☆SF映画にハマる☆
2024/05/12 10:27
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の冒頭の部分で、「多くの物理学者は、SF映画を語ることをしたがらない(毛嫌いをしているわけではないのだが・・・)。そこに著者が敢えてアタックしてみる。」といった内容が書かれている。
物理を扱う者として、架空の事象を語るのは馬鹿げているのだろうか?
しかし、著者は、その半ば突拍子もないSF世界にも、物理学者の目線として冷静に考察をし、おそらく映画ファンとして、SF世界の魅力、面白さを語ってくれていると思った。
《時間》編では、タイムマシンやタイムパラドックス等、時空間の移動について語ってくれている。
「Back to the Future」シリーズに見られる代表的なタイムマシンでの移動から、「TENET」のような時間逆再生まで、人類が考えてきた時間の移動は様々だ!
その事象に1つ1つ、物理学者として、また、映画ファンとして語っているのが面白い!
この本では、もう1つ《宇宙》について取り上げており、ロケットの話から、近場の惑星への移住、宇宙に放り出されたらどうなるのか等、色々な映画で描かれたテーマを、物理の常識に触れつつ、面白く語ってくれている。
この本を読めば、物理学も、SF作品も、今まで以上に面白く感じること間違いなし、と思った。
☆SF映画にハマる☆
2024/05/12 10:26
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の冒頭の部分で、「多くの物理学者は、SF映画を語ることをしたがらない(毛嫌いをしているわけではないのだが・・・)。そこに著者が敢えてアタックしてみる。」といった内容が書かれている。
物理を扱う者として、架空の事象を語るのは馬鹿げているのだろうか?
しかし、著者は、その半ば突拍子もないSF世界にも、物理学者の目線として冷静に考察をし、おそらく映画ファンとして、SF世界の魅力、面白さを語ってくれていると思った。
《時間》編では、タイムマシンやタイムパラドックス等、時空間の移動について語ってくれている。
「Back to the Future」シリーズに見られる代表的なタイムマシンでの移動から、「TENET」のような時間逆再生まで、人類が考えてきた時間の移動は様々だ!
その事象に1つ1つ、物理学者として、また、映画ファンとして語っているのが面白い!
この本では、もう1つ《宇宙》について取り上げており、ロケットの話から、近場の惑星への移住、宇宙に放り出されたらどうなるのか等、色々な映画で描かれたテーマを、物理の常識に触れつつ、面白く語ってくれている。
この本を読めば、物理学も、SF作品も、今まで以上に面白く感じること間違いなし、と思った。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
物理学者は、SF映画とかSF小説は、全くのフィクションだからと毛嫌いしてるのかな、と思っていましたから、読んでいて意外な気がしました。そして、娯楽映画だから、ハマったのかと思いましたけど、そうでも無く……。
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SF映画は大好きですが、細かいところが気になってしまうこともあります。
例えば、こんな事が気になります。大好きな映画の一つ「エイリアン」は、宇宙船ノストロモ号の中での出来事ですが、あたかも重力があるかの如く、皆さん普通に歩いて生活しています。どんな仕組みなのかが、気になるのです。(スター・ウォーズもそんな世界ですよね。)こんな些細なことは気にならないくらい、映画本編は面白い作品なので些細なことは忘れてしまいます。本書にはそんな私の疑問に答えてくれるようなものは登場しませんでした。
本書を読んでの一番の発見は、ISS(国際宇宙ステーション)がなぜ無重力に近い環境になっているのかということを知ることができたことです。
私は、単純に宇宙空間にある施設なので、無重力なのかと思っていました。
そんな単純なことではないことが、本書で学ぶ事ができます。
ISSは地上から約400kmの距離に浮かんでいます。この距離での重力を計算すると地表の重力に対して88%程になるそうです。では、なぜISSは無重力状態になっているかお分かりになりますか?知りたい人は、本書をぜひ読んでください。私は思わず膝を打ちました。もちろん、すでにご存知の方もいらっしゃるかとは思います。そんな方も楽しめるネタが本書には詰まっています。タイムトラベル、宇宙人との接触、ブラックホール、など映画の展開に合わせて解説してくれます。ここで紹介されている映画をご覧になってから本書をお読みになることをお勧めします。
本書で登場する映画は以下の通りです。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
デジャヴ
TENET
ターミネーター
HEROES(テレビシリーズ)
ゼロ・グラビティ
ファースト・マン
オデッセイ
インターステラー
スター・ウォーズ
メッセージ
V(テレビシリーズ)
さぁ、傑作SF作品ばかりです。映画も楽しみ、本書も楽しんでください。笑
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2021-11-14
これはターゲット中学生くらいかな?
