紙の本
ありえないような設定の中の、ありふれた動機と真実
2018/05/20 08:51
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『乱鴉の島』は有栖川有栖の火村シリーズの長篇。
乱鴉は「らんあ」と読み、「鴉」は、カラスのことです。
間違えられた孤島というおどろおどろしい舞台で、ペダンチックな会話が雰囲気を盛り上げます。
ありえないような設定の中の、ありふれた動機と真実。
これぞ本格ミステリ。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
というとなんか事件が起こりそうな……実際に殺人事件です。鴉の鳴き声が聞こえてきそうな不気味な感じのストーリーの展開。登場人物もクセの有る人たちばかり。しかし、有栖川有栖がいたら……と。
紙の本
ちょっと不気味
2016/06/26 13:21
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投稿者:りこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと不気味な雰囲気の作品
孤島でのミステリーで2人が大活躍、ミステリーを読んだ!という気持ちになりました!
電子書籍
孤島モノの火村とアリス
2016/05/04 20:05
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投稿者:えぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもの短編や長編とは違う雰囲気。火村が下宿先のばあちゃんに勧められてアリスと慰安旅行に出かけるという微笑ましい切欠から始まるが、だんだんと異様で不安な空気がいっぱいになります。妙に感情的なアリスとか、殺人の切欠になる同期がファンタジーに感じられてあまり感情移入はできませんが、火村の子ども扱いの上手さが分かるのは楽しい。
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犯罪心理学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。島を覆う死の気配。不可思議な連続殺人。孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、火村の精緻なロジックとアクロバティックな推理が迫る。本格ミステリの醍醐味溢れる力作長編。 (「BOOK」データベースより)
まずはタイトルが読めなかった(恥)。
鴉=「あ」なのね、それでもって鴉=「からす」なのね。
1つ賢くなった(笑)。
久々の火村シリーズの長編、それも孤島ものときては期待しないはずはなく、その期待が大きかっただけにあっさり終わっちゃった感が否めない。
相変わらず、有栖川氏の文章は滑らかで美しく、私にはすんなり入ってきます。
ただ、もっと「何か」がほしかったかなあ。
影に隠れた物語が散在してしまっていてもったいないっていうか、絞ったほうが読むほうも気持ちをもっていきやすかったんじゃないかなと、素人の意見。
純粋な愛情、その哀しみが少しでも癒えますように。
それから子供たちが元気に普通に大きくなりますように。
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孤島で起きる殺人事件を描いた作品。
有栖川氏と言えばアリスシリーズという話は以前から聞いていましたが、何故か一冊も読んだことはありませんでした。特に理由はないんですが。
たまたま図書館で見かけたのでこの作品を手に取りましたが、うーん、最初に借りるのを間違えたかなあという印象。自分はシリーズ物は出来れば最初から順を追って読みたいタイプなので、いずれ改めて順番通りに読んでいきたいと思います。シリーズ中に特に時系列が存在しないとしても、何となく気分が違うんですよね。
この作品単独の感想としては「おお、推理小説だなあ……」というストレートな呟きが一番に出てきました。
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火村シリーズ初の孤島ものだが、いわゆる孤島ミステリとは少し趣が異なる。これといって驚くようなトリックが登場しない代わりに、事件関係者の奇妙な秘密をからませて全体を斬新なミステリに仕上げている。時事ネタを元にした部分があるが決して色あせていない。
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火村&アリスシリーズ。
間違った島にたどり着き、人のいる別荘が一つあるのみ。隠遁した老詩人と彼を慕う数人は、あきらかに他者を歓迎しない訳ありそうな雰囲気。
と好きな要素が満載してるミステリなのに、何か物足りなかった。ポーの詩を知らないせいで、詩的な雰囲気が味わえなくて<単に自分が無学>その辺が惜しい感じなのかも。★3.5ぐらいかな。
猫がちらっと出てくるけれど、猫本ミステリとするには、ちょっと無理ー。
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孤島のミステリ。安定感があり、ミステリ好きとして楽しく読めました。二人の子どもの設定を深読みしすぎて、あ、そんなもん?と思ってしまったけど、現実的に見たらまあその辺りですよね。
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初っ端からバカやるアリスかわええ。手袋の中指を噛んで脱ぐ火村かっこい。
動機は、納得できるできないおいといて、切ない。
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孤島もの。せっかっくの孤島ものなのに。
話を無理やり奇怪な方へ
持っていこうとする努力が透けすぎて鼻につく。
作者に対してアンタがわざわざ島にその名前つけたんでしょ!
ムチャな容姿設定したんだろ!
と
突っ込んでしまう。
それでも
するすると読めるのは作者の力量のおかげ。
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2010/1/30 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2017/6/2〜6/9
1年半ぶりの有栖川作品は、火村&有栖川シリーズの長編で七年ものの積読本。いわゆる、孤島もの、である。Who and why did it?系の内容で実に切ない。中心にはクローンがあることは早々に提示されるのであるが、そうだったのか。結論がわかってしまうと実に明快にヒントが散りばめられていたんだなぁ。やられました。
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火村先生が、屍鬼の尾崎先生と、かぶって仕方なかった。今回は孤島という私が好きな設定で、火村先生も好きだから面白かった。ほかのも機会あったら読む。
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下宿のばあちゃんからの勧めで三重の小島に骨休めに来た火村とアリス。
ところが船頭さんの勘違いで違う島へ連れてこられた。
その名も黒根島:通称「烏島」
そこに集うのは孤高の詩人:海老沢俊と彼の崇拝者たち。その一人であるドクター藤井はクローン研究の権威であり、彼の技術を求めて時の人:初芝真路=ミダス・ジャパン社長がヘリコプターで島へ乱入。
烏が乱れ飛ぶ孤島、遺体、秘密の集いと本格ミステリーの材料をふんだんに散りばめて、火村とアリスの推理は進行する。
じっくり読もうとしていたのに、おもしろくてすいすい読んでしまった・・・!
2時間ドラマで映えそうな感じですね。いかがですか!
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有栖川有栖のクローズドサークルものの長編小説。
昨日今日続きが気になって、睡眠時間削って読破しました。
死体描写がかなりグロい。想像するとぞくっとくる。
こんな死に方は嫌だなぁ…