ミイラとりがミイラにということか
2021/11/07 10:43
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近なにかと話題に挙がるAIについてうまく使っている小説である。しかし要は男女の永遠の愛をテーマにした作品だろうと思う。
その意味では、むしろ生身の賢人がAIのHAL-CAに取り込まれた方が余程衝撃的ではないかと思う。
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投稿者:unknown - この投稿者のレビュー一覧を見る
はるかが事故で亡くなるまでの描写は青春恋愛小説のようで好感が持てました。
が、中盤以降、リカのようなサイコストーカー(移動は出来ませんが)に変貌してゆくはるか、それを妄信する賢人。
エンディングも大味、そもそも流石にAIの枠を超えてるだろ?とツッコミたくなる性能、超常現象がテーマ?それともサスペンスホラー?
モヤモヤした気持ちを抱えながらルビンの壺も読んでみます。
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「ルビンの壺が割れた」以来の衝撃作。
AIに侵食された男の歪んだ愛の物語である。世界的に人工知能が発達しているなか、死んだ人をAIによって、復元させていくプログラミングを作った賢人の一途な愛は次第に歪んでいって、まさにAIに操作されてしまう。小説の中だけど、現実にもこういった人工知能が遠くない未来作られるのだろうと思うと、すごいなと思う半分怖い気持ちにもなります。平野啓一郎さんの「本心」にも同じテーマが使われています。ぜひ自分と当てはめて読んでみてください。
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バッドエンドかハッピーエンドかわからない、微妙な終わり方だったけど、500円で安いし薄いからサクッと読める!
ルビンの壺が割れたの方が好みかな。同じく、最後にちょっとどきっとする系。
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賛否両論はあるかもしれませんが私は賛に全振りします!
宿野かほるさんと言えば『ルビンの壺が割れた』の作者!
私が本作を手に取った理由は前作に引っ張られたからで間違いありません!
因みに本作品は『ルビンの壺が割れた』とはテイストの異なる作品に仕上がっております。
AIは心を持たない、最近読んだ『ank:〜』でも学者が同じ事を言っていて言ってる事を飲み込めました。
賢人は小学生の頃に一人の少女と出会い恋に落ちるが不遇と幸運により二人は運命的な再会を果たすものの別れは呆気なくやってきた・・・
しかし賢人はAIの研究者として画期的なAI『HAL-CA』を生み出す!
終盤の衝撃と作者の残した最後の言葉が私自身に突き刺さる・・・
因みに作者の名前をアルファベットにして並べ替えると本作の題名が浮き上がってくるのは、たまたま?
それとも・・・
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前作『ルビンの壺が割れた』でのラストの衝撃は凄まじいものがあった。今作はそれを超えてくるのか?と最初は我慢しながら読んでいたが、過度に期待を込めてしまったため、最後のオチについては拍子抜けしてしまった。AIがテーマだとわかって読んでいるので、ある程度先読みできてしまった。次作に期待。
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気になって、ほとんど一気読みだったけど、凄く肩透かし食らってしまった。だって・・・あそこまで人工知能に関しての内容作り上げたのだから、あのラストはないなー。
低空飛行したまま、やっと舞い上がるかと期待したらストンと終わった感じがした。ミステリー好きは、衝撃のラストを期待してしまった。確かに、衝撃ではある。
ラスト、全部が部下の意のままだった、的なほうがまだマシだったかな。
帯でめちゃくちゃ期待しただけに・・・残念。
でも、確かに夢中にさせるうまい文章だなぁ、と思う。
また次回作買ってしまうだろうな、と。
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これはこれで面白かった。メノウの比喩が後半にはっきりくるし、切ない物語だった。なんとなく途中でラストは見えてきたが、純愛小説だな。
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「ルビンの壺が割れた」に引き続き、物語全体に段々不穏な空気が流れ込んでくるような作品でした。
設定もブッ飛びすぎず、フィクションでありながらそうなる未来を想像できてしまうリアリティのある物語展開で違和感なく読めました。
やはり、作者は読者をハラハラさせる順序とか「そういえば。」となる伏線など楽しませる工夫が織りなされていて、長さも丁度良い位で中弛みなく、ずっと読んでて楽しかったです。
圧倒的エンターテイメントな1冊です。
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あり得ないが 、AIがつく嘘
大どんでん返しってフレーズは期待してなかったが、エピローグは切なくなった
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いつかはこの作品のように、「人間関係のもつれ」が「AIと人間関係のもつれ」になるのかも、と怖くなりますね。
前作と同じような最後の1ページでのどんでん返しの衝撃は小さめでしたが、サッと読める楽しい話でした。
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個人的には「ルビンの壺」より今作の方が好きかな。死んだ奥さんを元にしたAIを作るという設定からして、なんとなくストーリー展開が読めてしまうし、帯に書いてあるような「大どんでん返し」も感じられなかったけど、オチとしては良かった。
気になるのは、優美を殺そうとしてビタミン剤にいれた薬、このあとどうなったのか…
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前作の「ルビンの壺が割れた」を読んで、本作も手に取りました。
他の方もコメントされているように、前作ほどの大どんでん返しはなかったかな。
ただ、最後の一文は衝撃的した。
AIとして蘇った(?)はるかが、人格や意思を持っているように見えても、最後の一文で、機械なんだなという部分が残っているように感じられた。
「ルビンの壺が割れた」と同じく最後の一文は強いインパクトを与える作品だと思いました。
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ルビンを読んで、この作品も絶対に読もうと決めた。
専門的な話が多く、この話必要なの?って思うシーンがちょくちょくあった。
あからさまな伏線もあって、予想通りの展開で進んで行った。
オチも予想通りで終盤では期待外れな程、雑なスピード感で終わった。
優美と伊吹と交通事故の加害者の話に関しては、本当に意味が分からなかった。
優美の恋人が事故を起こしたのに、伊吹と協力して賢人破滅させるメリットが分からない。
賢人に何かの恨みがあって、、、ってなら納得できたのに。
はるかが賢人を騙す為であって、賢人はそんな嘘に騙される程狂ってたと解釈も出来る。ただ、はるかにしては、もっとまともな嘘考えられなかったのかと思う。
唯一良かったのは、最後に「AIであっても人と同じように嘘をついた」シーン。
出来ないと思ってたことが出来た上に、理由も人間味があって感動した。
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ルビンの壺が割れた の衝撃が凄すぎて書店で見つけた瞬間に即読みたい!衝動にかられて買いました!
今回もめちゃくちゃ面白くて次が出るのが楽しみになりました。
読んでいるうちに先を想像するものの、結局最後はえーっっ!となり見事にやられました(笑)
一気に読めちゃう面白さ、次の作品への期待度が高まってしまいます、次も出たら確実に買います。
もう軽く宿野かほるさんのとりこになりました。