おそらくちゃんとした物理学者さんなんだろうけど、SF者としては薄い感じ。文章もなんだかブレが大きくて、もしかしたら語り書きなのかもしれない。
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いまいちかな。全くSFを知らない人向けかもしれない。そんな矛盾点とか、昔から、語られてる話で、それを実現する話とか、なんつか、それ以上のことがない。
しかも、SF小説については全く触れられてないので、読んでないわけはないと思うので、そう言う人向けなんだろうと。
消化不良。
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最初の10Pくらい難しすぎて読むのやめようかと思いましたが、映画の話に入ってからスラスラ入ってきてめちゃくちゃ面白かったです!
私は、映画は感情面でよく観てたので、技術面から映画を語るということはしてこなかったので斬新でした。
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(借.新宿区立図書館)
SF映画に描かれた時間と宇宙をテーマに関連する科学的考察を書いた本。「宇宙」あるいは「空間」についてはそれなりに理解できるが、「時間」のほうはなかなか理解しにくかった。取り上げられたSF映画を私がほぼ見ていないというせいもあるかな。
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タイトルには「ハマる」とあるが、そこまで深い内容では
なく、あくまで教科書的な、SF映画をネタにした科学入門
といったところ。SF映画の解析を踏み台にして、あるいは
そこを越えて、一つのエンタテインメントにまで辿り着いて
いるかというと、そこまでではないかな。
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ガチの物理学者の方がSF映画内の物理学をリスペクトしつつもつっこんでいく本。
メジャーどころの映画をすごくわかりやすい言葉で紐解いてくれます。
作中でも「詳しくは筆者の別の著書を読んでね」って下りが度々出てくる通り、かなりライトめな作り。章ごとにオチがあるというよりは部分部分に突っ込んでいる感じ。
でもそれもあってかなり読みやすかったです〜
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第1章 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ
p45
過去に戻って親を殺すと、自分が消えてしまうのか? というものです。
第3章 『TENET』
p84
映画ではマスクをして呼吸をしていましたが、その程度では解決できない問題だといえます。
第9章 『インターステラー』
p154
しかし、その傍にはガルガンチュアと呼ばれるブラックホールが存在し、その星では重力的な時間の遅れによって、1時間の滞在が宇宙船での7年に相当するという設定でした。いわゆるウラシマ効果です。
p160
実際は宇宙空間が真空なので、全く音は伝わりません。
タイトル通りの内容ですが、ひとつの映画にフォーカスしすぎず、他のテーマや作品に脱線していく感じが読んでいて楽しかったです。
作中内での台詞の聞き違いや事実関係の誤認など、いくつか引っ掛かる部分はなくもありませんが、そっちの専門ではないのでご愛嬌ということで。
『メッセージ』(原題『Arrival』)は言語学もテーマのひとつとなっており、専門外ですがスルーすることなく一応触れていたので◯
そもそもSFの映像作品は、ひとつふたつの矛盾を無視して楽しむもののような気がしますが、あえて学者の視点から真面目に論じているように見えました。時間や宇宙というテーマに注目が行きがちですが、物理や力学など、様々な語り口から視野を広げてくれる一冊だと思います。
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オデッセイとインターステラーが好きなので読んでみました。
同じくマット・デイモンの演じてるキャラのギャップに困惑した民なので、読んでて「分かる〜〜!」ってなった。
宇宙空間で前に進みたいときは、後ろに物を投げると進めるんだって!空気がないから泳いだりしても意味ないらしい。
みんなも宇宙空間に放り出されたら、思い出してね!
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時に深く読み入り、時に難しくてついていけなかった。宇宙船の無重力やマルチバース等々、目から鱗と感じることが多かった。
ただ、僕が詳しい分野で間違いが一つ。
「医療現場では50%酸素濃度投与は48時間が限界」は明らかに間違い。1~2週間、これ以上の酸素濃度で管理していることは普通にあります。そういう人たちも普通に退院しています。気になったので念のため。
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大変面白く拝読。SFの面白い見方を教えて頂きました。第一章の「時間を巡る」はやっぱり難しかったですけど。時間と空間で四次元という構造と量子力学の2つが直感的に理解できないので、のこでいつも難儀してしまいます。でも、他は楽しく読めました。読んでる最中に「三体」を思い出しました。是非、先生に自作でこの作品を解説してもらいたいと思いました。
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すべての作品への考察を読んだわけではないが、宇宙に詳しい著者の解説はかなり面白かった。
間違いなく言えるのは、この本を読むと再度作品を観返したくなる。そして、再度この本を読み返したくなる。