつア太郎」「タイガーマスク」「サザエさん」、まだまだあるが、辻さんはこれらの作品の第一話の脚本を担当したというからすごい。
ちなみに辻さんは1932年生まれというから、まちがいなくテレビの創成期、テレビアニメの制作にどっぷりと関わっている。
だから、あの当時のテレビアニメ少年にとって辻真先という人は、遠い親戚よりもうんと近い存在だったことは間違いない。