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憂行日記
ファーブルに憧れて自然豊かな松本高校に入学早々、日本は敗戦。社会の価値観は混乱し、家業の医者になることを期待される中、少年に文学への熱い思いが芽生えていく。登山、昆虫採集...
商品説明
ファーブルに憧れて自然豊かな松本高校に入学早々、日本は敗戦。社会の価値観は混乱し、家業の医者になることを期待される中、少年に文学への熱い思いが芽生えていく。登山、昆虫採集、卓球部、猛勉強、友との語らい――北杜夫18歳の息遣いを伝える稀有な日記。父・斎藤茂吉の作品に触発された多数の詩歌、自筆スケッチも収録。
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面白かったです
2022/03/14 11:48
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投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
どくとるマンボウこと小説家北杜夫氏の若き頃の日記です。終戦直前の昭和20年6月ごろから旧制高校卒業間近の22年12月ごろまでが綴られています。エッセイ「どくとるマンボウ青春期」にて、日記を読み返した40代の著者があまりの青臭さい内容に耐えきれず、燃やしてしまったという曰く付きの日記です。やはり残っていたのですね。半世紀以上たって日の目を見るというのはファンにはうれしいことですが、泉下のマンボウ先生は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にされているかもしれません。